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上杉鷹山の名言5選|有名なものやその意味も解説

名言有名上杉鷹山解説

2022/07/13

引用元:ジーレックスジャパン

皆さんは上杉鷹山を知っていますか?
第35代大統領のジョン・F・ケネディが日本で尊敬する政治家として「上杉鷹山」と答えたのは有名な話です!
そんなアメリカ大統領からも尊敬される上杉鷹山はどのような考えをもっていたのでしょうか?名言を厳選して5つご紹介します!

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上杉鷹山(うえすぎようざん)ってどんな人?

引用元:ジーレックスジャパン

上杉鷹山について

名前
上杉鷹山(うえすぎようざん)
生年月日
1751年9月9日
死没年月日
1822年4月2日
出身地
高鍋藩江戸藩邸
没地
米沢
職業
米沢藩9代藩主

上杉鷹山は何をした人?

引用元:ジーレックスジャパン

上杉鷹山は1751年に日向高鍋藩主の秋月種美の次男として生まれましたが、彼の祖母が米沢藩出身という縁もあり10歳の時に米沢藩主の養子になりました。
それから7年後の17歳の頃には第10代藩主になります。

しかし、彼が藩主となったころ、米沢藩は多額の借金を抱え、市民も苦しんでいました。
そんな藩のピンチを乗り越えるため、自ら模範となり節約し、新たな産業を開発、財政の立て直しなどに取り組みます。

その結果35歳で藩主を引退、72歳で亡くなる頃には藩のほとんどの借金を返済するという偉業を成し遂げたリーダーシップに長けた偉人です!

上杉鷹山が関わった出来事(&事件)一覧

大倹約令の実施
上杉藩の領民の間で長い間根付いていた「贅沢さ」とそれに伴う多額の支出を抑えるために実行したもの。 「志記」と呼ばれる倹約の趣旨を書いた文書を藩士に与え、「無駄な経費は今後10年間省略する」という厳しいものだった。 上杉は下の者に自分の身の回りから実行するから気づいたら遠慮なくいってくれと自ら率先して倹約するという熱意と意欲を示した。
藩校興譲館の創設
米沢藩の今後100年間の計画を立てる為には優秀な人材の育成が必要と考えた上杉は学問の場として「興譲館」を創設した。 この学問所では古来の聖人君子たちの道徳を学び、高ぶらない「謙譲の美徳」美徳を身に着けさせ、どんな地位についても恥じない人材を育成することを目的とした教育が施された。
産業の開発
藩の経済を再建するべく、養蚕、製糸、織物、製塩、製陶などの産業開発に取り組んだ。 特に養蚕は「養蚕手引」の作成や他藩の養蚕家による指導をうけ、領民の関心を高めた結果、織物生産を向上させた。 現在でもその技術は引き継がれ、「米沢印」のある絹織物は最高部類として評価されている。
籍田の礼の実施
毎年襲ってくる大洪水や干ばつによる田畑の流出や農民の逃散などが重なり、農民の耕作への希望が失われていた。 このことを心配した鷹山は彼と家臣一同が神社に参拝した後、自分たちで数回ずつ漉入れするもの。 この行動をとることで、農業の大切さを領民に知らせたいという鷹山の狙いがあった。

上杉鷹山の有名な名言5選!

引用元:ジーレックスジャパン

名言①:成せば成る

成せば成る 成さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬ成りけり

やればできる。やらなければできない。どんなことにおいてもできないというのは、やろうとしていないに過ぎない。

名言を解説

どんなことでも強い意志をもってやり切れば必ず事を成し遂げることができるという人の「やる気」の大切さを表現している名言です。

野望などをかなえるためにはまずその目標に対する「やる気」がどれほどあるのかにかかっているという政治的に大きく社会に貢献した上杉だからこそ説得力がある言葉ですね!

この名言はとても有名ですが、武田信玄の「為せば成る、為さねば成らぬ。成る業を成らぬと捨つる人の儚さ」という歌が由来とも言われています!

名言②:してみせて

名言を解説

上杉のリーダーとしての基本的な姿勢を表している名言です。
まず部下に指示や命令をする前に自分が手本となり模範を示し、その目標達成に向かってやるべきことなどを説明してあげ、最終的に部下に手本をまねてやらせてみる。

この3つのリーダーにとって重要な行動を表現している言葉は組織を引っ張っていく立場の方にはかなり響く名言だと思います!

藩政改革に努めた江戸時代でも屈指のリーダーとして名高い上杉らしい名言ですね!
実際に大倹約令の際には、自らも率先して節約生活をおくっていたことも有名な話です。
現代の部下を引っ張っていく立場の人達には特に響く言葉ですね!

名言③:働き一両、考え五両

働き一両、考え五両、知恵借り十両、コツ借り五十両、ひらめき百両、人知り三百両、歴史に学ぶ五百両、見切り千両、無欲万両

働きは一両の価値、考えて働くことは五両の価値、人に知恵を借りることは十両の価値、コツを習得するにはご十両の価値、ひらめきには百両の価値、良い人を知っていることには三百両の価値、歴史から学ぶことは五百両の価値、思い切って見切ることには千両の価値、無力で取り組むことには万両の価値があります。

名言を解説

働くうえで大切なことを表現している名言ですね。
人が仕事をする上で日々こなしている、働き、考え、学び、知恵を借り、ひらめき、人と繋がり、歴史から学び、最終的に施策を見切る、人のために「無欲」で働くということにどれだけの価値があるのかということを表しています。

世のため、人の為に積極的に働いた上杉らしい名言です。社会人にこそ心に響く名言だと思います!

名言④:父母の恩は、山より高く、海よりも深い

名言を解説

両親の恩を表現した名言です。
孝行とは親にどのような気持ちで接することをいうのかを説いています。

上杉は藩主であった19年の間に孝行で褒美を与えた人は85人以上と言われるほど、「孝行」を大事にしていました。親孝行をしたいと考えている人はこの上杉の考えを参考にすると良いかもしれませんね!

名言⑤:物を贈るには、薄くして誠あるを要す

物を贈るには、薄くして誠あるを要す。物厚くして誠なきは、人に接する道にあらず。

贈り物をする時は、送り主の誠意をこめるべきである。いくら贅沢品を送っても、誠意がこもっていなければ、それは礼儀にかなった贈り物ではなくなる。

名言を解説

贈り物には真心を込めるのが一番大切ということを表現した名言!
きらびやかなぜいたく品やお金を使った品をあげてもそこに贈る相手への心がこもっていなければそれは贈り物としての礼儀がなっていないという上杉の人情深さを感じさせられる言葉です。

贈り物を友人や両親などに贈る時に思い出したい名言ですね!

上杉鷹山(うえすぎようざん)の名言から元気をもらおう!

いかがでしたか?
上杉鷹山は他者の名言には仕事の場で生きる言葉が多いです。

特に後輩やチーム、組織を先導する立場の方には響くものが多いと思います!
皆さんも仕事などで躓いたり、悩んだ時は上杉鷹山の名言を思い出してみてください。

この記事を書いた人

れいか

埼玉出身の「れいか」です。 主に、エンタメ・ビューティー・ファッションのジャンルを書いてます。 アニメとコスメ、ファッションをこよなく愛してます。 留学とアパレル店員の経験あり! 海外のことやファッション・美容のことはお任せあれ!

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