みんなの心に残る名作映画16選！洋画～邦画まで各見どころも紹介

古い映画から最新映画まで、私たちの心に残った作品はいつまでも長く愛され続けています。今回は、洋画から邦画まで死ぬまでに必ず観たいおすすめ映画16選をまとめました！映画好きや、映画をあまり観ない人でも楽しめる作品が盛りだくさんなので、ぜひあなたのベスト映画を見つけてみて下さい！

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舞台はニューヨーク。アパートに住む12歳のマチルダ(ナタリー・ポートマン)は、悪徳麻薬警察官のスタンフォールド(ゲイリー・オールドマン)によって自分の家族を殺されてしまいます。マチルダは、隣室に住む一流の殺し屋レオンに助けを求め、レオンは彼女に説得され、家族の復習のために人の殺し方を教えるのでした。2人は、共に過ごすうちに複雑な関係性へと変わってきます。

この作品の見どころは、なんといっても作中に描かれるマチルダの「大人的な描写」です。黒いボブヘアとチョーカー、フライトジャケットをおしゃれに着こなす彼女の姿は、現代のファッション界に強く影響しています。家族を殺されたマチルダの見せる、どことなく切ない表情や大人びた発言は、観る人の心を強く打つでしょう。

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舞台は1962年のニューヨーク。一流ナイトクラブ、コパカバーナで用心棒を務めるトニー・リップは、ガサツで無学だが、腕っぷしとハッタリで家族や周囲に頼りにされていました。ある日、トニーは、黒人ピアニストの運転手としてスカウトされます。彼の名前はドクター・シャーリー、カーネギーホールを住処とし、ホワイトハウスでも演奏したほどの天才は、なぜか差別の色濃い南部での演奏ツアーを目論んでいました。〈黒人用旅行ガイド＝グリーンブック〉を頼りに、2人の旅が始まります。

2018年度のアカデミー賞3部門を受賞するなど高い評価を獲得した映画「グリーンブック」。作品名のグリーンブックとは、1936年から1966年まで、ヴィクター・H・グリーンによって毎年出版された黒人が利用可能な施設を記した旅行ガイドブックのことです。この映画の魅力は、「人種差別」が色濃く残る1960年代のアメリカで、白人の用心棒と黒人の天才ピアニストの友情を段々と築き上げていくストーリーです。互いの歩み寄り方や2人の関係性の変化に注目して観てみて下さい。

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知能指数が人よりも劣っていたが、母親に普通の子どもと同じように育てられたフォレスト・ガンプは、小学校で優しく美しい少女ジェニーと運命的な出会いを果たします。誰にも負けない俊足を持っていた彼は、アメフト選手として入学した大学ではスター選手として活躍します。そこから、フォレスト・ガンプの奇妙な人生を描いたヒューマンドラマです。

監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のロバート・ゼメキス。第67回アカデミー賞で作品賞ほか6部門を受賞し、高い評価を受け続けているフォレストガンプ。作品の見どころは、ハンクスの天才的な演技で描かれる主人公フォレストガンプという人の魅力に着目すると楽しめます。また、幼い頃から思い続けているジェニーとは再会と別れを繰り返し、最終的にどのような展開になるのかも考えながら観るのもおすすめです。

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舞台は1815年のイギリス。ヒュージャックマン演じるジャン・バルジャンが仮出所したシーンか始まります。彼は、出所中に再び盗みを働きますが、司教によって逃れることが出来ました。その後、彼は改心し、過去の名前を捨て、市長にまで昇り詰めることが出来ました。やがてアン・ハサウェイ演じるファンティーヌと出会い、彼女が亡くなる前に娘のコゼットを託されたバルジャンは、自分を追う警察ジャベールの追跡をかわしつつ、コゼットを連れてパリへ逃亡するのでした。

ビクトル・ユーゴーが1862年に執筆した小説を原作で、各国で大ヒットしていたミュージカルを映画化した作品です。レ・ミゼラブルは、ミュージカルとしては1980年代にロンドンで上映されてから、ブロードウェイを含み世界４３か国でロングランされていました。この作品の見どころは、バルジャンとシャンベールの長い対立と、登場人物一人ひとりが歌う名シーンです。一人ひとりのキャストに物語が存在し、その生涯を歌で綴るシーンは涙なしには観られないでしょう。158分という長い映画ですが、作品の壮大な世界観に間違いなく引き込まれ、観終わった後には1冊の小説を読み終える感覚になります。

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ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニーは記憶が薄れ始めていたが、娘のアンが手配する介護人を拒否していました。そんな中、アンから新しい恋人とパリで暮らすと告げられショックを受けます。しかし、それが事実ならアンソニーの自宅に突然現れ、アンと結婚して10年以上になると語るこの見知らぬ男は誰なのか、なぜ彼はここが自分とアンの家だと主張するのか、ひょっとして財産を奪う気か？アンソニーは現実と幻想の中である真実に辿り着きます。

この映画はアカデミー賞最有力映画として評価され、名作『羊たちの沈黙』で初のアカデミー賞主演男優賞を獲得したアンソニー・ホプキンスの驚異的な演技力が見どころです。映画の中で演じた認知症に侵されていく男の姿は、あまりにも真実味に溢れています。83歳になった彼は、映画の中で病に侵されながら、人格が次々と変わっていく様に目が離せないでしょう。

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物語は世界的な人気番組『クイズ＄ミリオネア』で、ジャミールがあと一問で全問正解と言う緊迫した場面から始まります。しかし、インドのスラム街で育った無学の少年が質問の答えを知るはずもないと、司会者に疑われ、賞金を払いたくないTV番組会社の差し金で警察に連行され、尋問を受けることになってしまっています。 主人公はどうして、100ドル札に印刷された大統領の名前や、ピストルを発明した人物を知り得たのか、そして彼がその答えを知ることとなる子供時代の記憶を行き来しながら、貧しいスラム街やタジ・マハール失踪しながら、少年の人生を多彩な映像美で描いています。

この映画は、2009年アカデミー賞、ゴールデングローブ賞受賞をした作品です。今までにない斬新なストーリーが衝撃を呼んだこの作品の見どころは、物語の中でインドが抱える矛盾、格差、貧困、ギャングらの現実などを明るみにしながらも、人間にとって幸福とは何か？を問いかけているテーマ性です。貧困社会の暮らしをリアルに描かれており、最後のシーンは期待を裏切られる衝撃性があり目が離せないでしょう。

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幼いころから、ずっと吃音（きつおん）に悩んできたジョージ6世。そのために内気な性格でしたが、厳格な英国王ジョージ5世はそんな息子を許さず、さまざまな式典でスピーチを命じます。ジョージの妻エリザベスは、スピーチ矯正の専門家ライオネルのもとへ夫を連れていきますが、果たしてスピーチを行うことは出来るのでしょうか。

この作品は、2011年アカデミー賞に選ばれた作品です。英国王ジョージ6世が周囲の力を借りながら克服し、国民に愛される王になるまでを描く実話に基づく感動作です。トロント国際映画祭で最高賞を受賞したのを皮切りに、世界各国の映画祭などで話題となっています。弱みや欠点を抱えた一人の男の人間ドラマと、実話ならではの味わい深い展開が見どころです。

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舞台はゴッサムシティ。「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸にコメディアンを夢見る、孤独だが心優しいアーサー。都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながら母を助け、同じアパートに住むソフィーに秘かな好意を抱いています。笑いのある人生は素晴らしいと信じ、ドン底から抜け出そうともがくアーサーはなぜ、狂気溢れる<悪のカリスマ>ジョーカーに変貌したのか。そこには衝撃の真実と過去がありました。

2020年アカデミー賞、ゴールデングローブ賞獲得、そしてホアキン・フェニックスが主演男優賞獲得と世界の賞を総なめしている問題作です。ヒーロー「バッドマン」に出てくるヴィランとして有名な「ジョーカー」の新たな切り口で描かれた誕生物語です。見どころは、なんといっても主人公アーサーの中に「ジョーカー」が生まれた瞬間に音楽と共に繰り広げられるダンスシーンです。奇抜な音楽とは逆に、ジョーカーの不気味な笑みから目が離せません。

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1988年、関東地区に新型爆弾が使用され、第3次世界大戦が勃発しました。その後、舞台は2019年のネオ東京。金田をリーダーとするバイクの一団は進入禁止の高速道を疾走していました。しかし、先頭にいた鉄雄（てつお）は突然視界に入った奇妙な子どもを避けきれずに転倒し負傷してしまいます。鉄雄は直ちに現れたアーミーのヘリに収容され飛び去ってしまいました。翌日、鉄雄を必死に捜す金田は、少女ケイと出会います。その頃、鉄雄はアーミーのラボで強力なクスリを連続投与され、不思議な力を覚醒し始めていました。

今ある代表的な日本アニメの原点と言われるのがこの作品「AKIRA」です。本作の見どころは何と言っても主人公金田のトレードマークである真っ赤なジャケットを羽織り、真っ赤なバイクに乗って、ネオン色の東京を駆け回る臨場感溢れるシーンです。友達想いの金田のかっこよさに惚れ惚れすること間違いなしです。

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銭湯幸の湯を営む幸野家。しかし、父が一年前に蒸発し、銭湯は休業状態です。母・双葉はパン屋でパートをしながら中学生の娘・安澄（あすみ）を育てています。そんなある日、突然倒れた双葉は、ガンで余命2ヵ月と宣告されます。ショックを受けつつも、現実に気丈に立ち向かい、家出した夫の捜索や銭湯の再開、学校でイジメに遭っている娘を叱咤して独り立ちさせる、といったやらなければならないことをリストアップする双葉でした。

余命宣告を受けた母と娘の家族ドラマは涙なしで観ずにはいられません。いじめを受け引きこもりの娘が、ストーリーの中でどのように変わっていくのかも見どころの1つです。母親と娘の強い絆はもとより、人生の喜怒哀楽を詰め込んだストーリーに夢中になること間違いなしです。

引用元：映画.com

高層マンションの谷間にポツンと取り残されたように建つ古びた平屋の一軒家。そこに治と妻・信代、息子・祥太、信代の妹・亜紀、そして家の持ち主である母・初枝の5人が暮らしていました。しかし、治は怠け者で甲斐性なし。一家の生活は初枝の年金に支えられていました。そして足りない分は家族ぐるみで万引きなどの軽犯罪を重ねて補ってるのでした。そんなある日、治は団地の廊下で寒さに震えている女の子を見つけ、彼女を家に連れ帰ります。信代は娘として育てることにしますが、ある事件をきっかけに、それぞれが抱える秘密が次々と明らかになっていきます。

2018年日本アカデミー賞最優秀作品賞、カンヌ国際映画祭にも輝いた「万引き家族」。これまでに高い評価を受ける理由の1つとして、「家族から垣間見える日本の現代社会の闇」を感じることが出来るからでしょう。それは一体何なのかは観てのお楽しみで、また観る人それぞれで捉え方や解釈の違いがあります。映画自体では、あえてメッセージ色を前面に出さず、あくまでも“家族”の映画として屹立させているあたりも監督ならではの「人の悲劇」の演出の仕方に特徴が出ています。

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ある日、主人公の健太郎は、今の祖父とは血のつながりがなく血縁上の祖父が別にいることを知ります。その実の祖父の名は、宮部久蔵。太平洋戦争で零戦パイロットとして戦い、終戦直前に特攻出撃により戦死していた事実がありました。そこで宮部について調べ始めてみると、かつての戦友はみんな彼のことを、生きて還ることに執着した臆病者と非難していたことを知ります。なぜ宮部は特攻に志願したのか。やがて、ついに宮部の最期を知る人物に辿り着く健太郎が1つの悲しい真実に辿り着きます。

2015年日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた作品です。「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴監督が映画化した戦争ドラマとして、高い評価を得ました。本作は太平洋戦争が舞台となっており、面白いだけでなく、現代の私たちが「戦争」について深く考える機会となった映画です。宮部や若きパイロットたちの鬼気迫る想いがリアルに表現され、ゼロ戦の戦闘シーンなどが鮮明に描かれています。また、壮大で迫力のある映像は、真珠湾やミッドウェーの戦いの歴史資料を元に忠実にVFXで映像化しています。映像の履迫力と最後の名シーンは見どころです。

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今日まで母親だと思っていた人は、自分を誘拐した犯人。21年前に起こったある誘拐事件をきっかけにこの物語は展開します。不実な男を愛し、子を宿すが母となることが叶わない絶望の中で、男と妻の間に生まれた赤ん坊を連れ去った女性、野々宮希和子と、その誘拐犯に愛情一杯に4年間育てられた娘、秋山恵理菜。実の両親の元に戻っても普通の生活は望めず、心を閉ざしたまま成長した恵理菜は、ある日自分が妊娠していることに気づきます。相手は、希和子と同じ、家庭を持つ男でした。封印していた過去と向き合い、かつて希和子と暮らした小豆島へと向かった恵理菜が見つけた衝撃の真実が明らかになります。

この作品は、2012年の第35回日本アカデミー賞で、『八日目の蝉』は作品賞・監督賞・主演女優賞・助演女優賞を含む最優秀賞10冠に輝きました。この映画の見どころは、知の繋がっていない母の記憶を描かれるシーンです。その中で、娘恵理菜は子供の頃「母」と信じて愛した女性に対して、どのように自分の心情と決着をつけるのでしょうか。その心の葛藤がストーリーの中で痛いほど伝わってきます。

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舞台は、義理と人情とヤクザの地獄の町「宝島」。超人的な身体能力を持つ「ネコ」と呼ばれる二人の少年クロとシロのたったひとつの住処です。しかしそこへヤクザや謎の組織が現れ、開発という名の地上げ、暴力、実態の分からない「子どもの城」建設プロジェクトが巻き起こり、町には不穏な空気が漂っていきます。宝町が大きく動くとき、クロとシロの運命も大きく揺り動かされていきます。

2008年日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞受賞を誇る、原作『松本大洋』のアニメ映画です。この映画では、アニメでは珍しい「怖いメッセージ性」が表されています。クロとシロ、2人の正反対な人格と、その2人が共に生きている理由を作品の中から読み解いて観ていくと面白いのではないでしょうか。また、松本大洋ならではの独特の世界観も魅力的でついつい引き込まれてしまいます。

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舞台は、終業式の教室。「娘の愛美はこのクラスの生徒に殺されました。」1年B組の担任教師、森口悠子のセリフで映画は始まります。最初は真面目に聞いていなかった生徒も、次第に森口の告白に聞き入ります。静まり返った教室で森口が延々と語っていくシーンから、生徒たちの秘密、そして衝撃の事実が明らかになるのでした。

この映画は、2011年日本アカデミー賞受賞に選ばれました。中学生による残虐な殺人シーンや心の闇を描く描写から、R15＋指定を受けている作品でもあります。この作品の見どころは、松たか子演じる教師の静かに語るようすから、「人間の狂気」が垣間見える恐怖と、明らかになっていく事実に背筋が凍るでしょう。

引用元：映画.com

舞台は新宿。ニューハーフショークラブで働くトランスジェンダーの凪沙は、ある日育児放棄にあっていた親戚の少女・一果を預かることになります。待ち合わせ場所に現れた一果に対して、好きで預かるわけじゃないと言い放つ凪沙。一方、一果も叔父だと思っていた凪沙の姿に戸惑いを隠せず。互いに理解し合えないまま奇妙な共同生活が始まる中、一果は街で偶然バレエのレッスンを目にして強く惹かれます。

この映画は、2021年日本アカデミー賞最優秀作品に選ばれた作品です。今社会問題ともなっている「LGBT」をテーマに、その葛藤と恐怖を抱える主人公を描いたヒューマンドラマです。この作品の見どころは、段々と主人公凪沙の中に人を愛する「母性」が生まれていく過程です。自分の性と向き合い、人を愛するということを観る人に訴えかける傑作でしょう。

いかかでしたか？今回は歴代にわたる過去作から最新作までの名作映画をたっぷり紹介しました。家族や友人、そして一人で映画を楽しみたいと思ったら、ぜひ参考にしてみて下さい！