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花の色によって意味が違うバラの花言葉15選|贈るなら本数にも注意

バラ薔薇花言葉基礎知識

2021/06/02

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バラの歴史

人とバラとの関わりは長く、その歴史は2000年以上といわれています。バラは、紀元前12世紀ごろには既に古代ペルシャで栽培されていたといわれ、有史以来、人類にとってなじみ深い植物の一つです。

当時は薬用、香料植物として利用され始め、やがて観賞用としても栽培されるようになりました。特に18世紀半ごろから、バラの育種は飛躍的な発展を遂げ、現代バラの誕生へとつながっていきます。歴史が長い分、品種数も多く、15,000種以上もあるとされています。

また、バラはギリシャ神話にもルーツがあります。愛と美の女神アフロディーテが誕生した際、あまりの美しさに陸の神が「アフロディーテの誕生にふさわしい美しい花を咲かせよう」とバラを陸地に生み出し、多くの神々が神酒をバラに注いで、その美しさを称えました。

後日談として、アフロディーテの禁断の恋が我が子に知られてしまい、その口封じを沈黙の神に頼み、見事、秘密の死守に成功したという話があります。その際、アフロディーテがお礼として、沈黙の神に赤いバラを贈ったとされています。

この神話によって、西洋ではバラは「秘密」の象徴といわれるようになりました。また、その影響で、秘密を守るという意味を表す「Under the rose」ということわざも生まれ、後世に多大な影響を与えました。

人気のあるバラの種類や品種

バラは、色のバリエーションも様々ですが、品種も数多くあります。

ピエール・ドゥ・ロンサールやプリンセス・ドゥ・モナコなどは特に人気のある品種で、毎年すぐに売り切れてしまう程です。これらはクライミング・ローズ、つるバラと呼ばれ、つる性で枝を長く伸ばします。

他にも、中国原産の黄モッコウバラや、蓮の花に似たクードゥクール、藤色のブルームーンなどが人気の品種です。これらはブッシュ・ローズ、木バラと呼ばれ、木立ち性の品種です。

バラは品種も豊富ですが、樹形のタイプも3タイプに分かれるので、栽培時には確認してみましょう。

バラ全般の花言葉とは

バラ全般の花言葉は、「愛、美」といった意味です。見た目の美しさ通りの「美」、そして、「愛」という花言葉から考えると、恋人やパートナー、家族に贈ると良いでしょう。派手な見た目通り、情熱的な意味合いを多く含んでいます。

この花言葉は、本数や色、お花の状態からも意味が異なってきます。告白やプロポーズに適したロマンチックな意味から、中には怖い意味を持つものもあり、多種多様です。贈り物の際はぜひ確認してみてください。

花の状態で意味が違うバラの花言葉3選

バラは、色の違いで異なる花言葉を持つことは広く知られていることでしょうが、状態によってもまた異なる意味の花言葉を持ちます。刻々と花が咲き、散っていくのがお花の常ですが、渡す前にお花の状態を確認してみるのも良いでしょう。

1:つぼみの場合

バラには色ごとに花言葉がありますが、つぼみの状態だとまた違った意味の花言葉になってきます。

例えば、「愛情」という意味を持つ赤いバラは、つぼみの状態の場合は「純粋な愛に染まる」という意味に変化します。また、「純潔」という意味を持つ白いバラも、「恋をするには若すぎる、少女時代」といったように、花言葉の意味が変化します。

2:咲き方

バラの花言葉は、咲き方や、咲き方と色の組み合わせでも意味が変化します。

例えば、満開のバラの花言葉は「私は婦人」という意味です。これが、満開のピンクのバラですと「赤ちゃんができました」というような意味になります。

他にも、一重咲きの白いバラの花言葉は「素朴、純粋」といったように、様々な咲き方と色の組み合わせで違った花言葉が出来上がります。

3:しおれている場合

しおれたバラには、「儚い、つかの間、私は絶望しています」といった意味の花言葉があります。

また、色によっても意味が異なります。例えば、しおれた赤いバラには「儚い」、しおれた白いバラには「つかの間の印象」、枯れた白いバラには「生涯を誓う」といった様々な花言葉が存在します。

部位で意味が違うバラの花言葉3選

バラの花言葉は色、咲き方、それらの組み合わせでそれぞれ意味が異なりますが、バラの部位にもそれぞれ特有の花言葉があります。

部位単体でプレゼントとして贈ることは珍しいことですが、それぞれの意味を知っておくことで、また違った視点で贈り物としてのバラを選ぶことができます。

1:トゲの場合

バラのトゲには、「不幸中の幸い」という意味が含まれます。縁起がいいのか悪いのか、複雑なところです。

反対に、トゲのないバラには「誠意、純潔」という花言葉があります。誠意を示したい時や、付き合いたての恋人に贈るプレゼントとして丁度良いでしょう。

2:枝の場合

バラの枝には、「あなたの不快さが私を悩ませる」という意味があります。不快感を伝えたい時などのシチュエーションで、効果を発揮するでしょう。喧嘩を売りたい場合などに、相手に贈ると良いでしょう。

3:葉の場合

バラの葉には、「希望がある、諦めないで」という意味があります。受験生や夢を追いかける人へ贈るプレゼントとして、バラの葉を使用した小物などを贈ると良いでしょう。

さらに赤いバラの場合には、「あなたの幸福を祈る、無垢の美しさ」といった花言葉に変化し、より力強い意味を持ちます。

本数で意味が違うバラの花言葉4選

バラをプレゼントする際は、色や咲き方だけでなく、本数も気にする必要があります。本数によっては、強すぎる愛情を伝えてしまったり、反対にネガティブな意味合いを持たせてしまったりします。バラを贈るシチュエーションに合わせて本数を変えると良いでしょう。

1:交際を申し込む場合

交際を申し込む意味合いを持つ本数は、1本から4本の間です。

1本の場合は「1目ぼれ、あなたしかいない」、2本の場合は「この世界はあなたと私だけ」、3本の場合は、ストレートに「愛しています、告白」、4本の場合は「死ぬまで気持ちは変わりません」といった意味を持ちます。

2:感謝を表す場合

感謝を表す意味合いを持つ本数は、5本と8本です。

5本の場合は「あなたに出会えて心から嬉しいです」と、出会えたことへの感謝を表します。8本の場合は、ストレートに「あなたに感謝しています」と正直に気持ちを告げたい時、母の日や父の日に贈ると良いでしょう。

3:友情を伝える場合

友情を伝える場合に適した本数は、9本と10本です。また、友情は愛情にも近いため、愛を伝える花言葉も適していると言えます。

9本の場合は「いつまでも一緒にいてください」と、途切れぬ友情を示すことができます。10本の場合は「あなたは完璧な人です」といった意味を持ち、尊敬する友人や仲間に贈ると良いでしょう。

4:プロポーズをする場合

プロポーズをする場合は、108本のバラを贈りましょう。

108本のバラには「結婚してください」という意味があり、特別な本数となっています。また、他にも99本で「ずっと好きでした」100本で「100%の愛」を表し、これらもプロポーズに向いていると言えます。

花の色によって意味が違うバラの花言葉15選

バラには、定番の赤色から黒色や虹色まで、多くのカラーバリエーションがあります。様々な色のバラにも全て色ごとに違った花言葉があります。自分の気持ちを伝えるときや相手への願いを託す時など、シチュエーションにあった花言葉の色のバラをプレゼントすると良いでしょう。

1:ドット柄の場合

ドット柄のバラは、「君を忘れない」といった花言葉を持っています。パートナーや友人、家族と離れてしまう時などに、愛情を示したり意思表示をしたり、そういった場合に贈ると良いでしょう。

2:絞り模様の場合

絞り模様のバラは、「満足」といった意味の花言葉を持っています。絞り模様とは、ストライプ状に色が混ざる花色のことを指します。絞り咲きのバラを単色のバラの中に合わせると、人目をひきつけ良いアクセントになります。

3:白色の場合

白色のバラは、「あなたの色に染まる、私はあなたにふさわしい、約束を守る、相思相愛、純潔、無邪気、心からの尊敬」などといった意味を持っています。ウェディングで人気の高い花で、結婚式の装飾などに使われることも多くあります。

英語の場合は「innocence and purity(純潔と純粋)、I am worthy of you(私はあなたにふさわしい)、reverence(深い尊敬)」といった意味を持ち、誠実な思いを伝えたい時に贈ると良いでしょう。

4:ピンク色場合

ピンク色のバラは、「かわいらしさ、温かい心、愛を持つ、恋の誓い、幸福、感謝、上品」などといった意味を持ちます。華やかな美しさとポジティブな花言葉が特徴なので、どんな関係の相手でも好意を受け取りやすいでしょう。

英語の場合は「grace(しとやか、上品)、gratitude(感謝)、happiness(幸福)」などの意味を持ち、贈った方も受け取った方も笑顔になれるでしょう。

5:赤色の場合

赤色のバラは、「情熱、愛情、貞節、美、熱烈な恋、模範的」といった意味を持っています。

ドラマや映画で赤いバラの花束を贈って告白するというシーンを見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。そのように、パートナーに対する変わらない愛情を伝えたい場合に贈ると良いでしょう。

英語の場合は、「passion(情熱)、I love you(あなたが好きです)、love(愛情)、beauty(美)、romance(ロマンス)」といった意味があり、日本語でも英語でもロマンチックさを表す言葉がたくさんです。

6:オレンジ色の場合

オレンジ色のバラには、「絆、幸多かれ、信頼、熱望、健やか」などの意味が含まれます。特に、「絆」には「断とうにも断ち切れない人の結びつき」という意味があり、友人や家族へのプレゼントにぴったりです。

また、オレンジ色は赤色と黄色の中間にあたる色ということもあり、2色の良いイメージをあわせ持つ色とされています。あたたかく親しみを感じ、好意的な色です。

7:黄色の場合

黄色のバラは、「友情、可憐、平和、愛の告白、献身、励まし」といった意味があります。友人に友情を示したり、家族に愛情や激励を表して送ると良いでしょう。特に、父の日や米寿祝いに適しています。

ポジティブな意味の反面、恋愛関連のネガティブな言葉も持ち合わせています。「嫉妬、恋に飽きた」といった意味も含まれるので、パートナーには贈らない方が無難です。

8:青色の場合

青色のバラは、「夢かなう、神の祝福、奇跡、不可能を成し遂げる、神秘的」といった意味を持っています。友人が結婚する際などに送ると良いでしょう。

特に青いバラは、ウェディングブーケなどに使われることが多いそうです。これは、単純に美しさのためでもありますが、結婚式の日に「何か青いもの」を身に着けた花嫁は幸せになれる、という話によるものだとも考えられています。

9:緑色の場合

緑色のバラは、「穏やか、希望を持ちえる」などの意味が含まれています。「希望」という意味が込められており、誕生日や結婚祝いにおすすめとされています。

緑色単体は珍しく、かすみ草や他色のバラと組み合わせることで一層柔らかさ、爽やかさが増します。もちろん、緑色単体でも、若葉の季節を思わせるような爽やかなブーケが仕上がります。

10:紫色の場合

紫色のバラには、「誇り、気品、尊敬、上品、王座」などの意味が含まれています。外面や内面の上品さや、業績に対して尊敬する気持ちを表現できる言葉です。

例えば、親族の長寿のお祝いや母の日、誕生日など身近な方への尊敬を表したい時、またフォーマルなお祝いセレモニーの雰囲気に適しているとされています。

11:虹色の場合

虹色のバラは、「無限の可能性」という意味が込められています。また、青いバラと同じく「奇跡」という花言葉も持っています。

花言葉の由来は1本のバラに七色の色が混ざり合っているというところから通常ならあり得ない「奇跡」のような花という意味合いを持っています。「無限の可能性」という花言葉は着色の具合によって様々な色合いが楽しめることから「可能性を感じる」ということに由来しています。

12:緋色の場合

緋色のバラは、「灼熱の恋」という花言葉を持っています。緋色は強い赤、別称思色(おもいいろ)とも言われ、樋口一葉は『たけくらべ』の中で、気持ちをうまく表せない若い二人の切ない気持ちを、雨に濡れる紅色の着物になぞらえました。

13:紅色の場合

紅色のバラは、「死ぬほど恋焦がれています」といった意味の花言葉を持っています。赤系統の中でも特に深い愛情を表し、パートナーに対する変わらない愛情を伝えたい場合に贈ると良いでしょう。

14:濃紅色の場合

濃紅色のバラは、「内気、恥ずかしさ」といった意味の花言葉を持っています。濃紅色は真紅、深紅とも表記され、「深みのある鮮やかな赤」をさし、古来より多くの人々を魅了してきた色です。

15:黒色の場合

黒色のバラは、「貴方はあくまで私のもの、決して滅びることのない愛、永遠の愛、憎しみ、死ぬまで憎みます、化けて出ますよ」などの意味を持ちます。怖い意味が並びますが、一途さや純粋さを表す意味も含まれています。

天然の黒いバラは希少とされ、一部地域特有の土壌や気候という特別な条件下で花を咲かせます。一般的な黒バラは「ブラックバカラ」と呼ばれ、主にバレンタインなどで使われます。

バラを贈る時に気を付けておきたい事3選

バラの贈り物は、贈り主の気持ちを体現しており友情を示したりプロポーズ時などに適しています。しかし、意味の重複があったり、組み合わせ、本数などでも花言葉の意味は変わってきます。バラをプレゼントする時は、いくつか注意するべき点があります。

1:良い意味と悪い意味を持っている場合

バラの色や本数によって花言葉の意味が異なりますが、複数の意味を含んでいる場合、良い意味と悪い意味両方を持ち合わせていることもあります。

例えば、黄色いバラには「友情、献身、可憐、平和、励まし、愛の告白」といったポジティブな意味が多いですが、同時に「愛情の薄らぎ、嫉妬」といったネガティブな意味も含まれます。

また、13本のバラには「永遠の友情」の意味がありますが、異性にプレゼントした場合は「友達でいましょう」という意味に変化します。

他にも、「情熱、愛情」などの意味を持つ赤いバラですが、黒赤色だと「憎悪、恨み」、赤に白斑のバラは「戦争、争い」というように、同系統でも少しの違いで真逆の意味になってしまうこともあります。

色や本数の細かな違いを把握しておくことが重要です。

2:組み合わせで花言葉の意味が変化

それぞれ独特の意味を持つバラですが、それぞれのバラを組み合わせることでまた異なる花言葉を生みます。本数や色の組み合わせ次第で、オリジナルメッセージも作れてしまいます。

例えば、赤いバラの中に白いバラの場合は「打ち解けて仲が良い、温かい心、和合、結婚してください」、黄色いバラの中に赤いバラの場合は「あなたがどんなに不実でも」といった感じです。

本数でいうと、バラのつぼみ1本と開花したバラ2本では「あのことは当分の間秘密」、バラのつぼみ3本と開花したバラ1本では「あのことは永遠に秘密」というように、非常に細かく意味がわかれています。

3:贈ってはいけない本数

プロポーズや友情の証として贈るバラの花束ですが、本数によってはネガティブな意味を持つこともあるので注意が必要です。

例えば、15本のバラは「ごめんなさい」、16本のバラは「ころころ変わる不安な愛」、17本のバラは「絶望的な愛」など、15~17本はネガティブな意味が続きます。

お誕生日のプレゼントとして、年齢に合わせて15本や17本のバラを贈るのはオススメですが、プロポーズなどには控えた方が良いでしょう。

花言葉を知ってからバラを贈ろう

バラは世界中で愛される花であり、贈り物としてポピュラーな花といえるでしょう。色や咲き方、アレンジのデザインによって様々な印象になり、本数などによっても花言葉が異なり組み合わせは無限大です。

中には人に贈る際には注意が必要な花言葉もありますが、うまく組み合わせれば、自分の思いを体現したロマンチックなアイテムになってくれます。多くの花言葉を知り、相手の好みや用途に合わせて、特別な日にバラを贈りましょう。

この記事を書いた人

Bee

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