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ミニマリストの部屋にする8つのコツとは?断捨離との違いやメリットを紹介

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2021/06/21

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ミニマリストとは

ミニマリストとは、必要最低限の持ち物しか持たずにシンプルな暮らしを徹底する人々のことです。こう聞くと物が全くない殺風景で寂しい生活をイメージするでしょうが、最低限の持ち物で充実した生活を送っています。

ここでは本当に必要な物しか持たないからこそ、実現できる豊かな暮らしをご紹介しましょう。

ミニマリストと断捨離との違い

最低限の持ち物のみを手元におくというミニマリストの生活からは、断捨離を連想する方が多いでしょう。どちらも似た言葉に見えますが、厳密にいうとこの2つには違いがあります。

まず、ミニマリストとは持ち物を最小限まで減らして生活する人のことです。物を減らすだけでなく、新たに増やすこともしないという生活スタイルを選択した人がミニマリストということになります。一方で断捨離は不要な物を処分する行為そのものを指す言葉になります。

つまり、ミニマリストとは断捨離をしたうえで物を増やさない生活を続けていく人のことを指す言葉です。

ミニマリストの部屋にする8つのコツ

持ち物を減らすといっても何から始めたらよいかわからないという人も多いでしょう。実際にミニマリストの生活を始めるために、まずはここでご紹介する8つのコツを見ながら身の回りを整理してみましょう。

1:冷蔵庫から始める

まずは冷蔵庫の中身を整理することから始めてみましょう。ポイントは中身を分類することと食材を使い切ることです。
ひとまず現状をみて、「常備する物」「2~3日中に使う物」「使いかけの物」などのように食材を分類します。そしてそれぞれ庫内での置き場所を決めておきましょう。

また、買い物の際には「常備する物」以外は数日~1週間で使い切れるような量を買うことを意識してください。野菜などは小分けのパックを買うのもおすすめです。

これらの工夫をしておけば、冷蔵庫の中に使いかけの食材がたまってしまうこともなくなりすっきりとした庫内になるでしょう。

2:優先順位の低い物を捨てる

物を減らすにあたっては、優先順位の低い物から処分していきましょう。

なくても困らない収納グッズや、ずっと着ていない服、さらには高価なせいで捨てづらい物や不要なもらい物なども捨ててしまいましょう。日常生活を送るのに必要不可欠かどうか、というのが判断のためのポイントです。

それでも捨てるかどうか迷ってしまうという方は、「服なら1年以上着ていない物」などのようにルールを決めておくのがよいでしょう。

3:重複する物をなくす

生活のために必要な物でも、役割が重複していたり必要以上にたくさんためこんだりしている物があるかもしれません。

 

ペン立てや引き出しに入っている大量のペン、似たような服、何種類もある洗剤類など、生活必需品でも無駄になっている物は意外に多くあります。例えば頭も体も洗える全身シャンプーを使うなど、使い回しや代用がきく物を活用すればこうした問題も解決です。
服についても、買い物の際には着まわしのきく服を意識して選ぶようにすれば必要以上に数が増えてしまうことはないでしょう。

4:フリマアプリを利用する

高価で状態もいい服や人からのプレゼントなど、捨てづらく感じる物もあるでしょう。また、大型の家具や家電など処分するのにお金がかかってしまう物も厄介です。こういった捨てるのが難しい物はフリマアプリで換金してしまうのがおすすめです。

服や本、スポーツ用品などのほか、古い型の家電などは意外に需要があります。使用感があり、通常の下取りなどに出すのが難しい物でも買ってくれる人がいるのがフリマアプリの強みなので、積極的に出品してみましょう。

5:色やデザインを統一する

インテリアの色やデザインを統一することで、洗練されたおしゃれな空間が出来上がります。そのために有効なのは、家具のブランドをそろえること、同系色を意識したカラーコーディネートをすることの2点です。
同じブランドの家具はデザインに似ている点が多く、組み合わせた際に煩雑な印象になりづらいという利点があります。室内のすべての物を同ブランドでそろえることが難しい場合は、大型の家具だけでも統一してみましょう。

また、自分の部屋のイメージをあらかじめ決めておき、それに沿うように同系色中心に物をそろえるのがカラーコーディネートのポイントです。特に、白と黒を基調としたモノトーンの部屋はすっきりとした印象を与えてくれます。

6:物の置き場所を決める

冷蔵庫の項目でもすこし触れましたが、物の置き場所を決めておくのもコツのひとつです。

手元にはもう必要な物しか残っていないので、使い勝手がよくなるように物の配置を決めていきましょう。部屋をすっきりと見せるには棚を壁近くに置いたり、フックなどに吊るしたりするのが有効です。

そして、置き場所を決めたら使い終わった物を忘れずに所定の場所に戻すという習慣をつけるようにしましょう。持ち物が常に定位置に収まることになり、整ったミニマリスト部屋に近づくだけでなく掃除や片付けの手間も減るでしょう。

7:収納グッズに頼らない

収納グッズは使わない物をしまっておくための道具です。つまり、収納グッズの中にある物は使われることなくしまわれたままになる可能性が高いです。さらに、物をしまっておける場所がたくさんあるという状態は物が増えていく原因にもなります。

収納グッズがなくても部屋が散らからないくらいまで物を減らし、残った物の置き場所はしっかりと決めて整理整頓してみましょう。本当のミニマリストなら収納グッズに頼ることになるほど物を持っていないということに気づくでしょう。

8:自分で把握できるだけの量を持つ

把握できていない持ち物は使われなくなってしまいがちです。しまい込まれたまま、自分でも把握しきれていない持ち物がうまれないように物を減らしていきましょう。

試しに持ち物リストを作ってみるのも良いでしょう。自分の持ち物をひとつひとつ、個数までリストアップしていったときに自分で把握できていない物が見つかったら処分を検討しましょう。

リストを作り自分が把握できる持ち物の量を知っておけば、何が必要で何が必要でないのかが分かるようになってきます。

ミニマリストの部屋のメリット6選

ここまでご紹介してきたようなコツを実践してミニマリストの部屋が出来上がるとどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。物が減るだけで様々な恩恵があることがわかるでしょう。

1:散らからない

なんといっても物が少ないので部屋が散らからないというのが大きなメリットの1つです。さらに、掃除がしやすくなるというのもうれしいポイントといえます。

また、「6:物の置き場所を決める」でご紹介したように使い終わった持ち物を決めた場所に忘れずに戻す習慣も大切です。置き場所さえ守れば、片付けの時間をとらなくても部屋が常に整理整頓された状態に保たれます。

2:部屋が広く活用できる

今まで目に見える場所に置かれていた物が収納スペースに収まることで部屋にスペースが生まれます。極限まで物を減らせば、収納のために置いていた家具も撤去できるようになるでしょう。

大型の家具を置かなくなればそもそも広い部屋に住む必要がなくなり、賃貸に住んでいる方なら家賃を抑えた狭い部屋でも快適に住むことができるというメリットもあります。

3:物を探すことが少なくなる

持ち物や収納場所が多くなるほど持ち主はそれらを把握しきれなくなり、結果として物を失くすことが多くなります。

 

完成されたミニマリストの部屋は、持ち物が常に定位置にあり、持ち主がそれらをすべて把握しているのが特徴です。物を失くすことは当然少なくなり、探し物をするという無駄な時間を省くことができるようになります。

4:必要な物以外買わなくなる

ミニマリストの生活スタイルを続けていると、自分にとって本当に必要な物と不要な物との判断がしっかりとつけられるようになってきます。買い物の際も欲しいか欲しくないかではなく必要かどうかという基準で物を選ぶようになれます。

さらに、「7:収納グッズに頼らない」を守れば部屋に無駄な物を置くスペースすらなくなるので、部屋の収納に収まりきらないようなものを買う前に一考する習慣がつくことでしょう。

5:金銭的余裕を生み出せる

不要な物を買わなくなれば金銭的余裕を生み出すことができます。必要な物だけを選び取る買い物の術を身につけたミニマリストならば余計な出費をせずにすむでしょう。
さらに、部屋が広く活用できるようになるため部屋に必要以上の広さは必要ありません。引っ越しの際に、専有面積が小さく家賃を抑えた物件を選択肢に入れるとますます経済的です。

6:安らぐことができる

ミニマリストは持ち物が少ないからこそ、ひとつひとつの物にこだわりをもって生活しています。必要かどうか自分でよく考えて選び抜いた物しか周りにない生活は、無駄がなく洗練されているといえるでしょう。

本当に気に入った物しかない空間での生活は、不要な物に囲まれた生活よりも安らぎある物になっていることでしょう。

無理なくミニマリストの部屋を目指してみよう

ミニマリストたちは究極まで無駄を省くことで豊かな生活を実現させています。掃除や片付けに追われることもなく、お金にもゆとりのある理想の生活を目指すことができるでしょう。

ここでご紹介した部屋の作り方を参考にしながら、まずは無理せず実践してみましょう。物を減らすことを主眼において無理な断捨離をするのではなく、本当に必要な物を見極めることを意識してみてください。

この記事を書いた人

Bee

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