インコはおしゃべりができて人間とコミュニケーションがとれることで有名ですね。その親しみやすさや可愛らしさからインコを飼いたい!という言う方もいるのではないでしょうか?
この記事では、インコがしゃべる理由や、おしゃべりが得意なインコの種類、おしゃべりの練習法などを紹介していきます。
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インコはなぜしゃべるの?
インコがなぜ人間の言葉をまねたり、歌を歌ったりできるのかを知っていますか?
それは、インコには人間の声帯のように「鳴官」という声をつくる胸の器官があるからです。
インコは一般的に生後2~3ヶ月からおしゃべりを始めるようです。インコによってしゃべり始める時期は異なります。
ここではインコがしゃべる理由について紹介します。
仲間とのコミュニケーションをとるため
インコは、群れでいると仲間とコミュニケーションをとるためにさえずります。周りのインコに自分は仲間だよ!とアピールするために鳴くそうです。
そのため人間と共に過ごすことで、飼い主を自分の仲間だと認識しコミュニケーションをとろうとします。そして人間の発する音を真似し、言葉を器用にしゃべれるようになるのです!
オスはメスへの求愛のため
オスはメスに求愛をするためにさえずります。そのため、オスの方が鳴官が発達しているので、口数が多くおしゃべりが上手だと言われています。
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【サイズ別】おしゃべりが得意なインコの種類7選
インコはおしゃべりが得意な鳥ですが、その種類はとても多いので、ここでは特におしゃべりの得意な7種類を紹介します。
インコには、小型(20㎝前後)、中型(30㎝前後)、大型(40㎝前後)までサイズが幅広いので、自宅で飼いたいインコを選ぶ際に参考にしてみて下さい。
小型サイズのしゃべるインコ3選
小型のインコは、中型や大型に比べると活発な傾向があります。
体が小さく飼育の幅をとらないので、ペットとして買われることが多いサイズです。
セキセイインコ
緑や黄色、水色などカラフルな色合いで小さく可愛らしいインコです。色や模様は品種によって様々です。鳴き声は他の種類のインコと比べると小さいです。
セキセイインコは小型のインコの中ではしゃべるのが上手な方であると言われています。
また人懐っこく気ままな性格です。
- 種類
- オウム目 インコ科 セキセイインコ属
- 体長/体重
- 20㎝前後 / 35g
- 寿命
- 5~8年
- 価格
- 2,000~3,000円(ヒナ鳥)
5,000~10,000円(成鳥)
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マメルリハ
引用:中川商会
マメルリハは小型インコの中でも特に小さいインコで、全身が鮮やかな水色です。おしゃべりはセキセイインコよりは得意ではないものの、賢く単語や名前を覚えることができます。
性格は喜怒哀楽がはっきりとしていて、機嫌の良し悪しがわかりやすいです。
- 種類
- オウム目 インコ科 ルリハインコ属
- 体長/体重
- 13㎝ / 30g
- 寿命
- 8年~15年
- 価格
- 20,000~50,000円
ボタンインコ
ボタンインコは、通称ラブバードと呼ばれるほど愛情深いインコです。嫉妬深い性格なので、飼い主がかまってくれないと噛みついたりすることもあるようです。また噛む力も強いので気を付けて育てましょう。
おしゃべりは得意ではありませんが、自分の名前や短い単語をしゃべることができます。
- 種類
- オウム目 インコ科 ボタンインコ属
- 体長/体重
- 16㎝ / 40g~50g
- 寿命
- 10~15年
- 価格
- 10,000~30,000円
中型サイズのしゃべるインコ2選
中型のインコは、小型のインコに比較して体が丈夫で寿命も長いです。また鳴き声が大きい事もあるため、近所への配慮が必要です。
オキナインコ
引用:PetSmilenews
オキナインコは、後ほど大型インコで紹介するヨウムにつづいておしゃべりが上手で知性のある種類です。口笛などの歌真似もすることがあります。また性格は穏やかですが、動きが活発です。
たまに声量は大きめなので飼う環境に気をつけましょう。
- 種類
- オウム目 インコ科
- 体長/体重
- 30㎝ / 100g
- 寿命
- 20~30年
- 価格
- 60,000~100,000円
ウロコインコ
引用:ペットのデパート東葛
ウロコインコは、首からお腹にかけてウロコのような模様があることが由来で名づけられたインコです。
おしゃべりはできますが、滑舌はあまりよくありません。賢いので短い単語を覚えられます。性格は陽気で撫でられるのが好きな甘えん坊が多いようです。
- 種類
- オウム目 インコ科 ウロコメキシコインコ属
- 体長/体重
- 25㎝前後 / 60~80g
- 寿命
- 15年
- 価格
- 30,000~60,000円
大型サイズのしゃべるインコ2選
大きなインコは、寿命が長く、知能も高いという特徴があります。また大きいので、飼う環境の整備等に手間がかかります。
ヨウム
ヨウムは体がグレーでしっぽが鮮やかな赤色の大きいインコです。
インコのなかではダントツでおしゃべりが上手で、人間の5歳にあたる知能をもつようです。
飼い主の言葉をすぐに覚えるだけでなく、会話のキャッチボールができたり、しゃべる相手に合わせて口調を変えることもあるようです。
- 種類
- オウム目 インコ科
- 体長/体重
- 33㎝ / 300~500g
- 寿命
- 23年
- 価格
- 230,000~300,000円
ボウシインコ
ボウシインコは全身が緑色で、頭部が黄色くなっていることが多いです。体型はずんぐりどっしりとしています。
ボウシインコはヨウム同様におしゃべりが上手です。言葉をしゃべるだけでなく、様々な音真似もできます。
性格は人懐っこいですが、気まぐれなので甘えたり無視したりすることがあるようです。また成鳥のオスは特に興奮しやすく、たまにけたたましく鳴くことがあります。
- 種類
- オウム目 インコ科 ボウシインコ属
- 体長/体重
- 40㎝ / 500g前後
- 寿命
- 40~50年
- 価格
- 200,000~350,000円
おしゃべりなインコに育てる方法は?種類別に紹介
インコを飼うなら、言葉でコミュニケーションをとれると嬉しいですよね。インコは育て方や性格によって、おしゃべりな子になったり、静かな子になったりします。
ここでは、インコに挨拶してほしい!名前を覚えてほしい!といった飼い主の為に、インコが言葉をしゃべる可能性が高くなる育て方のコツを紹介します。
覚えやすい言葉から教える
インコには覚えやすい言葉や発音があるので、紹介します。
1つは、「おはよう」「こんにちは」「おやすみ」といった挨拶です。短い言葉なら覚えられるインコの種類が多いので、まずは毎日挨拶をしてみましょう。
2つ目は、名前などの短い単語です。インコと接するときに、「○○ちゃん」と呼びかけることで言葉を認識するようになります。また、「ごはん」「ママ」「パパ」など、使う頻度の高い言葉も覚えてくれる子もいます。
1羽で育てる
同じ飼育環境に複数のインコがいると、インコ同士が鳴き声でコミュニケーションをとるので、人間の言葉をしゃべろうとする機会がなくなってしまいます。
複数で育てても人間の言葉をしゃべる子も中にはいますが、1羽で育てる方が人間の言葉をしゃべりやすくなります。
幼鳥のうちに言葉を覚えてもらう
インコは、若いうちからコミュニケーションを活発に行い始めます。そのため、幼鳥のうちから話しかけることで話せる確率が上がります。
たくさん話しかけて、褒めて育てる
インコは、鳴き声でコミュニ―ケーションをとる動物です。そのため、飼い主からたくさん話しかけることで、仲間とみなされ信頼を築くことができます!
また、家族の楽しそうな会話を聴くだけで、話せるようになる子もいるようです。そのため、愛情を持って話しかけたり、楽しく明るい雰囲気づくりも大事ですね。
しゃべらないインコもいることを理解しよう
インコは種類や個体により性格が異なるため、人間とおしゃべりをしない子もいます。そのような子にも、無理やり覚えさせるのではなく優しく接しましょう!
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楽しく会話しながらインコと暮らそう!
しゃべるインコの種類を紹介してきました。人間の言葉を一生懸命覚えようとするインコはとても愛くるしいですね。
賢いインコは、単語だけでなく長文を話したり、人間の言葉を理解して返答したり、といったこともできます。
すぐには話せるようになりませんが、気長に優しく可愛がって育てて下さいね!