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松下幸之助の名言5選|有名なものやその意味も解説

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引用元:Panasonic

経営の神様」の異名を持つ松下幸之助。

彼が生んだ名言が収録された著書「道をひらく」は500万部を超える大ロングセラーであり、現在でも多くの人の心の支えになっています。

今回はそんな松下幸之助の名言を5つご紹介します!

目次[ 表示 ]

松下幸之助ってどんな人?

松下幸之助について

名前
松下幸之助
生年月日
1894年11月27日
死没年月日
1989年4月27日
出身地
和歌山県海草郡和佐村
没地
大阪府守口市
職業
実業家、発明家

松下幸之助は何をした人?

引用元:日経ビジネス電子版

松下幸之助は、「パナソニックを一代で築き上げ、日本に家電を広めた人」です。

世界恐慌や第二次世界大戦に直面しながらも、パナソニックグループの経営を40年以上に亘って務めます。電球ソケット乾電池など当時の日本になかった家電製品を多く普及させました。

また、今では当たり前になっている「週休二日制」の導入も松下幸之助がきっかけとされています。1965年に松下電器産業(現・パナソニック)が導入してから、約15年後にほかの企業も導入していきました。
単なる休暇の意味ではなく、「休みの1日は休養のために、そしてもう1日は教養のために使うこと」という考え方のもと導入した制度です。

さらに、人材育成への貢献も大きなものがあります。

会社経営の第一線を退いた後は、PHP研究所松下政経塾を立ち上げ、多くの苦難を乗り越えたキャリアから得た、物事の考え方や行動の仕方などを周知させました。

没後も彼の著書「道をひらく」をはじめとして、現在も多くの経営者を支える存在となっています。

松下幸之助が関わった出来事一覧

パナソニック創業
電球ソケットの製造販売会社を立ち上げ、家族と友人含め計5名で経営する。 これが彼の経営者としてのキャリアの始まりである。 その後、事業拡大に伴い、1918年に松下電気器具製作所(現・パナソニック)を創業。 電球ソケット、自転車用電池ランプ、乾電池を販売。
第二次世界大戦
戦時中は、国の命令により軍需品の生産に協力した。 1943年に松下造船株式会社、松下航空株式会社を設立する。終戦までに56隻の250トンクラス中型木造船を作り、木製爆撃機を7機試作した。
水道哲学
幸之助の経営哲学。 「水道の水のように良質なものを大量に供給し、消費者に廉価で届けること」という意味を持つ。 世界恐慌によって松下電気器具製作所が大量の在庫を抱えたときでも、半日勤務にして稼働し続け、従業員を一人もクビにせず日給も全額支払い続けた。 危機を乗り越えた幸之助は、「生産者はこの世に物資を満たし、不自由をなくすのが務め」という考えにたどりつき、その後の経営の基盤となった。
浅草寺の雷門、大提灯の設立
100年近く仮説状態だったが、私財を投じたことで1960年に現在の形に再建された。「雷門」と書かれた提灯の下加輪には「松下電器産業株式会社 松下幸之助」と金文字で刻まれたプレートが貼られている。

松下幸之助の有名な名言5選!

名言①:人間はダイヤモンドの原石

名言を解説

ダイヤモンドの原石は、磨き方やカットの仕方で異なる輝きを放ちます。

人間も同様で、誰もが磨けばそれぞれに光る素晴らしい個性を持っています

その人材を育てるにあたって、まずはその人の本質を認識し、無限の可能性を信頼することが大事だというメッセージが込められています。

無名の存在から会社を大きくした幸之助だからこそ生まれた名言ですね!

上司の立場にいる人はもちろん、壁にぶつかっている全ての人に自信を持たせてくれる素敵な言葉です。

名言②:素直な心

名言を解説

幸之助がいう「素直な心」とは、くもりのない心、自分の利害や先入観にとらわれない、物事をありのままに見ようとする心を指します。

素直な心を持つことにより、自分が何をすべきかも分かってきて、次第に寛容な心も生まれます。

それが人間の強さにつながると幸之助は言います。

取り繕ったり、見栄を張ったりするのではなく、等身大の自分でいることが成長の近道だとハッとさせられます!

名言③:雨が降れば傘をさす

名言を解説

当たり前のことを当たり前にすることの大切さと大変さを表しています。

仕事においても人間関係においても当然の行為を当たり前のように行うべきです。

挨拶を欠かさない、お世話になった人にはお礼をする、約束は守る、などは当たり前ですが、本当に全てできていますか?

文面上は「当然できるわ!」と思うことも、実際に行動に移すのは思った以上に難しい!

人間関係にトラブルが生じたり、仕事上でミスをするのは、つまるところ当たり前のことができていないからなのかもしれません。

名言④:日に新た

名言を解説

常に変化し続ける自然の理に従えば物事は必ずうまくいくという考え方が表れています。

幸之助は新製品ができたとしても、別の新商品がないか模索したり、より良い品質の商品を追及したりしました。

現状を良しとせず、変わることを実践することは、仕事でも私生活でも大事ですね!

名言⑤:志を立てよう

名言を解説

何事に対しても責任を持ち、他責にしない姿勢が表れています。

幸之助が松下政経塾を設立したのは彼が84歳のときでした。

肉体的な老いは避けられなくとも、心の若さはその人次第だという考えを自ら体現した彼の言葉には説得力があります。

どんなに失敗しても何歳になっても、生きている限り新たなチャレンジができることを再確認させられます。

自分を鼓舞してくれる力強い言葉です!

松下幸之助の名言から元気をもらおう!

松下幸之助は、名だたる日本国内の経営者のなかでも群を抜いて優れた経営者と言われ、雲の上の存在のように感じます。

しかし、彼は数多くの苦難を乗り越え成功よりも失敗を多く重ねてきています。
そして、数々の功績の源泉には、「人間として当たり前のことを追及する姿勢」があると思います。

仕事で壁にぶつかったとき、人間関係に悩んだときに幸之助の言葉を思い出してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

ごんたろう

神奈川県出身の「ごんたろう」です。 主に、ビジネス、エンタメ、スポーツ・レジャーのジャンルを書いています。 クラシック音楽とサッカーと漫才を愛して生きています。 皆さんに役立つ面白い記事をお届けします!

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