学校卒業や転校、会社での異動などで、長く慣れ親しんだ地方を離れ上京する、あるいはこれまでに上京の経験があった方は多いのではないでしょうか。
地方出身者だからこそ分かる、「あるある」をご紹介します!
目次[ 表示 ]
- 人に関するあるある
- 上京前に東京の人より東京に詳しくなっている
- 東京の人は思っていたより怖くない
- 人が多すぎる
- 有名人に会えると思っていたがそうでもなかった
- 人の歩くスピードが速すぎる
- 綺麗な女性が多いと期待しすぎる
- 生活に関するあるある
- さみしい
- 高層ビルに興奮する
- 駐車場代が地元の家賃並
- 首都高速の運転が難しすぎる
- ディズニーランドが夢の国ではなくなった
- 知っている地名に住めると思って調べると落ち込む
- 同郷の人に出会うとテンションが上がる
- 読めない地名が多い
- イベントがたくさん開催されて嬉しい
- 夜でも空は明るい
- 方言に関するあるある
- 伝わらなくて沈黙を味わう
- 方言喋ってみて!とよく言われる
- 方言を隠しきれない
- 標準語に慣れても訛りはなかなか取れない
- 電車に関するあるある
- でかすぎる駅に迷う
- 電車の間隔が信じられないほど短い
- ひとつの駅に改札&出口がたくさんあって驚いた
- 同じ駅なのに乗り換えでかなり歩かされる
- 通勤ラッシュの電車はピリピリしている
- 大阪からの上京あるある
- セブイレ、マクド、豚まんが通じない
- なんか面白い話して?が迷惑
- エセ関西弁に腹が立つ
- キレ芸が通じない
- たまごサンドが思っていたのと違う
- 福岡からの上京あるある
- バス停で列を作って並んでいるのに驚く
- 福岡名物「とんこつラーメン」に違和感を覚える
- 生ホルモン、ちゃんぽん麺が売っていない
- 甘くない醤油に衝撃を受ける
- 沖縄からの上京あるある
- 「~しましょうね」が通じない
- 「インチキ」が通じない
- 東京の夏が暑すぎる
- 「ゴーヤ」表記にイライラする
- 定刻に始まる飲み会に感動する
- 雪に過剰に興奮する
- 慣れない東京での生活、応援しています!
人に関するあるある
上京前に東京の人より東京に詳しくなっている
地方に長く住んでいた人にとって東京は憧れの的です。
普段から東京観光で行きたいところなどを調べていると思いますが、いざ上京が決まるとその調査に拍車がかかります。
また、東京の人の会話についていけるようにGoogleマップなどを使って必死に調べる人も多いのではないでしょうか。
でも安心してください。東京の人だからといって詳しいとは限りません。知らないことの方が多いので会話についていけないこともほとんどないでしょう。
結果、上京組の方が東京のニッチな情報を手に入れ、誰よりも詳しくなっている現象は珍しくありません。
東京の人は思っていたより怖くない
東京の人はどこか冷たく、怖いのではないかと思っている方は多いと思います。
でも実際は、住んでいる場所が違うだけで、そこに住んでいる人の性格はその人次第ということに尽きます。
東京だから怖い人が多いということはありませんし、地方にも怖い人はいるでしょう。
ただ、渋谷や赤羽などの飲み屋街を歩けばしつこいキャッチはいますし、いたるところで宗教勧誘などが行われているので、そのような人たちには注意する必要がありそうです。
人が多すぎる
自然豊かな地方に住んでいた人にとっては必ずぶつかる障壁ではないでしょうか。
慣れるまでは本当に大変で、初めて人に酔うという経験をしたり、初めて味わう人の多さにストレス過多で体調を崩してしまったりすることも……。
有名人に会えると思っていたがそうでもなかった
確かに芸能人を始めとしたメディアに多く出る人は東京界隈に存在していますが、そのようなビッグスターはなかなか公の場に姿を現しません。
電車に乗って、スーパーに行って……といった平凡な生活をしている限り、有名人に出会える確率は極めて低いと考えた方が良いでしょう。
人の歩くスピードが速すぎる
東京の人あるあるなのですが、常に何かに追われています。
朝は早く会社学校に行かなきゃ、昼は早く仕事を済ませなきゃ、夜は早く家に帰ってやることやりたいという思いを抱いています。
そのため、エスカレーターを歩く人が多くいたり、遮ることのできないほど大きな人の流れができたりするのが日常茶飯事です。
綺麗な女性が多いと期待しすぎる
東京に芸能人が多いからそのように思うのでしょうか。
気づいていないだけで貴方の故郷にも綺麗な女性はいます。
むしろ、自然豊かな環境でゆったりと過ごしている地方の女性の方が魅力的に映ることもあるかもしれません……!
生活に関するあるある
さみしい
上京したての一人暮らしを想像してみてください。
朝ごはんを一人で食べ、家事をこなし、仕事に行き、疲れて帰ってきても「おかえり」の声はないため「おかえり、ただいま」と自分につぶやき、お気に入りの映画を見ながら夕飯を食べ、「おやすみ」とつぶやいて一人で眠る。
寂しくありませんか?
始めは自由な生活ができて楽しいですが、寂しいと思う瞬間が確実に訪れます。
そして親のありがたみと温かさに気づきます。これもあるあるです。
高層ビルに興奮する
特に渋谷や新宿などに高層ビルが集中しています。
地方では目にできず、映画でしか見たことのないレベルのビルの高さ、集中度合いに胸を躍らせるものです。
同時に、地方で見られた星が輝く広い夜空はなかなか見られず、空が狭いと感じることも多いでしょう。
駐車場代が地元の家賃並
銀座や表参道、赤坂などいわゆる都内の一等地の駐車場はとんでもなく高いです。
1時間3,000円越えが相場で、地方では考えられない値段だと思います。
だから東京で車を持っている人が少ないんですね……。
首都高速の運転が難しすぎる
東京ドライブの鬼門・首都高速に苦しめられた経験はありませんか。
貴方の地元の道路のように幅が広くて安心感のある環境ではありません。
幅が狭く車線変更が難関で、出口も複雑な首都高速の運転は気を緩める暇がありません。
首都高速デビューの際はあらかじめルートの確認を徹底したいですね。
ディズニーランドが夢の国ではなくなった
地方にいると、ディズニーランドなんて滅多に行けるものではないまさに「夢の国」でした。
しかし、上京すると時間とお金さえあればすぐ舞浜に行くことができるようになるため、かつて抱いていたワクワクはいつの間にか消え失せるものです。
知っている地名に住めると思って調べると落ち込む
上京が決まって物件を探すとき、検索画面に入力した地名は何ですか?
渋谷ですか?吉祥寺ですか?目黒ですか?
広く名が知られた地名はどこも例外なく家賃が高く、地方のそれとは圧倒的な差があります。
始めはウキウキ気分で行っていた物件探しも、直面する現実にテンションが下がるという経験をした人は多いのではないでしょうか。
同郷の人に出会うとテンションが上がる
どうしても孤独を感じやすい環境なので、地元が同じ人と出会うと共感してくれる人ができて嬉しさが爆発します。
学校の友人や会社の同僚、なかには担当してくれる美容師が同郷だと気づくケースがあるようです。
読めない地名が多い
「御徒町(おかちまち)」「日暮里(にっぽり)」あたりが読みづらいのではないでしょうか。
日暮里を「ひぐれざと」とロマンチックに読んで笑われた人もいるようです。
また、商業施設の”OIOI”の表記にも困惑します。「オイオイ」と読んでしまいますね。
イベントがたくさん開催されて嬉しい
東京の良いところはあらゆるイベントの中心地であるところです。
世界的に有名なアーティストのライブや開催が貴重な展示会などの機会に恵まれており、そういったチャンスを手にすると東京って良いかもと思うかもしれません。
夜でも空は明るい
23時を過ぎても営業しているお店は多くあり、深夜遅くまで働いている人も多いのが東京です。
そのため、街はなかなか眠らず、特に渋谷などの中心部は夜でも街灯やビルの明かりで街全体が明るいのが日常の光景。
夜21時には静まり返り、綺麗な星が見えるのが当たり前だった環境とは全く違います。
方言に関するあるある
伝わらなくて沈黙を味わう
これは誰もが通る道ではないでしょうか。
東京では使わない使い方で違う意味に取られてしまい、会話が止まるというのは上京組と都会組との会話でよくある話です。
方言喋ってみて!とよく言われる
標準語で生きてきた人にとって方言は新鮮で、生の声で聴いてみたいと思うのでしょう。
そのため、大阪や博多など方言が特徴的な地方から上京すると必ず言われると思います。
日常会話のなかに方言が混じるのは自然だけれど、方言だけを喋ってみてと言われると何を言っていいのか迷ってしまうし、たいそうなことを言わないといけないのかと構えてしまいますね……。
方言を隠しきれない
周りに合わせようと気を張って標準語を意識している分、ふとしたタイミングで慣れ親しんだ方言がポロっと出てしまいます。
特に、お酒が進んで気が緩んだときや話が弾んでテンションが上がったときなどに方言が出るようです。
標準語に慣れても訛りはなかなか取れない
語彙は標準語に直せても、アクセントやイントネーションは上京して数年経っても修正できない人が多いようです。
自分では正確に標準語を喋っているつもりなので、無意識的に出ている訛りなのでしょう。
そのため指摘されてもどこが変なのか全く分からず、結局直せない場合がほとんどのようです。
電車に関するあるある
でかすぎる駅に迷う
地方出身者に限らず誰もが迷った経験があると思います。
特に、新宿駅と東京駅は信じられないほど大きな駅で、出口が無数にあり、初めて降り立つときにはきっと貴方も迷うでしょう。
向かうべき出口を事前に把握したからといって迷わないとは限らないのが東京の駅の怖いところです。
電車の間隔が信じられないほど短い
電車は1時間に1本しか来ないような地域に住んでいた人にとっては衝撃的だったと思います。
東京では次の電車まで10分待つのも長く感じます。
山手線に至っては2~3分おきに電車が来てくれます。
1本逃しても次乗ればいいと思えるのは便利ですね。
ひとつの駅に改札&出口がたくさんあって驚いた
改札はほとんどの駅に5~6個あり、大きい駅だと15個近く用意されているところもあります。
また、南口、北口といった出口の数も大きい駅になるほど多くなります。
例えば新宿駅はJRの出口は6つですが、地下鉄も考慮すると出口の数は膨大になります。
複数路線が入り交じり、乗り換えの複雑さなどに東京に長年住んでいる人でも頭が混乱します。
同じ駅なのに乗り換えでかなり歩かされる
規模が大きいので乗り換えに苦労する駅も多くあります。
地下鉄で渋谷駅に着いてから井の頭線に乗り換えるには、一度地上に出る必要があり5分くらい歩きます。
また、武蔵小杉駅も乗り換えが大変な駅として有名です。
東急東横線からJRへの乗り換えは最大10分近く歩く必要があり、驚きを隠せません……!
通勤ラッシュの電車はピリピリしている
朝晩の通勤ラッシュは東京で毎日見られる光景です。
コロナで混雑率は減少したとはいえ、以前通勤通学の時間帯の混雑は激しいです。
ラッシュの時間帯は、急いでいて気持ちに余裕のない人が多くいます。
そのため、他の人の手荷物が自分に当たったり、他人のイヤホンから音漏れがしていたりと普通だったら流せるような些細なことでもイライラしてしまいがちです。
自分はそうならなくても、「ああこの人ピリピリしているな」と思ったことがある人も多いと思います。
大阪からの上京あるある
セブイレ、マクド、豚まんが通じない
大阪人にとってのセブイレ、マクド、豚まんは、東京ではそれぞれ「セブン」「マック」「肉まん」と呼ぶことがほとんどです。
通じないことはありませんが、一瞬会話が止まるかもしれません。
なんか面白い話して?が迷惑
大阪から上京した人が言われがちな要求です。
東京の人の多くが大阪人はみんな面白いと思っています。
しかし、言われた側からすると、芸人ではないから期待されても困るというのが本心です。
エセ関西弁に腹が立つ
東京の人でちょっと自分のことを面白いと勘違いしている人に多いのが、関西の芸人さんが使う関西弁を真似て使っていることです。
「面白い話をして?」と言われると迷惑ですが、エセ関西弁を耳にするのはもっと迷惑だと感じます。
そこには、故郷の誇りというかプライドがあるのか分かりませんが、エセ関西弁が許されることはありません。
キレ芸が通じない
大阪人は「シバくぞ!」「アホか!」などといった発言はしますが、それはコミュニケーションの一つで会話を盛り上げるために行う合いの手みたいなものです。
決して本当にキレているわけではないのですが、大阪で通用していたノリを東京でそのまま行って引かれてしまった経験がある人も……。
東京には上品な人が多いのですね。
たまごサンドが思っていたのと違う
たまごサンドは関東と関西で違うようです。
関東で広く知られているたまごサンドは、ゆで卵を細かく刻んでマヨネーズや塩コショウで味付けしたものを挟んで食べます。
しかし、関西のたまごサンドに挟まっているのは、オムレツやだし巻き卵です。
そのため、東京のパン屋やコンビニなどでたまごサンドを目にしたときに違和感を感じることは多くあるようです。
福岡からの上京あるある
バス停で列を作って並んでいるのに驚く
福岡ではバス停に並んで待つ文化はありません。
福岡では一つのバス停に行き先の違う複数のバスが停車するため、前にいる人が自分と同じバスに乗るとは限りません。
また、バスも縦列停車することが多く停車位置が一定でないため、自分で目的のバス乗車口に移動する必要があります。
列をなしてバスを待つことを無意味だと感じている福岡の人にとって、東京での光景は新鮮に映るようです。
福岡名物「とんこつラーメン」に違和感を覚える
福岡は美味しいものが多いイメージがあり、そのなかにとんこつラーメンが挙がる人も多いのではないでしょうか。
しかし、地元民からするととんこつラーメンよりもうどんの方が日常的によく食べられているようです。
戦後から普及し始めたとんこつラーメンに対して、鎌倉時代から食べ続けているうどんの方が歴史的に見ても強い思い入れがあります。
生ホルモン、ちゃんぽん麺が売っていない
福岡のスーパーでは一般的に売られている生ホルモンやちゃんぽん麺は、東京ではほとんど売られていません。
どちらも専門店に行く必要があり、故郷を思い出すご飯がなかなか食べられないのも上京あるあるではないでしょうか。
甘くない醤油に衝撃を受ける
九州の醤油は甘いのが一般的です。
食文化の違いで衝撃を受ける代表例といえます。
甘い醤油は好みの差が激しいため、福岡から上京した人のなかには東京の甘くない醤油のおいしさに感激した人もいるようです。
沖縄からの上京あるある
「~しましょうね」が通じない
「~しましょうね」は「私が~するので任せてください」という意味で沖縄では使われます。
東京では「~しようよ、~した方が良い」といった勧誘・指摘の意味で使われるため、意味が全く分からず困惑したことは多くの人が経験していることと思います。
例えば、「お風呂入ろうね」は「一緒にお風呂に入ろう」ではなく「先にお風呂入らせてもらいます」といった意味です。
解釈次第で大きな誤解を生みかねない方言なので注意が必要です……!
「インチキ」が通じない
もう一つ、東京と沖縄で真逆の意味で使われている言葉として「インチキ」が挙げられます。
東京では「ずるい」ですが、沖縄では「いいな、羨ましい」といった意味で使われます。
例えば、あなたが会社で昇進した際に「インチキだね~」と同僚に言われても、それは羨望の意味で言っていて決して嫌味ではありません。
東京の夏が暑すぎる
沖縄が一番暑いと思っていた上京前とは認識が変わった人も多いようです。
日差しが強い沖縄の暑さと違って、日陰も関係なくサウナのように蒸し暑い東京の暑さは、沖縄の人も耐えられないとか。
「ゴーヤ」表記にイライラする
「ゴーヤー」と正しく表記されていないスーパーや居酒屋の表記に違和感を感じずにはいられないようです。
逆に、正しい表記をしているお店には妙な信頼が生まれ、ちゃんとした沖縄の味が楽しめると期待が高まるのもあるあるです。
定刻に始まる飲み会に感動する
沖縄では定刻で飲み会が始まることはまずありません。
だいたい1時間くらい遅れるのが普通のようです。
まさにウチナータイムで、日本本土ではなかなか見られない県民性が出ていますね。
飲み会以外の場でも時間に厳しい東京の文化に、慣れるまで苦労する沖縄人は多いようです。
雪に過剰に興奮する
東京の人が綺麗な青い沖縄の海に憧れを抱くように、沖縄の人は地元では見られない雪に過剰に反応します。
しかし、東京での積雪は電車の遅れを引き起こす可能性もあり、なかにはイライラしている人がいるかもしれないので、はしゃぎすぎにはご注意を!
慣れない東京での生活、応援しています!
以上、上京あるあるでした。
始めは慣れ親しんだ地元との文化の違いに疲れることも多いと思いますが、次第に東京の良さにも気づくはず!
時間がかかっても東京での生活が楽しめるよう応援しています!