【2023最新】新海誠のおすすめ映画5選！作品の特徴やその魅力も解説します

全作を通して圧倒的な映像美が話題になることが多く、山間風景をはじめとする自然の描写はもちろん、国内有数の大都会・新宿のコンクリートジャングルの風景も美しく描かれています。また、「関係性が定まる前に相手を失う」という形で描かれる喪失感が商業デビュー作『ほしのこえ』以来繰り返されており、この喪失感そのものや、その解消により引き起こされるカタルシスにハマる人も数多くいます。もちろん筆者もその一人です。
今回はそんな新海監督のおすすめ映画を5つ紹介していきたいと思います！

1996年に中央大学文学部文学科国文学専攻を卒業後、2002年に短編『ほしのこえ』で商業作品デビューを果たします。以降およそ3年前後に1本のペースで新作を発表し続け、2016年発表の大ヒット作『君の名は。』で国民的アニメ映画監督となりました。

監督：新海誠
原作：新海誠
脚本：新海誠
新海誠の3作目の商業作品。短編3話の連作構成となっています。

第1話『桜花抄』
互いに想いを寄せつつも、小学校の卒業と同時に離れ離れになってしまった少年遠野貫樹と少女篠原明里の再会の物語。中学1年の終わりごろに貫樹が鹿児島から栃木まで自ら明里に会いに行く決意をする。しかし、約束の日は大雪が降り電車が長時間停車したうえに渡す予定の手紙も紛失してしまうのでした。

第2話『コスモナウト』
篠原明里と離れ離れになった遠野貫樹に恋する澄田花苗の失恋を描いた物語。進路も決められず趣味のサーフィンでもスランプに陥っている花苗が、スランプの克服とともに貫樹に自分の気持ちを伝えようと決心するのでした。

第3話『秒速5センチメートル』
大人になった遠野貫樹と篠原明里の日常と未来の物語。貫樹は東京で社会人となったが、心はあの中学生の夜からずっと明里を追い続けるままでした。

監督：新海誠
原作：新海誠
脚本：新海誠
2013年公開の5作目の商業作品。雨が3人目のキャラクターと言われるほど雨が重要な役割を果たしています。

靴職人を目指す高校生のタカオと、謎めいた年上の女性ユキノの恋を描いた物語です。タカオは雨の朝は学校をさぼって、神社にある日本庭園で靴のスケッチを描いていました。ある日、彼はそこでユキノと出会います。ユキノは雨の日にだけ現れる謎めいた女性です。タカオとユキノは雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり心を通わせていきます。

監督：新海誠
原作：新海誠
脚本：新海誠
2019年公開の7作目の商業作品。公開から3週連続で興行収入1位を獲得し、『君の名は。』に続いて興行収入100億円の大台を突破しました。

離島から家出し東京にやってきた高校生・森嶋帆高と、祈るだけで天気を晴れにする力を持つ少女・天野陽菜の出会いと冒険を描いた物語です。帆高は、離島から東京にやってきて、怪しげなオカルト雑誌のライターとして働き始めます。ある日、彼は都会の片隅で陽菜と出会います。陽菜は祈るだけで晴れにする力を持っていました。帆高と陽菜は力を合わせて東京を救うために奔走します。

監督：新海誠
原作：新海誠
脚本：新海誠
2016年公開の6作目の商業作品。本作は川村元気さんに「新海監督の『ベスト盤』」と言わしめ、新海さんを国民的アニメ映画監督のポジションに押し上げた作品です。

物語は千年ぶりに地球に接近する彗星の1ヶ月前、岐阜県の田舎町糸守町に住む女子高生・三葉と、東京で暮らす男子高校生・瀧の2人が、入れ替わることから始まります。
最初は戸惑いながらも、お互いの生活を体験していくうちに、2人は次第に惹かれ合うようになります。しかし、ある日、入れ替わりが突然できなくなります。2人は入れ替わることができなくなった理由を探るうちにある秘密を知ることに。

監督：新海誠
原作：新海誠
脚本：新海誠
2002年発表の商業作品デビュー作。制作に集中するために会社をやめて部屋にこもり、ほとんどの作業を自宅のパソコンを使って1人で作り上げたものです。

舞台は2046年。同級生の長峰美加子と寺尾昇は同級生で同じ部活の仲が良い2人だが、美加子が国連軍の選抜メンバーに選ばれたことで物語は始まる。地上と宇宙で離れた2人はメールで連絡を取り合うが、離れていくにつれメールの送受信にかかるタイムラグが大きくなってしまう。

新海誠監督の作品は、誰もが経験するであろう、恋や友情、家族愛などの普遍的なテーマを扱っており、多くの人々に共感されています。圧倒的な映像美と繊細なストーリーテリング、普遍的なテーマで世界中で愛されている新海誠監督の作品をぜひ一度ご覧になってみてください。