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チューリップの花言葉とは
チューリップ全般の花言葉は「思いやり」です。コロンとしてかわいいフォルムのチューリップに、ぴったりの花言葉だと言えるでしょう。
また、イギリスではチューリップの花言葉は「博愛、思いやり」とされています。フランスでは「正直、丁重」「華美」「恋の告白、まじめな愛」といった、たくさんの花言葉があります。
色や本数で意味が異なる
チューリップには様々な花言葉がありますが、花の色や花の本数によって意味が異なります。チューリップの花言葉はポジティブな意味だけでなく、ネガティブな意味もあるので贈り物にする時には注意が必要です。
【色別】チューリップの花言葉8選
チューリップの花言葉は色別に違う意味を持っています。様々な種類の色があるチューリップですが、色別で意味を理解しておくことは重要です。ここからは、色別でチューリップの花言葉8選を紹介していきます。
1:黄色
黄色いチューリップの花言葉は「名声」「高慢」「望みのない恋」「忘恩」などです。明るいイメージのある黄色はヨーロッパでは、裏切りを連想させる色とされています。
黄色のチューリップにはネガティブな意味の花言葉がありますが、春らしく明るい色合いであるため、退職祝いや先輩への卒業祝いの花束として贈るのも良いでしょう。
2:赤
赤チューリップの花言葉には「愛の告白」「真実の愛」などがあります。赤いチューリップは誕生日プレゼントに選ばれることも多く、そのロマンチックな花言葉から告白やプロポーズの場面でも人気です。ここぞというデートの際には、赤いチューリップを用意すると良いでしょう。
3:ピンク
ピンクのチューリップの花言葉は「愛の芽生え」「誠実な愛」とされています。恋愛を彷彿とさせる花言葉を持っているため、恋人へのプレゼントにぴったりと言えます。
西洋では「caring(優しさ)」「attachment(愛情)」「happiness(幸福)」といった意味もあります。万人受けする花言葉を持つため、恋人へのプレゼントとしてだけでなく、どのような場面でも喜ばれることでしょう。
4:紫
紫色のチューリップの花言葉は、「永遠の愛」「気高さ」「不滅の愛」とされています。
「不滅の愛」という花言葉の意味もあることから、紫のチューリップは結婚記念日などのプレゼントとしても喜ばれます。成熟した大人の関係性を表すのにふさわしいと言えるでしょう。
5:白
白チューリップ花言葉は、「失恋」「新しい愛」「純粋」などとされています。「失恋」という悲しい花言葉をもつ一方で、「新しい愛」というポジティブな意味も持っています。
そのため、花言葉を伝えたい意図があって白いチューリップを贈るのであれば、意味を間違って取られないようにする注意が必要です。白いチューリップを贈る時には、手紙を添えるなど工夫をすると良いでしょう。
6:斑入り(まだら)
一色だけのチューリップもかわいいですが、中には斑入りのチューリップもあります。斑模様のチューリップは珍しく華やかなので、一際目を引く存在です。
斑入りチューリップの花言葉は、「魅惑」「美しい眼」などとされています。 花束に一本入れるだけでアクセントになるでしょう。
7:オレンジ
オレンジチューリップの花言葉は「照れ屋」とされています。 オレンジのチューリップは恋の始まりのソワソワした気持ちを表すのにぴったりな花言葉です。普段は恥ずかしくてはっきり言えない気持ちを、明るいオレンジ色のチューリップを渡すことで伝えられるでしょう。
8:緑
ナチュラルな雰囲気のある緑色のチューリップの花言葉は「美しい瞳」とされています。 自然体な花言葉を持つので、プレゼントにも最適ですし、自分へのご褒美としても良いです。緑のチューリップは部屋に飾っておくだけで、癒しの存在になることでしょう。
9:黒
黒いチューリップの花言葉は、「私を忘れて」とされています。黒チューリップの花言葉はお別れを言い放つ意味であるため、プレゼントには選びにくい色です。黒チューリップを花束にするのは避けた方が無難だと言えるでしょう。
【本数別】想いが伝わるチューリップの花言葉7選
先にお伝えしたように、チューリップの花言葉は色ごとだけでなく、本数によっても意味が変わります。チューリップの本数ごとの花言葉は、どのようなものがあるのでしょうか。
ここからはチューリップの本数ごとの花言葉を7つ紹介していきます。
1:1本
1本のチューリップが示す花言葉は「あなたが運命の人」です。抱えられないほどのたくさんのチューリップの花束も素敵ですが、1本だけ贈るのもロマンチックで印象深いプレゼントとなることででしょう。
2:3本
3本のチューリップの花言葉は、「愛している」とされています。直球な意味合いなので、デートのプレゼントにぴったりです。相手に贈るとより気持ちを伝えることができるでしょう。
3:4本
4本のチューリップの花言葉は「一生愛し続ける」とされています。プロポーズの際にプレゼントするなど、4本のチューリップがあなたの強い気持ちを素敵に演出してくれるでしょう。
4:9本
9本のチューリップの花言葉は、「いつも一緒にいよう」とされています。9本のチューリップは恋人へのプレゼントとしてだけでなく、友達に友情の証としてプレゼントする時にも選ぶことができます。
5:12本
12本のチューリップの花言葉は「恋人になって」「妻になって」とされています。告白やプロポーズの場面には、「12本の花を贈ると成功する」と言われているため、選ばれることが多い本数です。
6:99本
99本のチューリップの花言葉は「永遠の愛」とされています。99本と言うとかなり重みもありますが、その分花言葉に込められた意味もずっしりしたものになっているようです。
7:108本
108本のチューリップの花言葉は「結婚してください」とされています。手に持ちきれないような本数ですが、贈られた方は花言葉の意味もあるため一生の思い出になるでしょう。
チューリップの基礎知識5つ
プレゼントだけでなく、花壇に植えて楽しむなど身近な存在として幅広い人に愛されているチューリップですが、名前の由来や原産、国花として指定している国などをご存じの方は少ないでしょう。
これから、チューリップの基礎知識5つを紹介していきます。
1:名前の由来
チューリップの名前は、中近東の人々が被る布を巻いた帽子、ターバンが由来です。ターバンはトルコ語でツリバン(tulipan)と言います。
チューリップの名前をトルコ人にたずねたところ、花の形を聞かれたと勘違いしたトルコ人はチューリップをターバンに似ていると思い、「チューリバン(ツリバンのラテン語訳)」と答えました。
そして、「チューリバン」を花の名前と勘違いしたまま、他の場所でも紹介してしまいます。「チューリバン」は口伝えにされる中で「チューリッパ」に変わり、現在の「チューリップ」に落ち着いたと言われています。
2:原産地
チューリップの原産地というと、オランダを連想する方が多いでしょう。日本で流通しているチューリップの球根は、ほとんどの産地がオランダです。しかし、原産地はトルコのアナトリア地方だと言われています。
トルコのトプカプ宮殿などの宮殿や、モスクのタイル装飾などにチューリップが描かれています。また、今から約1500年前の6世紀終わりごろ、トルコの壁画にチューリップが描かれていた記録も残っています。
当時トルコでは、富や権力の象徴として、チューリップは高貴なイメージを持つものとされていました。現在の園芸品種のチューリップも、トルコで12世紀ごろに品種改良されたのが始まりと言われており、トルコの歴史と密接した花だと言えます。
3:国花に指定している国
チューリップを国花としている国には、トルコ、オランダ、アフガニスタン(赤チューリップ)、イラン、カザフスタンなどがあります。西洋だけでなく、中近東の国などにもチューリップは馴染みが深い花のようです。
4:県花として指定している日本の県
日本でもチューリップは馴染みの深い花ですが、西洋から日本に伝わったのは1863年と言われています。当時は数も少なく、ごく一部の人々が観賞用として楽しんでいたとされています。
大正時代になり本格的な球根栽培が始まります。チューリップの和名は「鬱金香 (うっこんこう)」で、ウコンのような香りがすることから、このように呼ばれるようになったと言われています。
日本でもチューリップの栽培が盛んになってきた頃、新潟県や富山県など稲作が盛んな日本海側では、裏作として春に咲くチューリップの栽培を始めました。現在、新潟県と富山県で、チューリップを県花として指定しています。
5:チューリップが誕生花となっている日
チューリップが誕生花となっている日は次の通りです。1月1日、1月7日、3月8日、3月22日、4月8日は白チューリップ、1月31日、3月6日は赤チューリップ、3月13日、3月20日、5月17日は黄色チューリップ、3月14日、4月16日は斑入りチューリップが誕生花です。
誕生日プレゼントにちなんだチューリップを選ぶ際に活用してみましょう。
色や本数からチューリップの花言葉を調べてみよう
これまで、チューリップの花言葉を色別や本数別で紹介しました。チューリップの花言葉は全般的に「思いやり」です。
また、チューリップには色ごとや本数ごとの花言葉が存在します。ポジティブな意味だけでなく、ネガティブな花言葉もあるため、贈り物としてチューリップを贈る際には、その花言葉の意味をふまえて用意することが大切です。
今回紹介した花言葉を理解し、様々な場面で活用していきましょう。