皆さんは、女性小説家「有川浩」さんを知っていますか?有川浩は、メディアミックス化された作品が多い大人気小説家です!読後感の良さに定評があり、幅広い世代から根強い人気を誇っています。
今回は、そんな有川浩のファンが厳選したおすすめ作品を7選紹介していきたいと思います!読み始めたら止まらなくなってしまうこと間違いなしなので、ぜひ参考にしてみてください!
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幅広い年代に人気な女性小説家『有川浩』さんってどんな人?
プロフィール
引用元:講談社
高知県生まれ。2004年、第10回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作『塩の街』でデビューし、その後は、『空の中』『海の底』(アスキー・メディアワークス)で一躍注目を集めました。「図書館戦争」シリーズは本編完結後もアニメ化などで大ブレイクを続け、2010年には『フリーター、家を買う。』(幻冬舎)がドラマ化、2011年には『阪急電車』(幻冬舎)が映画化されるなど、その作品は多分野にわたり話題を呼んでいる小説家です。
「ダ・ヴィンチ」(2012年1月号)〈BOOK OF THE YEAR 2011 総合編〉で『県庁おもてなし課』(角川書店)が第1位を獲得し、〈好きな作家ランキング女性編〉でも第1位など、幅広い世代から支持を受けています。
その他にも、『シアター!』(メディアワークス文庫)『キケン』『ストーリー・セラー』『ヒア・カムズ・ザ・サン』(新潮社)など多数にわたって著書を描いています。
ラブコメ、SF要素満載!『有川浩』の小説7選
塩の街(2004)
あらすじ
自衛隊三部作とは、電撃文庫から出版されている自衛隊を題材とした有川浩の3作品のことを指しており、今回紹介する『塩の街』のほかに『空の中』と『海の底』があります。それぞれ陸、空、海の3つの自衛隊を題材としており、主要な登場人物に自衛隊員がかかわっています。
その中で『塩の街』は、塩害により塩で埋め尽くされ、社会が崩壊しかけた東京を描く物語です。元・航空自衛隊二等空尉の主人公・秋庭高範は塩害により両親を失った女子高生小笠原真奈と出会い、真奈を助けたことから彼女の保護者として生活することになります。
塩害により東京が塩で埋め尽くされようとした世界の中で互いに助け合い、惹かれあう、そんな元航空自衛官と女子高生の恋愛SF作品となっています。
空の中(2004)
あらすじ
「塩の街」「海の底」と並び、自衛隊三部作の航空自衛隊編「空の中」です。
本作は、高度2万メートルで起こった2つの飛行機爆発炎上から始まる物語です。民間航空機開発計画の1号試験機「スワローテイル」が試験飛行中の爆発炎上します。次いで、航空自衛官・斉木敏郎三が操縦する自衛隊イーグル機の爆発炎上が続きます。
高度2万メートルて起こった事故の原因解明にMIT社員・春田高己と自衛隊パイロット・武田光稀は事故高空へ飛ぶことに。一方で、その事故で亡くなった自衛官の息子・斉木瞬と瞬の幼馴染み・佳江は海辺で秘密を持ち帰るのでした。
秘密を探す大人たちと、秘密を拾った子供たちの2つの秘密に絡む、2組の恋愛ストーリーです。
海の底(2005)
「塩の街」「空の中」と並び、自衛隊三部作の航空自衛隊編「海の底」です。
米軍のある横須賀基地では桜祭りが行われ、多くの一般人が訪れていました。しかし、その賑わいのある光景は、サガミ・レガリスという甲殻類が襲撃してきたことで一変します。
その甲殻類はザリガニをメートル級に引き延ばしたような大きさで、人間を襲って食べるのでした。海上自衛隊員である夏木と冬原は、基地外へ避難する際に逃げ遅れて甲殻類に襲われかけている子供たちを発見し保護しますが、既に基地外への退去は難しく、止む無く潜水艦内に立て籠もることにします。救助を待つ間、2人は子どもたちの歪な関係に巻き込まれていきます。自衛隊がサガミ・レガリスを駆除後子供たちは無事帰宅し、5年後に成長したヒロインと夏木は再会します。
クジラの彼(2007)
あらすじ
本書は表題作「クジラの彼」を含む全6篇の短篇で構成されています。有川浩の人気三部作『塩の街』『海の底』『空の中』のうち、『海の底』のスピンオフとして執筆された表題作をはじめ、全篇通して描かれる甘い恋愛模様が読者の心を惹きつけます。
「クジラの彼」は、ドラマティックな展開を見せる『海の底』とは違うテイストに仕上がっています。海上自衛隊に所属する主人公、冬原と、合コンで出会った聡子との恋愛模様。タイトルは聡子が冬原に言った、「潜水艦ってクジラみたい」という言葉から来ています。一度任務についてしまうとなかなか帰ってこられないクジラ乗りの冬原。なかなか会えない聡子との恋愛は少しずつ試練の兆しを見せ始めます。
シアター!(2009)
あらすじ
劇団を運営していた春川功は300万円もの赤字を出してしまい、3つ年上で子供の頃から頼りにしていた兄の司に泣き付きます。
借金を全額肩代わりした司が劇団側に提示した条件は、自分が運営に加わることと2年間の間に300万円の収益を上げることです。メンバーからの反発や公演当日のアクシデントに悩まされながらも、司は弟の夢に付き合うことを決意するのでした。
キケン(2010)
あらすじ
SF、ミリタリー、恋愛要素が強い作品が多かった有川浩ですが、今回の作品は大学生たちが繰り広げるドタバタ青春コメディとなっております。
主人公・元山高彦が入学した電気工科大学には、「機械制御研究部」(通称・キケン)というサークルがあり、そのサークル部員は先輩たちの中である意味恐れられている一癖も二癖もある変な男たちでした。入学早々そんなサークルに引きずり込まれた元山と同期生たちは、日々繰り広げられる様々な事件や犯罪スレスレの行為に振り回されていきます。
ストーリー・セラー(2010)
あらすじ
デザイン事務所で働く 「彼女」 の趣味は小説を書くことでしたが、誰にも読ませるつもりはありません。偶然にも会社の同僚に自分の作品を見られてしまい、その日からは「彼」は彼女にとっては恋人でもありただひとりの読者となります。やがてふたりは夫婦となり彼女の小説家デビューも決まりますが、思わぬ試練が待ち受けているのでした。
有川浩の小説は読書初心者~上級者まで楽しめること間違いなし!
いかがでしたか?今回は、人気女性小説家『有川浩』さんのおすすめ作品を7選紹介していきました!有川浩さんは、読書をあまりしない人から読書上級者まで楽しめるようなさまざまな世界観の小説を描いているので、ぜひおすすめしたい小説家の1人です!
独特で読みごたえのある本の世界にぜひ浸ってみてはいかがでしょうか?