目次[ 表示 ]
- カーシェアとはどのようなサービス?
- カーシェアサービス比較13選
- 1:dカーシェア
- 2:EveryGo
- 3:オリックスカーシェア
- 4:earthcar
- 5:タイムズカーシェア
- 6:ニッポンレンタカー カーシェアリング
- 7:TOYOTA SHARE
- 8:カリテコ
- 9:カレコ・カーシェアリングクラブ
- 10:NISSAN e-シェアモビ<
- 11:ecoloca
- 12:JR東日本レンタリース
- 13:Anyca
- カーシェアを比較するポイント4つ
- 1:プランや制度を確認する
- 2:場所や数に注目する
- 3:家族構成や居住地域にあっているか確認する
- 4:利用開始までの期間を確認する
- カーシェアを利用する際の手順
- カーシェアを比較して自分に合ったサービスを利用しよう
カーシェアとはどのようなサービス?
カーシェアとは、登録を行った会員が共同で車を使用できるサービスのことをいいます。
短い時間からでも車を借りることができ、短時間であればレンタカーよりも割安で利用できる設定になっていることが多いため、家族や友人の送迎や近所への買い物といった、ちょっとした用事やドライブにも気軽に活用できるのが特徴です。
レンタカーを借りるほどでもない短時間や、頻繁に車を使いたいという人に向いているサービスだと言えるでしょう。
また、マイカーを購入した際にかかる莫大な費用や、駐車場代、ガソリン代、保険料といった維持費もかかることがなく、24時間いつでも短時間から予約可能ですぐに使える点は大きなメリットです。
さらに、全国展開しているカーシェアリングサービスの会員になれば、日本全国どこでも利用可能なため、旅行先や出張先でも使うことができます。
最近では、ほとんどのカーシェアにカーナビやETCがあらかじめ設置されているので、道に迷ったり高速道路で焦ってしまう心配もありません。
カーシェアサービス比較13選
いざカーシェアサービスを利用したいと思っても、その種類の多さに迷ってしまう方もいるでしょう。
実はそれぞれサービスによって強みにしていることは異なり、たとえばステーションの場所は都内なのか地方なのか、数はどのくらい展開しているのかといったことや、料金設定もバラバラです。
それぞれのサービスの特徴を把握し比較してみることで、自分自身に合ったカーシェアサービスを見つけることができます。
ここでは、おすすめのサービス13個のカーシェア比較をしていきます。
1:dカーシェア
引用元:d car share公式サイト
「dカーシェア」は、携帯電話サービス会社のNTTドコモが運営するカーシェアサービスです。
「dカーシェア」の特徴は、このサービスに登録することで「オリックスカーシェア」「トヨタシェア」「カレコ」「カリテコ」の4つのサービスをまとめて利用できることです。
4つのサービスそれぞれのステーションを利用できるため、5,100以上とステーションの数は多く、より多くの地域でさまざまな車種を試すことが可能です。
料金体系はサービスによって異なり平均程度ですが、コスパより使い勝手を重視する場合は登録してみると良いでしょう。
2:EveryGo
引用元:Every Go公式サイト
「EveryGo」は、自動車メーカーのホンダが運営するカーシェアサービスです。
「EveryGo」の特徴はホンダの車だけを取り扱っていることなので、ホンダの車が好きな方にとっては最適なサービスといえるでしょう。
ステーションの数は120程度で、東京や大阪、神奈川や福岡にもありますが、半数以上が都内にあるため、都内か大阪に住んでいる方であれば使いやすいです。
利用料金は3時間で3,420円程度と、平均よりやや高めの設定であるのに加え、利用時間に関係なく距離料金がかかってしまうため、ちょっとだけ乗りたいという方には割高になってしまうので注意が必要です。
3:オリックスカーシェア
引用元:オリックスカーシェア公式サイト
「オリックスカーシェア」は、レンタカーサービスをしているオリックスレンタカーが運営するカーシェアサービスです。
「オリックスカーシェア」の特徴は、登録するとオリックスレンタカーや提携施設の優待も受けられることで、会員のランクに応じてオプションが無料になったり、利用金額がお得になっていくシステムとなっています。
都内を中心に各地方に2,000以上のステーションがあり、利用料金は短時間の利用から距離料金がかかるため、やや割高となっています。
4:earthcar
引用元:Earthcar公式サイト
「earthcar」は、アース・カーが運営するカーシェアサービスです。
「earthcar」の特徴は値段の手ごろさで、3時間1,850円程度、最安だと9時間1,000円での利用が可能となっており他のカーシェアサービスと比較してもトップクラスの安さを誇ります。
ステーションは関東・関西と東海の一部に88か所で、利用できる範囲は限られますが、近くにステーションがある場合はお得に使うことが可能でしょう。
利用料金自体は安く設定されていますが、免責補償へ加入する際は車種によって金額が異なることや、2時間45分より短い時間では予約できない点には注意が必要です。
5:タイムズカーシェア
引用元:Timesカーシェア公式サイト
「タイムズカーシェア」は、駐車場やレンタカーサービスを展開しているタイムズモビリティが運営するサービスです。
「タイムズカーシェア」の特徴はステーションの数が多いことで、28,000件以上のステーションを開設しており、全国的に見ても非常に多い件数となっています。
料金面では3時間の利用料金が2,640円と平均レベルですが、ガソリン代込みの料金だったり予約開始時間から返却手続き完了までの「実際に使った時間」のみの請求だったりと、わかりやすい料金体系となっています。
どのサービスにするか迷ったら、まず知名度も高くステーション数もナンバーワンのタイムズカーに登録しておけば安心かもしれません。
6:ニッポンレンタカー カーシェアリング
引用元:ニッポンレンタカー公式サイト
「ニッポンレンタカー カーシェアリング」は、レンタカー会社であるニッポンレンタカーが運営するサービスです。
「ニッポンレンタカー カーシェアリング」の特徴は全国各地にあるニッポンレンタカーの営業所がステーションになっていることで、予約して事業所へ行けばカウンターでの手続き不要で車を利用できます。
利用料金は3時間2,500円程度と平均で、ステーションの数は約120と比較的少ないため、利用する地域は限られてしまいますが、近くにステーションがある場合は登録してみると良いかもしれません。
7:TOYOTA SHARE
引用元:TOYOTA公式サイト
「TOYOTA SHARE」は、自動車メーカーのトヨタが運営するカーシェアサービスです。
「TOYOTA SHARE」の特徴はトヨタの現行モデルが手軽に利用できることで、ハイブリッドなヴィッツやアクアはもちろん、ハリアーやC-HRなどのSUVも気軽に試すことができます。
3時間の利用料金が1800円からと手ごろ感のある料金設定で、6時間以下の利用の場合は距離料金がかからないこともあり、ちょっとした買い物や近くへのドライブなどに最適なサービスだといえます。
ステーション数は200程度と多くはありませんが、さまざまなトヨタ車を楽しみたい方にはうってつけのサービスであり、近くにステーションがある場合は登録しておくと便利でしょう。
8:カリテコ
引用元:カリテコ公式サイト
「カリテコ」は、名鉄協商が運営するカーシェアサービスです。
「カリテコ」の特徴は手持ちの交通系ICをカードキーとして利用できること、それに加えてJR西日本の駅レンタカーをお得に利用できることが挙げられます。
利用料金は3時間2,500円と平均程度で、6時間未満での利用の場合は距離料金がかからないため、ちょっとしたドライブなどに適しています。
東京と金沢にも一部展開されていますが、380か所あるステーションのほとんどが名古屋にあるため、近くに住んでいる方であれば登録してみる価値があるでしょう。
9:カレコ・カーシェアリングクラブ
引用元:カレコ公式サイト
「カレコ・カーシェアリングクラブ」は、三井グループが運営するカーシェアサービスです。
「カレコ・カーシェアリングクラブ」の特徴は三井不動産グループのさまざまな施設で優待が受けられることで、たとえば八景島シーパラダイスやホテルリソルなどをお得に利用できます。
またベンツやVOLVOといった輸入車から、マツダロードスターといったスポーツカーまで車種が豊富にそろっている点も嬉しいポイントです。
3時間の利用料金は2,520円と平均程度で、6時間以下の利用の際は距離料金がかからないのでちょっとした外出に向いています。
ステーションの数は2,500程度と他のカーシェアサービスと比較すると平均より少ないですが、近くにステーションがある場合は登録しておくと便利かもしれません。
10:NISSAN e-シェアモビ<
引用元:日産公式サイト
「NISSAN e-シェアモビ」は、自動車メーカーとして有名な日産が運営するカーシェアサービスです。
「NISSAN e-シェアモビ」の特徴は日産の先進技術を体験できることで、e-POWERなどの技術が搭載された「リーフ」「ノート」「セレナ」の3つの車種がラインナップされています。
また免許証を会員カードとして扱えたり、ETCが無料で借りられるなど手間がかからないのも魅力の一つです。利用料金は3時間で2,400円程度と平均的で、距離料金がかからないため手ごろな料金で利用が可能です。
ステーションは北海道以外の各地に設置されていますが、その数は302と比較的少なめのため近所にある方は検討してみると良いでしょう。
11:ecoloca
引用元:ECOLOCA公式サイト
「ecoloca」は、日本自動車サービス開発株式会社が運営するカーシェアサービスです。
東京、神奈川、大阪でサービスを行っていますが、ステーションの数は5か所のみとかなり少なく、たまたま運よく近所に住んでいる方でなければなかなか利用する機会はないでしょう。
利用料金は3時間で3,240円と比較的高めで、利用時間に関係なく距離料金もかかってしまうため、ほかのカーシェアサービスと比較すると割高に感じる結果となりました。
12:JR東日本レンタリース
引用元:JR東日本レンタリース公式サイト
JR東日本レンタリースはレンタカーを提供する会社ですが、キャンペーンとして「駅からカーシェア」も展開しています。
常磐線の特急停車駅を中心に、石岡駅、友部駅、水戸駅、ホテルメッツ水戸、大甕駅、常陸多賀駅、高萩駅の7つの駅に設置されており、駅から目的地までのアクセスを良好にすることが可能です。
利用料金は、6時間3,800円と平均よりもお手頃な値段設定で、スマホが車のキーになるのですぐに借りることができます。
しかし、常磐線沿線の7か所の駅に絞られていることと、各駅1台のみの配置という点から、利用する方はごく少数に限られるでしょう。
13:Anyca
引用元;Anyca公式サイト
「Anyca(エニカ)」は、DeNA(ディエヌエー)が運営するカーシェアリングサービスです。
「Anyca」の特徴は、従来のカーシェアリングとは異なる個人間での貸し借りであることで、DeNAが車の所有者である貸し手と借り手を仲介し、マッチングを行っています。
北海道から沖縄まで全国各地に貸し手がいるため、幅広い地域で借りられることや多種多様な車種のラインナップから選べることが魅力です。
最短で24時間からの利用となっており、たとえ1時間の利用でも24時間分の一律料金が必要になるため、ちょっとしたおでかけには不向きだと言えます。
また、追加で保険代やガソリン代が必要だったり、ガソリン満タン返しが基本となる点から、ほかのカーシェアリングサービスと比較しても割高になるでしょう。
カーシェアを比較するポイント4つ
カーシェアサービスで迷った際、どのような点を比較すればより自分に合ったサービスを選ぶことができるのでしょうか。
金額や時間といった基本的な情報以外にも、比較するべき重要なポイントがいくつかあります。
ここでは自分に合ったカーシェアサービスをより厳選するために、比べておくべき4つのポイントを紹介していきます。
1:プランや制度を確認する
カーシェアサービスを選ぶときは、自分に合ったプランや制度があるか確認しておくと良いでしょう。
たとえば、利用頻度が月1回以下の場合は「月会費無料」のサービス、逆に月1回以上の場合は会費制度のサービスを選ぶことがオススメです。
もし長距離・長時間の利用をしたい場合は、6時間、12時間といった一律料金のパックプランがあるところを選べば、加算される心配がなく割安で利用できます。
また夜間に車を利用したい場合は、「ナイトプラン」があるところを選ぶと格安料金で借りられることが多いです。
遠出で戻り時間が読めない時などは、実際に使った分だけ請求される「払い戻し」プランや、後にお得なプランを自動で適用してくれる「従量制」プランがあれば、無駄に費用を支払う心配がありません。
また学生であれば、学割制度などがあれば優待を受けられたり、お得に利用できる場合があるのでチェックしてみましょう。
2:場所や数に注目する
カーシェアサービスを選ぶときは、ステーションの場所と数にも注目しておく必要があります。
カーシェアは車を借りる場所と返却する場所が同じのため、家から近い場所にステーションがあると非常に便利です。またステーションの数が多ければ扱う車両も多く、混みやすい連休でも予約が取りやすかったり、旅先でもステーションが見つけやすいというメリットがあります。
もし運転に自信がない方や初心者の方は、狭い敷地で発車や駐車に苦労するということがないように、近くのステーションの位置や立地を事前に確認しておくと安心でしょう。
3:家族構成や居住地域にあっているか確認する
カーシェアにはさまざまなオプションつけることができ、登録する際は自分の家族構成や居住地域に合ったものが用意されているかを確認しておく必要があります。
たとえば、赤ちゃんや小さな子どもがいる場合はチャイルドシートが必要です。ジュニアシートはあるけれど、チャイルドシートはないという場合もよくあるので確認しておきましょう。
またペットの同乗はほとんどの場合禁止ですが、一部ではゲージに入れておけば可とされているケースもあるため、もしペットを乗せたい場合にはペットの同乗が可能な車両があるか確認しておくと良いでしょう。
さらに、北海道や東北など雪の降る地域であれば、スタッドレスタイヤ付きの車を利用する必要があります。
カーシェアでは一般的にスタッドレスタイヤの利用はなく、路面が凍結するような地域でのみ利用できる場合が多いため、都内からウィンタースポーツに行く方などは注意が必要です。
4:利用開始までの期間を確認する
カーシェアサービスには、申し込みをして専用のICカードキーを発行してから利用開始になるものと、自分のICカードや免許証、スマホのアプリがあればすぐに利用開始できるものがあります。
もし、登録後すぐに利用したい場合は、カードキーの発行が不要のタイプのサービスを選びましょう。専用のICカードキーが必要だと、郵送されるまでに時間がかかったり発行所へ足を運ばなければならなかったりと、面倒な場合があるので注意が必要です。
カーシェアを利用する際の手順
カーシェアリングを利用する際の一般的な手順について、解説していきます。
初めに、サービスを提供している会社へ会員登録をします。
登録後は好きな時にスマホやパソコンからアクセス可能になるので、利用したい日にちと時間、車種を選んで予約します。予約した日時になったらステーションへ向かい、カードやスマホなどを使って車を解錠してエンジンキーを取り出し、エンジンをかけたら出発します。
使い終わったら、借りた場所のステーションへ戻りエンジンキーを元の場所へ置きます。この時必要に応じて、洗車や給油を済ませておきましょう。車から降りたら解錠した時と同じくカードやスマホで施錠し、終了です。
以上はあくまで一般的な利用手順なので、基本的には登録した会社の定めるルールや注意点を守りながら、安全に気をつけて利用しましょう。
カーシェアを比較して自分に合ったサービスを利用しよう
今回は、現代の新しいクルマの乗り方として注目されているカーシェアリングについて、13種類のサービスを比較しながら紹介してきました。
カーシェアサービスはマイカーやレンタカーよりも経済的で、都心部であればステーションも多く、近所に設置されている場合も多いので、便利で多くのメリットがあります。
日々の生活を少しでも便利に、そして楽しく移動するために自分のライフスタイルに合ったカーシェアサービスを見つけて、利用してみてはいかがでしょうか。