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パイオニアの意味
この記事では、パイオニアという言葉について紹介します。
パイオニアの意味は、他に先駆けて物事を始める人という意味です。日本語訳は「先駆者」、「開拓者」、また少し変わった訳としては「草分け」といった訳になります。
これからパイオニアという言葉をより深く解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
パイオニアという言葉が使われる場面
普段パイオニアという言葉はどのような場面で使われているのでしょうか?実際に例を挙げてみてみましょう。
あまり馴染みがないでしょうが、ここではラグジュアリー・ストリート界を例に挙げてみてみます。
従来のデザインとは一線を画す独創的なデザイン性によって、これまでになかった客層を獲得したジェリーロレンゾやヴァージルアブローはまさしくラグジュアリー・ストリート界のパイオニアといえるでしょう。
このようにパイオニアという言葉は、今までになかったものや、新しい流れを生み出す人がいた場合に使われます。
パイオニアの語源
ここではパイオニアの語源について紹介していきます。
パイオニアの語源は、英語の「pioneer」から来ています。意味も英語の「pioneer」と同じ意味です。また「pioneer」という言葉はフランス語で「歩兵」という意味の「peonier」にも由来しています。
フランス語で「足」という意味の「peon」と「~を行う人」という意味の「eer」が付いて「peonier」という「歩兵」を意味する単語になりました。
そして、「歩兵は戦場において真っ先に敵陣に突っ込み、敵地を制圧しようとする」ことから、「pioneer」の由来となりました。
パイオニアを使った例文4つ
パイオニアという言葉をよく聞くけど使い方がよくわからないという人のために、パイオニアという言葉を使った例文を4つ紹介します。例文を知ることで、日常会話の中に取り入れることができるでしょう。
また、パイオニアそのものの意味で使うものだけでなく、他の単語と合わせた意味の例文も併せて紹介します。
1:パイオニア的存在
パイオニア的存在とはパイオニアと同義であるため、パイオニアという言葉を使う場面とほとんど同じ場面でとても簡単に使うことができます。
例文としては、「○○さんは、日本女子野球選手においてパイオニア的存在の一人です。」といったように何かを先駆けて行った人物をあらわすときに使います。
2:パイオニアとなった人
パイオニアとなった人は世の中に多くいます。この表現は会社などの集団には使えず、ある特定の人物を表すときに使います。
例文としては「彼女は、資金繰り等を含め運営方法を独自に考案したことで社会的企業家のパイオニアとなった人であるとされています。」といったように使われています。
3:業界のパイオニア
この業界のパイオニアといった言葉はよく使われる表現です。使い方をここで理解しておきましょう。
例文としては「あの企業は他の企業がやったことのないことを次々と行うこの業界のパイオニアです。」といったように使われます。
このようにパイオニアという言葉を人以外にも使うことができます。
4:パイオニア精神
ここでは今までとは少し違う使い方を紹介していきます。そもそもパイオニア精神とは新しい分野を切り開いて行こうとする心意気のことでありパイオニアと意味が少し異なっています。
例文としては「この世界を良い方向に向けようとするのは、常にパイオニア精神溢れる若者達です。」といったように使います。
パイオニア精神という言葉の意味を知っていることで語彙の幅を広げることができるため、これを機にぜひ覚えましょう。
パイオニアの類語5つ
ここではパイオニアの類語を辞書的な意味で5つ紹介していきます。
類語を知ることにより、「パイオニア」が適切な場面と別の言葉が適切な場面の細かな違いが理解できたり、語彙力をより柔軟にすることができたりするため、ここでぜひ覚えてみてはいかがでしょうか。
パイオニアとほとんど同義の言葉もあれば、少しニュアンスの違った言葉もあるため、使い分けについても解説していきます。
1:先駆け
初めに先駆けという言葉を紹介します。
先駆けという言葉には主に2つの意味があり、1つ目の意味は「他の者に先んじて敵中に攻め入ること。」、2つ目の意味は「他のものより先になること。また、そのもの。」です。
先駆けはパイオニアと似たような意味を持つため同じ場面で使うことができます。
2:先駆者
続いて、先駆者という言葉を紹介します。先駆者とは、「他人に先立って物事をする人。」という意味です。
先駆者とパイオニアはほとんど同義であるため、ある程度同じ場面で使用することが可能でしょう。
3:旗振り役
続いて、旗振り役という言葉の意味を紹介します。
旗振り役とは、「ある物事を、その先頭に立って人々に働きかけながら推し進める人。」という意味です。
今までの類義語と違って少しなじみのない言葉ですが、この言葉もパイオニアと似た意味を持ちます。しかし、少し違ったニュアンス持つため使う場面に気を付けましょう。
4:草分け
続いて、草分けという言葉の意味を紹介します。
草分けには主に4つほど意味があります。1つ目の意味は「土地を切り開いて、そこに村や町を興すこと。また、その人。」、2つ目の意味は「ある物事を初めて行うこと。また、その人。創始者。」です。
さらに、3つ目の意味は「草深い所を分けて行くこと。また、そういう所。」、4つ目の意味は「獣類の胸先。」です。かなり多くの意味を持つ言葉で、パイオニアとは2つ目の意味でとても似ています。
5:先人
最後に先人という言葉の意味を紹介します。
先人には主に2つ意味があり、1つ目の意味は「昔の人。前人。古人。」、2つ目の意味は、「亡父。また、祖先。」です。
この先人という言葉は今まで紹介した言葉の中でもかなりニュアンスの違った言葉になります。しかし、「先に立つ人」というところで似た意味を持つため類語として紹介します。
パイオニアの対義語と意味
ここでは、パイオニアの対義語と意味紹介させていただきます。
「パイオニア」の対義語としては、「追随者」や「後進者」などが挙げられるでしょう。意味としては「後に付き従う人、後からついていく人」や「人の業績などをまねて、それに追いつこうとする人」といったようになります。
少しだけ例文を紹介すると、「このサービスが受け入れられたことにより、多くの追随者が現れました。」といったようになります。ぜひ参考にしてください。
パイオニアの意味や使い方を知ろう
これまでパイオニアについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。この記事を読むことで意味や使う場面について知ることができたでしょう。
類語と対義語も多く紹介したため、パイオニア以外の言葉についても知っていただけたのではないでしょうか。パイオニアを含めたこれらの言葉を、正しく使えるようにしましょう。