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ミレニアル世代って何?
ミレニアル世代とは現在、20代中頃から30代前半までの人を対象にした呼び名です。ミレニアル世代という言葉は、団塊の世代や団塊ジュニアといった世代のようにそれぞれの世代の人を指し示す際に用いられています。
本記事ではミレニアル世代が持つ消費行動やZ世代との違いなどについて述べていきます。
ミレニアル世代の定義
ミレニアル世代の人を指し示す際の定義があります。80年代後半から90年代中頃まで生まれた人を、ミレニアルの世代として区別しています。
ミレニアル世代は親がバブル世代ということもあり、景気が良かった頃の日本を知りません。また、親と同じ価値観を共有している場合にはブランド物を好んで身に付けるミレニアル世代もいます。
また、ミレニアル世代はゆとり教育を受けた世代としても認知されています。
Z世代との違い
ミレニアル世代の人たちはZ世代の人と育ってきた環境が少し異なっていたこともあり、価値観や物事の考え方に若干の違いがあります。
Z世代の人はミレニアル世代のように親がバブル世代ということもあり、人によっては親世代と価値観を共有している場合があります。
また、子供の頃からITやデジタル機器に触れる機会が多かったためデジタル社会への対応力が高く、シェアリングなどの物を持たなない習慣に抵抗がないという特徴もあるでしょう。
ミレニアル世代を知る上で押さえておきたい特徴
ミレニアル世代の人と仕事などを一緒に行わなければならない場合、ミレニアル世代が持つ特徴を捉えて接していくことが重要になります。
ミレニアル世代の人は子供の頃からデジタル機器に触れる機会が多いこともあり、高いITリテラシーを備えています。また、インターネットを通じて世界中の人と交流を持つ機会も多いため、他の世代より幅広い価値観で人や社会と向き合うことが可能です。
ミレニアル世代の消費者行動における特徴5つ
ミレニアル世代に向けた商品やサービスを提供する場合などは、ミレニアル世代の人が持つ消費行動の特徴について理解を深めておく必要があります。
また、ミレニアル世代の人と一緒に仕事をしなければならない場合などは、世代が持つ消費行動を知っておけばお互いの信頼関係を築きやすくなるでしょう。
ミレニアル世代の消費行動の特徴について理解し、仕事やマーケティングに活かしていくようにしましょう。
- 購買体験そのものに興味を持つ
- 価値観を共有できるブランドを好む
- オンラインショッピングになじみがある
- ブランドにこだわりがある人が多い
- 信頼できる企業からの購入を好む
1:購買体験そのものに興味を持つ
ミレニアル世代の人は、購買する体験そのものに興味を持ち買い物を楽しんでいます。
ミレニアル世代の人は物に対する執着が少ないこともあり、購買したときの体験や買ったものを利用した際の体験に価値を見出している人が多いでしょう。
また、ミレニアル世代は商品やサービスが自分自身にどのようなことを与えてくれるのか考えながら買い物をすることもあり、商品の本質を見抜く力も備えています。
2:価値観を共有できるブランドを好む
ミレニアル世代はSNSでさまざまな体験を共有する習慣があるため、買い物の際、価値観を分かち合うことができるブランドを選んで購入しています。
他の世代より物欲が少ないミレニアル世代は、価値観を共有できるブランドを好んで購入しています。
独自性や個性が反映されている商品に価値を見出し、それらの商品の価値観を仲間と共有することで自分たちにしかない価値を持たせています。
3:オンラインショッピングになじみがある
ミレニアル世代の人は、物心ついた頃からインターネットを使える環境が整っていたこともありオンラインショッピングに馴染みがある人が多いです。
ミレニアル世代の人は無駄を省いて買い物を済ませたいという考えを持っていることもあり、店舗には赴かずにオンラインショッピングで買い物をすることが多いです。また、商品に関する情報は、SNSやインターネットで扱うことのできるツールで集めています。
4:ブランドにこだわりがある人が多い
ミレニアル世代はバブル世代の親を持っていることもあり、親子で価値観を共有していればブランドにこだわりを持っている場合があります。
ミレニアル世代の人が中学生、高校生だった頃は、Tシャツ、靴、ジーンズのブランド品で着ることでファッションセンスをアピールしていたこともあり、ブランドにこだわりを持っている人が多くなっています。
5:信頼できる企業からの購入を好む
信頼できる企業から商品を買うことを好むことも、ミレニアル世代が持つ消費者行動の特徴です。
ミレニアル世代はインターネットでさまざまな情報を集めることができることもあり、商品やサービスに高い品質を求めています。そのため、コストパフォーマンスを重視した商品であっても品質が伴わなければ購入をしないため、信頼のある企業の商品を好む傾向があります。
ミレニアル世代に続くZ世代の特徴
ミレニアル世代の特徴を掴んでおくためには、次世代であるZ世代が持つ考え方や価値観も捉えておく必要があるでしょう。
Z世代の人たちもミレニアル世代の人のように、幼い頃からITやデジタル機器に触れる機会が多いこともあり、他の世代の人よりもスマートフォンやタブレットへの馴染みが深いです。
また、他の世代よりSNSの利用頻度も多く、物心がついた頃に震災や災害を経験していることもあり、環境問題への関心が高いです。
ミレニアル世代について理解を深めよう
ミレニアル世代は物心がついた頃からITやデジタル機器に触れてきたこともあり、他人とSNSなどでやりとりすることに違和感を感じていません。また、物を所有することに重きを置かず、自らが体験することに価値を見出しています。
育ってきた社会環境によって、それぞれの世代が持つ価値観や考え方が異なります。各世代の人と業務をスムーズに進めていくためにも、それぞれの世代が持っている特徴を捉えながら接していきましょう。