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【夜好性】知らないと置いてかれる?音楽業界の最新トレンド〈ずとまよ、ヨルシカ、YOASOBI〉を紐解く。

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2021/01/26

目次[ 表示 ]

1.そもそも夜好性(やこうせい)って何・・・?

皆さんは「夜好性」という言葉を知っていますか?
動物や昆虫に見られる「夜行性」でも、暗い場所で光る「夜光性」でもありません。

「夜を好む性質」で「夜好性」(やこうせい)です。

一体どういった意味なのでしょうか?

「夜好性」とは名前に夜を連想させる言葉が入っているアーティスト3組のファンの総称のことを意味しています。
そのアーティスト3組とは『ずっと真夜中でいいのに』『ヨルシカ』『YOASOBI』です。

「中毒性があり、ずっと聞いてられる」「ここ最近、鬼リピしてる」などのコメントが多数寄せられている今、大注目のアーティストです。

ちなみに私も「夜好性」に中毒している内の一人です(笑)

各種SNSでは、この組3の楽曲をミックスした動画が上げられるなど、10代・20代を中心に大盛り上がりです。

楽曲の構成が似ていて、一つの曲のように聞こえるので違和感はありません。

ぜひ聞いてみてください!



2.ユニット?ソロ?素性を解剖

では、『ずっと真夜中でいいのに』『ヨルシカ』『YOASOBI』とは一体何者なのか。
バンドなのか?シンガーソングライターなのか?

その素性と多くの人がハマる魅力について書いていきます。

ずっと真夜中でいいのに

引用元:ずっと真夜中でいいのに。公式HP https://www.zutomayo.com/

一体何者?

『ずっと真夜中でいいのに』、通称『ずとまよ』は正式なメンバーが一人(ボーカル)しかおらず、どちらかと言えば、ソロっぽいように思えますが、本当の詳細は分かりません。

同じような音楽ユニットを例に挙げると、Superflyさんのようなイメージですね。

『ずっと真夜中でいいのに』というアーティスト名はとても印象な名前だと思います。
この印象的な名前の由来は『ずっと真夜中でいいのに』という歌詞から始まる楽曲を制作したことからだそうです。

メンバープロフィール

ボーカル:『ACAね』(アカネ)

引用元:@ミーティア https://meetia.net/music/zutomayo_matome_hd/

そのまま『アカネ』と読みます。ボーカルだけではなく、作詞・作曲も担う『ずとまよ』の中で最も核な存在です。

性別は女性で、年齢は不明です。
基本的には顔を出しませんが、ライブの際は出しています。

しかし、会場の光の演出による逆光であまりよく見えません。あえてそうしているのだと思います。
残りのメンバーは、正式メンバーとして存在せずに、ボーカロイドクリエイターやアニメーターの方のみなので、表に出ることはなく、裏方として活躍されています。

ボーカロイドクリエター『ぬゆり』

・作曲(ACAねさんと共同制作)&編曲を担当しています。

アニメーター:『Waboku』(ワボク)

・MVなどの映像制作全般を担当しています。

これらの情報しか公開されていない『ずとまよ』は謎多き音楽ユニットなのです。

ヨルシカ

引用元:@ヨルシカ公式HP https://yorushika.com/

一体何者?

コンポーザーであるn-buna(ナブナ)女性シンガーであるsuis(スイ)をボーカルに迎えたことにより結成されたバンドです。

ヨルシカという名前の由来は1stアルバム『夏草が邪魔をする』の収録曲である「雲と幽霊」の歌詞の「夜しかもう眠れずに」から取られています。

引用元:@ヨルシカ公式HP https://yorushika.com/

ヨルシカの特徴的なロゴマークは一見、目のように見えますが、月と月が向かい合ってるというモチーフで、時計に針にもなっていて、「6時から夜」という意味が込められています。

メンバープロフィール

ヨルシカに関しても、「ずっと真夜中でいいのに」同様に、メンバープロフィールが明らかなっておらず、不明な点が多いです。
先入観を持って聞くのではなく、曲そのものを聞いてほしいという理由からは顔やプロフィールを非公開にしているそうです。

ギター:n-buna(ナブナ)
・ヨルシカの全楽曲の作詞作曲編曲を担当しています。ギタリストでもあります。

ボーカル:suis(スイ)
・ヨルシカの全楽曲のボーカルを担当しています。

ヨルシカにはレコーディングやライブで参加する4人のサポートメンバーが多くいます。

ギター:下鶴光康

ベース:キタニタツヤ

ドラムス:Masack(マサック)

ピアノ:平畑徹也(はっちゃん)

これらのサポートメンバーのおかげでヨルシカは成り立っています。

 



YOASOBI

引用元:@YOASOBIオフィシャルサイト https://www.yoasobi-music.jp/

一体何者?

ボカロP出身のAyaseとシンガーソングライターikura(幾田りら)からなる音楽ユニットです。
2019年に活動をスタートさせています。

結成にきっかけは「小説を音楽にしてみたら面白いんじゃないか」と「monogatary.com」のスタッフからAyase(あやせ)が打診されたことです。ボーカルはikuraがInstagramでカバー動画を配信していたところ、目を付けたことにより結成が決定。

名前の由来は正式には分かりませんが、Ayaseは昼のボカロプロデューサーとして顔と、夜に活動するユニット活動の顔で区別しているようです。
ユニット活動する時は、「夜遊び」的な感覚でチャレンジしてみようという意味から『YOASOBI』と名づけられたと言われています。

メンバープロフィール

コンポーザー:Ayase(あやせ)

引用元:@YOASOBI公式オフィシャルサイト https://www.yoasobi-music.jp/profile

男性ボーカロイドプロデューサーです。生年月日は不明で2018年からYouTubeに投稿を開始すると、たちまち話題になり「ラストリゾート」では再生回数500万回を超えました。

ボーカル:ikura(いくら)[本名:幾田りら]

引用元:@YOASOBIオフィシャルサイト https://www.yoasobi-music.jp/profile

YOASOBIのボーカルを務めており、他にも「ぷらそにか」というアコースティック・セッション・ユニットにも参加しています。



3.【夜好性増殖の理由】それぞれの魅力とは?

これだけ夜好性が増殖しているのはそれぞれ魅力があるからです。
歌声が綺麗というのはありきたりなのでここでは解説しません。

ここでは歌声の他にこの3つのアーティストを語る上で欠かせない魅力について解説していきます。

『ずとまよ』独創的なMVと歌詞

ずとまよの最大の魅力は楽曲そのものの力に加えて、印象的なMVと歌詞の存在が大きいです。
アルバム発売に先んじて新曲のMVを公開したり、解釈の難しい新曲が出るたびに話題になります。

ずとまよの代表曲である「秒針を噛む」を例に挙げてみると、

「秒針を噛む」は好きになってはいけない相手のこと(おそらく浮気相手)を想っている。だが、結局、《君》は本命の元に戻ってしまう。でも、《私》は《君》のことを想っているという歌になります。

その中で、こんな歌詞があります。

この歌詞の〇というのは復縁を示しており、復縁を望んでいる。《君》には「ごめん。それはできない」と返事して欲しくない。と捉えることができます。

”ハレタ レイラ”
「ハレタ」は晴れた腫れたのどちらかではないかという憶測が飛んでいます。
「レイラ」はアラビア語で「女性」や「夜」という意味があります。

《私》の夜が明けると共に気持ちも晴れていったという風に解釈できます。

このように、あらゆる考察が考えられるといった歌詞理解の難しさがずとまよの魅力なのです。

『ヨルシカ』壮大な1つの物語的楽曲とアニメーション

ヨルシカの魅力はn-bunaの生み出す叙述的で文学的な歌詞とボーカルsuis透明感溢れる歌声により、MVや楽曲の世界観の深みをより深いものにします。

MV・楽曲・歌詞この三つの要素からなる一つの物語的な楽曲が魅力です

ヨルシカの世界観にはどこか懐かしさを感じます。彼らの音楽は一つの大きな物語となっているので、アニメーションとの相性が抜群です。

引用元:@ヨルシカ/n-buna OfficialYouTubeチャンネル 

物語性はヨルシカの楽曲を語る上では欠かせないことなのです。

『YOASOBI』小説を楽曲にする世界観とリンクしたMV

YOASOBIの大きな特徴して必ず挙げられるのは、「小説を音楽にする」という今までにあまりないテーマの楽曲です。

小説の内容から楽曲が制作され、それをMVする。小説を読んだことがある人は歌詞やMVの表現したいことが理解でき鮮明に伝わる。逆に、先に楽曲から聴いた人は、小説を読むことで楽曲の背景を知ることができます。

代表曲である「夜に駆ける」の原作である『タナトスの誘惑』は飛び降り自殺を考えてる「女性」と、その姿に一目惚れした《僕》の短編小説です。そのため、「夜に駆ける」のMVはビルの屋上のシーンから始まりであったり、実際に落ちているようなシーンがあったりと、物語性の構成となっています。

引用元:@Ayase/YOASOBI公式YouTubeチャンネル

そういった小説・歌詞・MVの要素すべてがYOASOBIの楽曲に含まれており、この世界観が「夜好性」達が惹かれる要因だと思います。



4.中毒確定!オススメ楽曲ベスト3

ここでは、売上や視聴回数などではなく、個人的におすすめしたい楽曲をそれぞれ3曲ずつ紹介していきます!

ずっと真夜中でいいのに

第1位:「秒針を噛む」

リリース前の2018年に本楽曲のMVをYouTubeに投稿したし、『ずっと真夜中でいいのに。』は活動を開始した。現在、MVは5000万再生を突破した人気楽曲です。

第2位:「脳裏上のクラッカー」

この曲は、歌詞を理解するのは難しくボカロっぽい曲になっています。歌詞のテーマがSNSとなっています。SNS本体というよりはSNSによって悩まされる主人公の姿をテーマにしたような歌詞とMVになっています。

第3位:「お勉強しといてよ」

本楽曲のMVは「夜好性」達の中でも最強と言われているくらいインパクトのあるMVになっています。楽曲構成そのものをMVに物語として取り込んでいます。

ヨルシカ

第1位:「だから僕は音楽をやめた」

コンポーザーのn-bunaが描いた物語を軸として書き下ろしたアルバムの中の1曲になっています。音楽を辞めることになった主人公エイミーがスウェーデンを旅しながらエルマへ捧げたという一人の青年を題材にした壮大な物語のような楽曲です。

第2位:「ただ、君に晴れ」

2018年にリリースされた『負け犬にアンコールはいらない』に収録されている楽曲です。記憶に中の《僕》と今を生きる現在の《僕》の二つの視点から進んでいく、せつない物語になっています。

第3位:「雨とカプチーノ」

2019年にリリースされた2ndアルバム『エルマ』に収録さている楽曲となります。先程、紹介した「だから僕は音楽を辞めた」に続く物語が軸となっています。さらに「だから僕は音楽を辞めた」に収録されている「詩書きとコーヒー」のアンサーソングでもあります。

YOASOBI

第1位:「夜に駆ける」

YOASOBI初の作品で、小説サイトに投稿された星野舞夜の小説『タナトスの誘惑』を原作として作詞作曲がされた楽曲になっています。同曲のMVをAyaseのYouTubeチャンネルに公開したところ、公開から7ヶ月ほどで再生回数2000万回を突破。さらにTikTokなどでも話題を呼び、YOASOBIの代表曲となりました。

第2位:「ハルジオン」

YOASOBI三作目となる同楽曲は「橋爪駿輝」の小説『それでも、ハッピーエンド』を原作として作詞作曲がなされました。「ハルジオン」という花の合言葉は「追想の愛」です。追想とは過去を思い出して懐かしむという意味があり、失恋した女性の心が繊細に描かれています。

第3位:「あの夢をなぞって」

「夜に駆ける」に続いて制作された、いしき蒼太の小説『雪の雫と星の花』を原作として作詞作曲された2作目の楽曲になります。クラスメイトの少年に告白されるということを夢の中で知った少女とその少年の花火大会での恋物語について描かれてた作品です。



5.最後に

「夜好性」と言われる3組のアーティストを紹介していきましたが、どうだったでしょうか?

私自身、これらのアーティストは歌い手の頃からのファンで、近年、有名になってきて嬉しい半面、「ライブチケットは争奪戦になるのか…」とちょっぴり寂しい気持ちも。

ぜひ、皆さんも一度聞いて夜を好んでみませんか?



Mola!編集部

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Mola編集部

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