普段何気なく飲んでいるコーヒー!皆さんは味の違いに注目したことはありますか?
コーヒーは豆の種類によって香りや風味が全く違います。
好きなコーヒーを見つけて、一番美味しい飲み方で召し上がってください!
目次[ 表示 ]
- コーヒー豆について知ろう!
- コーヒー豆の基礎知識は?
- 【コーヒー豆の種類一覧】苦いコーヒー豆7選!
- 1. マンデリン
- 2. ムヨンゲ
- 3. ベトナムロブスタ
- 4. エルパルゴ
- 5. トラジャ
- 6. エル・カルメン パカマラ
- 7. コロンビア
- 【コーヒー豆の種類一覧】おすすめのコーヒー豆13選!
- 1. ブルーマウンテン
- 2. サントス
- 3.コアテペック
- 4. グアテマラ
- 5. コナ
- 6. モカマタリ
- 7. パナマ・ゲイシャ
- 8. コスタリカ
- 9. タンザニア
- 10. モカシダモ
- 11. コピ・ルアク
- 12. シグリ
- 13. 東ティモール
- コーヒーにも旬があるって本当?
- お気に入りのコーヒー豆を見つけよう!
「そもそもコーヒー豆ってどうやって選べばいいの?」「判断基準を自分の中に作りたい!」
そんな方は、まずこちらの記事を読んでみるのがおすすめです!
コーヒー豆を買えるおすすめのお店や美味しいコーヒーの淹れ方・違いについても徹底解説しています!
コーヒー豆のおすすめ19選|初心者でも安心!人気の種類や選び方、買い方をご紹介!
コーヒー豆について知ろう!
ここではコーヒー豆の基本知識を3つ紹介します。
いつも飲んでいるコーヒーが何倍も美味しくなるかもしれません!
コーヒー豆の基礎知識は?
ストレートとブレンド
1種類のコーヒー豆からなるものを「ストレート」と言い、「シングル」と呼ばれることもあります。味や香りがはっきりしており、豆の個性を感じることができるのが特徴です。
一方「ブレンド」は、2種類以上のコーヒー豆からなるものを指します。豆の割合や組み合わせを変えることで、新しい味わいや風味を生み出すことができます。
またコーヒー豆は、コーヒーの木の種類によって「アラビカ種」と「カネフォラ種」の2種類に分けることができます。前者は酸味や甘い香りが特徴で、ストレート向きです。
後者は苦味のあるパンチがきいた味わいが特徴なので、飲みやすいようにブレンドにされることが多いです。
産地
コーヒー豆は名前だけ見てもどのような特徴があるか分からないと思います。そんな時は「産地」に注目してください。
豆の組み合わせや挽き方によって多少は異なりますが、ある程度の特徴は掴むことができます。以下に有名な産地のコーヒー豆の特徴をまとめてみました。
- エチオピア産
- フルーティーな甘い香り / やわらなか酸味とコク
- タンザニア産
- しっかりした酸味とコク / 重厚な風味
- ケニア産
- しっかりした酸味とコク / 上品な香り
- コロンビア産
- 甘い香り / しっかりした酸味とコク / バランスが良い
- ブラジル産
- 甘い香り / すっきりした酸味 / 爽やかな後味
- ジャマイカ産
- 繊細な味わい / 酸味とコクのバランスが良い
焙煎度
焙煎の度合いは「浅煎り」「中煎り」「深煎り」の3つに大別され、さらに細かく8段階に分けることができます。
最も浅煎りのものから紹介していきます。
- ライトロースト
- 香りやコクが薄く、この状態で飲まれることはまずない
- シナモンロースト
- 一般的な「浅煎り」のコーヒーで、酸味がある
- ミディアムロースト
- 通常は「中煎り」に分類されるが「浅煎り」として販売するお店もあり、酸味だけでなく甘味や苦味が感じられる
- ハイロースト
- 酸味・甘味・苦味がバランス良く出る
- シティロースト
- 酸味よりも苦味が強くなる
- フルシティロースト
- 苦味とコクがアイスコーヒーにも適している
- フレンチロースト
- 飲みごたえがあり、アメリカのエスプレッソによく使われる
- イタリアンロースト
- 深い苦味と香ばしさがあり、濃厚なコクが水出しのコーヒーに適している
【コーヒー豆の種類一覧】苦いコーヒー豆7選!
ここでは苦いコーヒーを7つ紹介します!苦味とコクが強い順になっています。
1. マンデリン
インドネシアのスマトラ島で「マンデリン族」がコーヒー豆の栽培を始めた事が由来と言われている「マンデリンコーヒー」は、生産量が少なく品質が高いという特徴があります。そのため高級銘柄として知られています。
苦味成分が強いため濃厚な味のケーキと相性が良いコーヒー豆で、日本ではブレンドコーヒーやカフェオレに使われることが多いです!
詳細
- 産地
- インドネシア「スマトラ島」
- グレード
- G1~G6 ※G6が最上級で6段階
- 特徴
- 酸味が控え目でコクが強い
2. ムヨンゲ
ルワンダコーヒーには他のコーヒーには無いフルーティーさがあります。それがコーヒー独特の酸味を消してくれるので、苦味の割に飲みやすくなっています。
そのまま飲んでももちろん美味しいですが、ミルクを少し入れるのがおすすめです!
詳細
- 産地
- ルワンダ
- グレード
- Super Specialty / Specialty / G1 / G2 / G3 ※Super Specialtyが最上級で5段階
- 特徴
- 優しいとコク苦みがあり、柑橘系のフルーティーさもある
3. ベトナムロブスタ
味や香りのパンチが非常に強く、好き嫌いの好みがはっきりと分かれるコーヒーです。そのためブレンドにしたり、ミルクや砂糖を入れたりすることをおすすめします!
またベトナム産のコーヒー豆は、実は日本のインスタントコーヒーや缶コーヒーによく使われています。とても馴染み深いコーヒー豆ということです!
詳細
- 産地
- ベトナム
- グレード
- G1~G3 ※G1が最上級で3段階
- 特徴
- しっかりとしたコクと苦み、渋味があり香ばしい匂いがする
4. エルパルゴ
ペルー産のコーヒー豆は、ほどよい酸味と穏やかな苦み、マイルドな甘味があるという特徴があります。中でも「エルパルゴ」のビターチョコレートのような優しい風味は、国内外問わず大人気です!
ですがペルー産のコーヒー豆の日本での流通量はあまり多くないので、見つけたら迷わず買うことをおすすめします。
詳細
- 産地
- ペルー
- グレード
- MC / MCM / ES / ESHP ※MCが最上級で4段階
- 特徴
- マイルドな苦みと甘味
5. トラジャ
栽培から収穫、そして袋詰めまでが人の手によって行なわれていることが特徴で、高級品として重宝されています。
また第二次世界大戦頃に農園が壊滅したことで、市場に出回らなくなったため「幻のコーヒー」とも言われています。トラジャ独特の味わいを楽しみたい方には「ブラック」で飲むことをおすすめします!
詳細
- 産地
- インドネシア「タナ・トラジャ地方」
- グレード
- G1~G6 ※G1が最上級で6段階
- 特徴
- ほのかな酸味と苦味があり、スモーキーな香りがする
6. エル・カルメン パカマラ
エルサルバドル産の「パカマラ種」は酸味が強く、ダークチョコレートの様なほろ苦さがあるという特徴があります。また香りがフルーティーで飲みやすいというのも魅力です。
焙煎度を浅煎りに近い中煎りにすると、香りが飛びにくいのでおすすめです!
詳細
- 産地
- エルサルバドル
- グレード
- SHG / HG / CS ※SHGが最上級で3段階
- 特徴
- 甘くほろ苦い
7. コロンビア
コロンビアコーヒーは、苦味と酸味のバランスが抜群でクセが少ないという特徴があります。日本ではブレンドのベースや、エスプレッソとしても使われることが多いとか!
高めの温度で抽出すると、独特の酸味を味わうことができるのでおすすめです。
詳細
- 産地
- コロンビア
- グレード
- Excelso Premium / Excelso Supremo / Excelso Extra / Excelso Europa / Excelso UGQ / Excelso Maragogipe / Excelso Caracol
※Excelso Premiumが最上級で7段階
- 特徴
- 優しい苦味がありすっきりとした味わい
「コーヒーを豆から楽しみたいけど、毎日は時間とお金がかかる、、、」そんな方も多いでしょう。
そして、多くの方が手軽で安くて美味しい”コンビニコーヒー”を重宝していることと思います!
こちらの記事では、苦み・酸味などの観点はもちろん、値段や抽出方法まで徹底解説しています!
筆者の正直な感想付きで分かりやすいので、ぜひチェックしてみてくださいね!
【2022年版】コンビニコーヒー徹底比較!人気3社をレビュー!
【コーヒー豆の種類一覧】おすすめのコーヒー豆13選!
ここではおすすめのコーヒー豆を13個紹介します。
苦味とコクが強い順になっているので、ぜひ参考にしてください!
1. ブルーマウンテン
ジャマイカにある「ブルーマウンテン山脈」の一部のエリアで栽培されているコーヒー豆で、ジャマイカの農水省が管轄する「コーヒー産業公社」によって厳しいチェックが行なわれています。
また「黄金のバランス」と称されるほど、苦味や酸味、甘み、コクが均等に調和しているので、ブラックで飲むのがおすすめです!
詳細
- 産地
- ジャマイカ
- グレード
- ブルーマウンテンNo.1/ ブルーマウンテンNo.2 / ブルーマウンテンNo.3 / ピーベリー / トライアージ
※ブルーマウンテンNo.1が最上級で5段階
- 特徴
- 味のバランスが良い
2. サントス
コーヒーの生産量世界第1位のブラジルで最も有名なのが「サントス」というコーヒー豆です。どのコーヒー豆と配合してもバランスが保たれると言われています。
「コロンビア」や「エチオピア」との相性が特に良いので、迷った方はぜひ!
詳細
- 産地
- ブラジル
- グレード
- No.2~No.8 ※No.2が最上級で7段階
- 特徴
- 程よい酸味ろ苦味があり、香りがマイルド
3.コアテペック
「コアテペック」は、 世界最高品質として高値で取引されることもあるコーヒー豆です。小規模農園で昔ながらの伝統を守りながら生産されています。
メキシコではシナモンを加えて飲む方も多いようなので、ぜひ挑戦してみてください!
詳細
- 産地
- メキシコ
- グレード
- Strictly High grown (SHG) / High grown (HG) / Prime washed (PW) ※SHGが最上級で3段階
- 特徴
- 芳醇な香りでコクがあり、後味はさっぱりしている
4. グアテマラ
「グアテマラ」はブレンドすると香りが際立つという特徴があります。例えば「マンデリン」と合わせると苦味とコクが出て、「エチオピア」と合わせると酸味が強調されます。
ブレンドコーヒーを楽しみたい方に特におすすめです!ぜひ最高の組み合わせを見つけてくださいね。
詳細
- 産地
- グアテマラ共和国
- グレード
- SHB / HB / SH / EPW / PW / EGW / GW ※SHBが最上級で7段階
- 特徴
- 酸味とコクが強く、後味は甘い
5. コナ
ジャマイカの「ブルーマウンテン」、タンザニアの「キリマンジャロ」と並ぶ「世界3大コーヒー」のひとつで、流通量が全体の1%以下の希少なコーヒー豆です。
とても貴重なうえに、果実味のある甘い香りで非常に飲みやすいので、ぜひストレートで飲んでみてください!
詳細
- 産地
- アメリカハワイ島「コナ地区」
- グレード
- Extra Fancy / Fancy / No.1 / Select / Prime ※Extra Fancyが最上級で5段階
- 特徴
- はっきりとした強い酸味があり、甘い香りがする
6. モカマタリ
イエメンの「モカマタリ」はワインのような上品な酸味と香りがあり、他のモカとは全く異なります。独特な風味なので、変わったコーヒーに挑戦したい方におすすめです!
ハイローストからシティーローストで焙煎すると、良さを最大限に引き出すことができます。
詳細
- 産地
- イエメン
- グレード
- アールマッカ / モカマタリNo.9~No.6 ※アールマッカが最上級で5段階
- 特徴
- フルーティーな酸味と甘味がある
7. パナマ・ゲイシャ
原産国のパナマで行なわれる「ベストオブパナマ」というコーヒーの品評会で、4年連続1位を獲得し出場禁止になるほど、高く評価されているコーヒー豆です。
フローラルな匂いと甘い後味が特徴でインパクトが強い銘柄ですが、コーヒー独特の酸味が苦手な方でも飲みやすいという魅力もあります!
詳細
- 産地
- パナマ
- グレード
- SHB / HB / EPW ※SHBが最上級で3段階
- 特徴
- 柑橘系の酸味と甘みがある
8. コスタリカ
柔らかな味が特徴的なブレンドを作る際に欠かせない銘柄のひとつが、「コスタリカ」です。他の豆のコクを引き出してくれます。
しかし濃厚な甘味と深いコクがあるので、そのままでも十分に楽しめます。ストレートで飲む際は、コーヒー豆を少し多めに使用すると風味が増すのでおすすめです!
詳細
- 産地
- コスタリカ
- グレード
- 太平洋側:SHB / GHB / HB 大西洋側:HGA / MGA / LGA 間:MHB
※SHBとHGA が最上級でそれぞれ3段階
- 特徴
- 柑橘系のな酸味
9. タンザニア
「キリマンジャロ」はコーヒーに詳しくなくても知っている方が多い銘柄だと思います。コクが強いのにあっさりとしていて、飲みやすいという特徴があります。
酸味が強くミルクとの相性が良くないので、ストレートがおすすめです!
詳細
- 産地
- タンザニア
- グレード
- AA / A / AB / B / C / E ※AAが最上級で6段階
- 特徴
- 強い酸味とサッパリとした味
10. モカシダモ
「モカシダモ」はエチオピアコーヒーの中でも代表的な銘柄です。酸味と甘みが特徴的ですが、深煎りで焙煎するとコクと苦みが生まれ、より特有の風味を感じることができます。
焙煎度を調整して自分好みの一杯を堪能してくださいね!
詳細
- 産地
- エチオピア
- グレード
- G2~G8 ※G2が最上級で7段階
- 特徴
- 酸味のある甘くまろやかな味わい
11. コピ・ルアク
酸味や苦味、カフェインが少なく、コーヒーが苦手な人でも気軽に飲めるのが「コアピルク」の特徴です。中でもインドネシア産は、コーヒー好きの間で希少で高価な「幻のコーヒー」として知られており、人気があります。
チョコレートとバニラがミックスされたような甘い香りをお楽しみください!
詳細
- 産地
- インドネシア
- グレード
- G1~G6 ※G1が最上級で6段階
- 特徴
- すっきりとした酸味とコクがあり、甘い香りがする
12. シグリ
苦味は少なく、コクと甘味、酸味のバランスの取れた味わいが特徴で、フルーティーな香りがします。冷めてくるとフルーツ系の甘酸っぱさが感じられます。
「シグリ」の持ち味であるコクを引き出したい方は、ミルクを入れてお楽しみください!
詳細
- 産地
- パプアニューギニア
- グレード
- AA / A / B / AB / C / PB / E / X / Y ※AAが最上級で9段階
- 特徴
- バランスの取れた味わいでフルーティーな香りがする
13. 東ティモール
東ティモールコーヒーは、甘みが強くブラックでも飲みやすいという特徴があります。またシトラス系の酸味のおかげで、飲み心地もすっきりしています。
さらに農薬や化学肥料を使わない「オーガニック栽培」が主流で、品質が高いという特徴もあります。同じ品種でも生産者グループによって味の雰囲気が大きく異なるので、その都度味の違いを楽しんでください!
詳細
- 産地
- 東ティモール
- グレード
- ─(オーガニック認証を得ているかどうかが品質判断の決め手になっている)
- 特徴
- 爽やかな酸味と甘み
コーヒーにも旬があるって本当?
ここまで20個のコーヒー豆を紹介してきましたが、実は産地によって旬があるのをご存知でしたか?
コーヒー豆の収穫期は地域によって異なりますが、加工や包装の都合で収穫してから3ヶ月から半年経たないと、日本で購入することができません。そのため日本の「旬の時期」は収穫から数か月後と言われています。
北半球の産地では10月〜3月が収穫時期なので、旬は春から夏にかけて、南半球の産地では、4月〜9月が収穫時期なので、旬は秋から冬ということです。
ちなみに、旬のコーヒーは「ニュークロップ」と呼ばれており、酸味が強く香りが高いという特徴があります。鮮度の高いコーヒーを楽しんでくださいね!
以下に代表的な産地の収穫時期をまとめておいたので、参考にしてください。
国 | 収穫時期 | 旬 |
---|---|---|
コロンビア | 11月~12月 | 2月~3月 |
ブラジル | 5月~8月 | 8月~2月 |
ペルー | 7月~9月 | 10月~11月 |
アメリカ(ハワイ) | 10月~1月 | 1月~4月 |
グアテマラ | 11月~3月 | 3月~6月 |
コスタリカ | 11月~3月 | 3月~6月 |
ジャマイカ | 9月~3月 | 12月~6月 |
エチオピア | 11月~2月 | 2月~5月 |
ルワンダ | 3月~7月 | 6月~10月 |
インドネシア(スマトラ島) | 10月~5月 | 1月~8月 |
東ティモール | 4月~9月 | 7月~12月 |
フィリピン | 12月~4月 | 3月~7月 |
ベトナム | 11月~3月 | 2月~6月 |
オーストラリア | 10月~12月 | 1月~3月 |
お気に入りのコーヒー豆を見つけよう!
いかがでしたか?知っているコーヒー豆はいくつありましたか?
苦いというイメージのコーヒーですが、チョコレートのような甘さのものやフルーティーなものまで様々です。お気に入りのコーヒーを見つけて、優雅な一日をスタートさせてくださいね!