暮らし

やる気が出ない原因9つ|私生活でできる対処法やしてはいけないことも紹介

やる気が出ない原因勉強仕事

2022/01/29

やらなければいけないとわかっていても、やる気が出ないことに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

この記事ではやる気が出ない原因や対処法などについて解説しています。自分に合った対処法を見つけて、モチベーションをアップさせましょう。

目次[ 表示 ]

やる気が出ないのはどうして?

「もっと頑張らなければいけないのにやる気が出ない」「やらなければいけないことは理解しているけれど、どうしてもやる気が出ない」とお悩みの方は少なくないでしょう。

どんなにエネルギッシュかつ優秀で、常に完璧に思える人であっても、人生の中で時にはエネルギー切れを起こして、やる気を失ってしまうことがあるといえます。

この記事では「やる気が出ない」と悩んでいる方のために、その原因や対処法などを紹介していきます。また、やる気が出ない時にやってはいけないことについても解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。

やる気が出ない原因9つ

心のエネルギーがなくなったと感じた時には、まずはその原因を見つけることが大切です。早いうちにやる気が出ない原因を自覚することができれば、その分早く、自分に合った対処法などが見つけやすくなるでしょう。

では、具体的にどのようなものが原因となって、人のやる気を失わせるのでしょうか。以下では、やる気が出ない主な原因を9つ紹介していきます。

  • 日々の生活に退屈している
  • 疲れが溜まっている
  • 生活習慣が乱れている
  • 人間関係や仕事環境に問題がある
  • 生理がきている
  • 大なり小なり悩みやストレスがある
  • 仕事への興味ややりがいがない
  • 仕事の結果に対する報酬や評価が低い
  • 妊娠をしている

1:日々の生活に退屈している

来る日も来る日も同じような変化のない生活を送ることに、無意識のうちに不満やストレスを感じる人もいます。

ふだんは平凡な毎日を過ごせることを幸せに感じる人であっても、たとえば長期にわたって職場と自宅の往復だけの生活をしていれば、最初の頃のエネルギッシュさやモチベーションが低減してしまうでしょう。

単純作業のような仕事が続いたり、プライベートでもまったく変化のない日々を過ごしたりしていると、退屈さを感じ、やる気が出ない状態になる可能性があります。

2:疲れが溜まっている

モチベーションが高く、もともとやる気に満ち溢れた人であっても、疲れが原因でや出なくなってしまうことも少なくありません。

特に、普段からテキパキと仕事や家事などをこなす人は他人から頼られやすく、また自分から進んで難しいプロジェクトに手を挙げたり、人の何倍もの仕事量をこなしたりする場合があるため、体が疲れやすくなることがあります。

忙しさゆえに体力が低下すれば、おのずと心もストレスを感じるようになり、心身ともに疲労が蓄積してしまうでしょう。

3:生活習慣が乱れている

生活習慣が乱れていることも、やる気が出ない原因のひとつです。

不規則な生活をしていると、生活に張り合いが生まれなくなり、疲労をうまく回復できない場合があるため、おのずとモチベーションが下がってしまうでしょう。

必ずしもそうとは限りませんが、たとえば一人暮らしが長くて家族に注意される機会がなく、在宅勤務など出勤する必要のない人の中には、生活習慣が乱れて徐々にやる気が出にくくなってしまうこともあります。

4:人間関係や仕事環境に問題がある

職場にせよ家庭内にせよ、人間関係に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。特に職場での場合、ストレスの溜まりやすい労働環境で仕事をせざるを得ず、心身のストレスが溜まった結果、やる気が出なくなってしまうケースもあります。

また、上司や先輩・後輩、同僚や顧客などと性格が合わなかったりハラスメントをうけたりすると、エネルギッシュな人でもやる気が出ない状態になってしまいかねません。

5:生理がきている

生理がきている時、あるいは生理がくる直前に気分が落ち込むことを「月経前症候群(PMS)」といいます。

生理がおわった後は心も体も元気になり、「なんであんなに落ち込んでいたのだろう」と自分でも自分が理解できないほど、PMSの症状がひどく出る人もいます。

「なんだかやる気が出ない」と感じる時に、生理直前あるいは生理中であることが多い人は、PMSの可能性があるでしょう。

 

6:大なり小なり悩みやストレスがある

人生にストレスはつきもので、多くの方が何かしら日常生活で大なり小なりストレスを感じているといえます。

大きなストレスならば、たちまちモチベーションがなくなってしまうでしょう。他方で、小さなストレスであってもそれが蓄積したり複合的なストレスだったりすると、いつの間にか心と体が疲れ切ってしまい、やる気が出ない状態に陥る可能性があります。

7:仕事への興味ややりがいがない

たとえ、自分の好きな仕事や天職と思える仕事に就いている人であっても、時には悩んだりやる気が出ない状態になったりします。

そもそも仕事に対して興味や関心がなく、「自分にはこの仕事は向いていない」「早く転職して別の業種で働きたい」と考えている人ならば、なおさらそうでしょう。

仕事をしていてストレスが溜まるだけで、「楽しい」「上司や先輩、顧客に褒められて嬉しい」とポジティブな感情を抱くことがなければ、やる気が出ない状態につながります。

8:仕事の結果に対する報酬や評価が低い

仕事そのものは楽しく、充実していると感じていたとしても、自分が頑張った努力や成果に正当な報酬や評価がなければ、やる気が出ない原因になるでしょう。

たとえばどんなに頑張って顧客を獲得しても給料にまったくそれが反映されず出世もできなかったり、上司に手柄がわたったりすると、仕事が楽しかったとしても、モチベーション低下につながります。

9:妊娠をしている

やる気が出ない原因の可能性のひとつとして挙げられるのが、妊娠です。普段は心身ともに健康な女性であっても、妊娠すると不安や恐怖、モヤモヤ感などネガティブな感情に支配される時もあります。

また妊娠中の女性は傷つきやすく、心が不安定になることもあるため、仕事や家事など何事に対してもやる気が出ない状態になるのも致し方ないといえるでしょう。

やる気が出ない時の心理

人によって職場や家庭環境、人間関係は異なるでしょう。しかし、生活環境やバックグラウンドが違ったとしても、やる気が出ない時には似たような心理状態になることもあります。

では、その心理状態とは具体的にどのようなものなのでしょうか。以下では、やる気が出ない時の心理を紹介していきます。

  • プレッシャーにさらされている
  • やることの整理ができていない

プレッシャーにさらされている

たとえば、仕事に対して強い情熱とやりがいを感じていて、責任ある重大な役割やプロジェクトを任されると、プレッシャーにさらされてストレスを感じているにもかかわらず、頑張りすぎていわゆる「燃え尽き症候群」になってしまうこともあります。

真面目な人ほど「もっと頑張らなければ」と自分を追い詰めてしまい、プレッシャーをうまくかわす方法を知らない傾向があるため、途中でエネルギーが尽きてやる気が出ない状態になる場合があるでしょう。

やることの整理ができていない

たとえば、「今日は大掃除をしよう」「手をつけていなかった仕事や勉強を始めよう」と思ったとしても、具体的に何から始めればよいのかわからず混乱してしまい、そのストレスでやる気が出ない人も珍しくありません。

とりわけ、エネルギーや時間を必要とする大きなタスクにいきなり手をつけようとすると、何をどうすればよいかわからず、余計にやる気をなくすでしょう。

このような状態に陥らないように、「やることリスト」などをメモに書き、具体的に何をするべきか、どの順番ならば混乱せずに効率的にできるのかを考えることが必要です。

やる気が出ない時の切り替え方法4つ

いつもは楽しく何事にも取り組めるものの、急に「今日はやる気が出ない」と感じることもあるでしょう。長い人生の中で、常に高いモチベーションを維持し続けるのは難しいことといえます。

しかし、やる気が出ない状態が長続きするようでは、公私にマイナスの影響が出てしまいかねません。

では、どうすればよいのでしょうか。ここからは、やる気が出ない時に試したい気持ちの切り替え方を紹介していきます。

  • 何もせずにゆっくりする
  • 軽い運動を始めてみる
  • 普段と違う自然環境に行ってみる
  • 心身がリラックスできることをする

1:何もせずにゆっくりする

普段から仕事や家事、勉強などで忙しく過ごしている人は、自分でも気づかないうちに心と体にストレスが蓄積している可能性があります。

常に全力で走り続けると途中で疲れてしまうため、「今日はあまりやる気が出ない」と感じたならば、思い切って休みましょう。

寝て過ごすもよし、好きなものを思い切り食べるのもよしです。仕事や家事などを何もしない日を一日でも設けることができれば、失ったやる気も回復しやすくなるでしょう。

2:軽い運動を始めてみる

デスクワークの仕事をしているなど、あまり普段から体を動かす習慣がない場合は、軽い運動を始めてみるとストレスの発散につながります。

運動が苦手な人であっても、自分にとって「楽しい」「心地よい」と思える運動をすれば問題ありません。たとえば自転車に乗ったり、ウォーキングをしたりするとよいでしょう。

ただし、運動が不得意な人がいきなりマラソンやジョギングを始めると、逆にそれがストレスとなってやる気が出なくなることもあるため、自分にあった運動を見つけることが大切です。

3:普段と違う自然環境に行ってみる

いつも同じ場所にずっといると、気持ちに「飽き」が生じてしまうでしょう。そのことが無意識のうちにストレスとなって、やる気がで出ない原因になることもあります。

ストレスややる気が出ないと感じたならば、帰り道を少し変えて緑の多い景色のきれいな公園などに寄り道をしてみたり、いつも頑張っている自分への「ご褒美」として自然の美しさを堪能できる場所に旅行をしてみたりするとよいでしょう。

特に、都市部で働いている人や家事で家にいる時間が長い人は、いつもと違う自然環境に行ってみることが、気持ちのリフレッシュにつながります。

4:心身がリラックスできることをする

心と体がプレッシャーや緊張にさらされることが多いと、ストレスが原因でやる気が出にくくなってしまいます。

完全にやる気を失ってしまう前に、早めの段階で心と体を日常の疲れやストレスから解き放ち、リフレッシュさせましょう。

心身をリラックスさせる方法は、人によって異なります。運動をするのがよい人もいれば、一日中何もせずに寝ることが心身のリラックスになる人もいます。

自分にあったリラックス法を見つけて、心と体をいたわりましょう。

仕事でやる気が出ない時の対処法8つ

「締め切りが迫っているのに、どうしてもやる気になれない」「最近仕事に対するモチベーションが低下してきた」などと感じて、悩んでいる方もいることでしょう。

その状態を放置しておくと仕事でミスをしたり、上司や先輩に注意されたりと、職場での評価が低くなってしまいかねません。

ここからは、仕事でやる気が出ない時におすすめしたい対処法を解説していきます。

  • 働いている環境を変化させてみる
  • とりあえず何かをしてみる
  • 公私を割り切って充実させてみる
  • 休む時間を確保する
  • 家事や仕事の仕方を変えてみる
  • ゲーム感覚で仕事の目標を決める
  • 自分なりの楽しみを見つける
  • 一時的にでも問題から距離をとる

1:働いている環境を変化させてみる

どう頑張ってみても今の仕事や職場に違和感を覚えてしまい、「自分はこの仕事や会社に向いていない」と強く感じるのならば、働いている環境を変えてみるのもひとつの方法でしょう。

たとえば、営業の仕事が自分に向いていないと思ったのならば、上司に相談をしたり異動届をしたりして別の部署に配置してもらうという手段もあります。

また、どうしても仕事に対してやる気が出ない時は、思い切って転職をするという方法もあります。念入りに転職活動を行い、自分の価値観や生活スタイルに合った労働環境に変えることによって、状態が改善するでしょう。

2:とりあえず何かをしてみる

少しだけ「やる気が出ない」と感じる程度ならば、とりあえず何かをやってみてはいかがでしょうか。何かをすることで徐々にやる気が出てきて、結果的に一番しなければならないことに取り掛かりやすくなります。

たとえば、いきなり大きな仕事をしようとするのではなく、小さなタスクから取り掛かってみれば、段々とやる気が出てきて、そのタスクの積み重ねが大きな成果を生むこともあるでしょう。

3:公私を割り切って充実させてみる

仕事にあまり楽しみややりがいを感じられないものの、転職するほどストレスが溜まっているわけではない場合は、仕事とプライベートを完全に切り分けてみましょう。

「仕事は仕事、プライベートはプライベート」という考えと行動を実践することで、仕事の疲れやストレスを私生活に持ち帰らずにすみます。

また、プライベートを充実させることができれば、生活に張り合いが生まれて「もっと仕事も頑張ろう」と思えるようになるでしょう。

4:休む時間を確保する

朝から晩まで働き詰めだと、どんなに心と体が強い人であっても、疲労の蓄積につながります。仕事でやる気が出ないと感じたならば、適宜休憩時間を設けましょう。

少しだけコーヒーブレイクをするなど、自分なりの休憩時間を確保できれば、仕事もはかどりやすくなります。

5:家事や仕事の仕方を変えてみる

家事も仕事もすべて自分でしていると、本来ならば負わなくてよい責任を負ったり、ストレスを強く感じたりします。

その結果やる気が出ないようになったのならば、家事や仕事に対する考え方や向き合い方を考え直してみましょう。

たとえば、家事や仕事をすべて一人で抱え込んでいるのならば、同僚や家族に役割分担をしてもらうのがおすすめです。誰かの協力や助けを得ることで、心身にかかるプレッシャーから解放されるでしょう。

6:ゲーム感覚で仕事の目標を決める

仕事に対してやる気が出ない時には、大きな目標を達成するために必要な小さなタスクをいくつかリストアップしてみてください。

ひとつのタスクをクリアしたら自分にちょっとしたご褒美をあげるなど、ゲーム感覚で楽しみながら仕事に取り組むと、徐々に仕事をするのが楽しくなってくる可能性があります。

7:自分なりの楽しみを見つける

仕事そのものに楽しみを見出すことができずとも、職場から家に帰る途中でお気に入りのカフェに行ったり、景色のよい場所を一駅分歩いたりするなど、それなりの楽しみを見つけることは可能です。

小さな楽しみであっても、それがあればモチベーションの低下を防ぎやすくなるでしょう。

8:一時的にでも問題から距離をとる

あれこれと対処法を試してみても状態が改善しない時は、一時的でもよいので、自分にストレスやプレッシャーを与える問題から少し距離をとってみてはいかがでしょうか。

たとえば、職場での問題でストレスを感じやる気が出ないのならば、有給休暇を取ってみるという方法があります。

また、上司や先輩に相談して、参加している職場のプロジェクトから外してもらうというのも一案でしょう。

やる気が出ない人の特徴3つ

同じ環境で生活をしていても、モチベーションを高く維持できる人もいれば、すぐに挫折してしまう人もいます。

両者の何が違うのでしょうか。以下では、やる気が出ない人によく見られる特徴を紹介していきます。

  • 趣味や目標を持っていない
  • 自信が持てない
  • 完璧を求め過ぎている

1:趣味や目標を持っていない

趣味がないと、心の安らぎや楽しさを感じる機会が少なくなります。また、プライベートでも仕事でも、何も目標をもっていない人は、ただ目の前にあるタスクを淡々とこなすだけの生活になりやすく、やる気が出にくくなるでしょう。

2:自信が持てない

人に否定や批判されることが多かったり、ネガティブ思考だったりする人は、自己肯定感の低さから自分を信じることが難しいでしょう。

「どうせ自分なんて」と最初からマイナスのことばかり考える傾向があり、せっかくのチャンスがあっても逃げてしまい、自分のことを責めてしまいがちです。

3:完璧を求め過ぎている

「完璧でなければ気が済まない」という完璧主義者も注意が必要でしょう。何事も全力で取り組むのは素晴らしい事といえますが、完璧主義者になってしまうと心身ともにストレスとプレッシャーにさらされ、自分でも気づかないうちに自分を追い込んでしまいがちです。

やる気が出ない時にしてはいけないこと

生きていれば、「なんだか今日はやる気が出ない」「休みたい」と感じることもあるでしょう。常に全力でいられる人は決して多くありません。

ここからは、やる気が出ない時に避けるべきことを解説していきます。

  • できないからと自分を責める
  • 周りの人たちと自分を比べる

できないからと自分を責める

真面目で責任感が強い人にありがちなことですが、やる気が出ず思うように仕事や家事などができなかった時に、自分を責めてしまう人がいます。

しかし、自分を責めれば責めるほどストレスは溜まり、モチベーションは低下するでしょう。

周りの人たちと自分を比べる

自己肯定感が低い人によく見られるケースですが、やる気が出ない時にマイナス思考に陥り、優秀に見える周囲の人たちと自分を比べると、落ち込みやすくなります。

「自分は自分、他人は他人」と割り切り、他人軸ではなく自分軸で物事を捉えられるようになれば、このようなマイナス思考を克服できるでしょう。

やる気が出ない時の対処法

具体的にどのようなことをすれば、やる気が出るのでしょうか。自分なりにモチベーションアップの方法を試してみたものの、結局無駄だったと思い悩んでいる方もいることでしょう。

そこで以下では、やる気が出ない時の対処法を紹介していきます。

  • 無理をしない
  • 規則正しい生活をする

無理をしない

やる気が出ないのは、心身ともに疲れ切っている可能性があります。このような状態で「頑張らなければ」と自分を追い込むような思考をして、無理をして仕事や家事をすると、余計に悪い状態になってしまいやすいでしょう。

やる気が出ないと感じた時は、心と体からの「休みなさい」というサインだと受け取り、たまには休息をとりましょう。

規則正しい生活をする

不規則な生活をしていると、心身ともにマイナスの影響が出やすいと言われています。反対に、規則正しい生活をしていれば気力も体力も回復するでしょう。

やる気が出ないとお悩みならば、普段の生活スタイルを見直してみるのもよいでしょう。

やる気が出ない時の原因を知り上手に対処しよう

今回はやる気が出ない原因や対処法などについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。誰しも、時にはやる気が出ずにストレスを感じるでしょう。

そのような時は無理をせず、自分に合ったストレス発散方法やリフレッシュ方法、リラックス方法などを実践してみてください。

この記事を書いた人

Bee

SHARE

この記事をシェアする