中学・高校時代、サッカー部はあってもフットサル部があった学校は少なかったと思います。
しかし大人になるにつれて、趣味としてサッカーよりフットサルをやる方が増えてきたのではないでしょうか。
(初心者の方が)フットサルをやる場合、道具を一式そろえる必要があります。
服は他の運動着でも代用できますが、靴だけは専用のシューズを用意しないといけません。
そこで、初心者だけど今からフットサルを始めようと思っている人必見!
絶対に外さない人気のフットサルシューズ情報をお届けします。
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そもそもフットサルシューズとは?選び方は?
そもそもフットサルシューズについての疑問として「サッカーシューズとの違いは?」「何を基準に選べばいいの?」等々あると思います。
まずはそんな疑問を解消していきましょう。
フットサルシューズとサッカーシューズの違い
フットサルとサッカーは、コートやゴール、ボールの大きさまで違います。それに合わせてシューズもそれぞれ適切な特徴をもったものに設計されています。
サッカーシューズは試合と練習の両方で使えるスパイクシューズと、練習のみしか使えないトレーニングシューズがあります。
フットサルシューズは練習も試合も同じものを使います。しかし、屋内用と屋外用があります。
名称 | 通称 | 練習用or試合用 | 使用できる場所 |
---|---|---|---|
フットサルシューズ | サルシュー | 練習〇 試合〇 | 屋内用と屋外用がある |
サッカーシューズ(スパイクシューズ) | スパイク | 練習〇 試合〇 | 土のグランド 天然芝グランド 人工芝グランド |
サッカーシューズ(トレーニングシューズ) | トレシュー | 練習〇 試合✖ | 土のグランド 人口芝グランド |
屋内用と屋外用がある
フットサルシューズは大きく分けて屋外用と屋内用の2種類あります。
屋内用フットサルシューズは体育館などのフラットな床で使用するインドアシューズです。特徴は靴底が飴色になっており、靴底の色が体育館の床に付着して汚さないようになっています。また靴底がフラットな床で滑りにくく、足裏でボールをコントロールしやすくなっています。屋外コートでのフットサルの際も使用可能です。
屋外用フットサルシューズは人工芝などのコートで使用するシューズです。特徴はインドアシューズとは異なり、靴底に凹凸がある点です。人工芝のコートでも滑りにくく、グリップ力を発揮して踏ん張りが利きやすいです。屋内の体育館などでは使用禁止されていますので注意してください。
また、サッカーのトレーニングシューズ(通称:トレシュー)も屋外でのフットサルで使用することはできます。サッカーのスパイクシューズ(通称:スパイク)はフットサルでは使用できないので注意が必要です。
競技 | 屋内(体育館) | 屋外(人工芝) |
---|---|---|
サッカー | - | スパイク(公式戦or練習) トレシュー(練習) |
フットサル | 屋内用フットサルシューズ | 屋外用フットサルシューズ トレシュー |
フットサルシューズを選ぶ基準
フットサルシューズを選ぶ基準は人によって異なります。
ここでは選ぶ際に特に注意すべきポイントを解説していきます。
デザイン
気に入ったデザインのシューズを選ぶことは大切です。フットサルシューズはカラーやデザインが豊富に揃えられており、様々なシューズの中から自分好みのデザインを選ぶことができます。
デザインの1つの要素として「メーカーのロゴ」が関係します。デザインに迷ったらまず、自分の気に入ったブランド・メーカーから選ぶのがいいでしょう。
履き心地
どんなに気に入ったデザインでも、靴としての最低限の機能である「履くこと」ができないと意味がありません。
動きやすいサイズ選びは、アッパー素材によって変わります。
アッパーの素材
アッパー素材とは、ボールを蹴ったりするところの素材のことです。
引用元:Kohei’s BLOG サッカースパイク情報ブログ
〈天然皮革〉
動物性の革を指します。最上級の皮がカンガルーレザーで、その次に牛革となっています。天然皮革(特にカンガルーレザー)は極上のフィット感がある反面、耐久性が人口皮革と比べると劣ってしまうという特徴があります。また、手入れなどの管理が大変で、価格も高いという点もあります。天然皮革は履けば履くほど足に馴染んでくるので、素足のような感覚でボールタッチしたい人にはおすすめです。
〈人口皮革〉
天然の革に似せて作られた人工素材の革です。価格が安く、水に強いうえに耐久性に優れています。人工的に合成繊維やポリウレタン樹脂などを組み合わせている硬めの素材となっています。最近では柔らかさと耐久性を兼ね備えた「マイクロファイバー」といわれる人工皮革も登場してきて人気の素材となっています。
動きやすいサイズ|足幅(横幅)
足幅は狭いと窮屈感を感じ、広いと脱げるような感覚になるので重要です。これは、アッパー素材の種類によって選び方が異なります。
◇アッパー素材が柔らかい天然皮革の場合
試着の段階で足幅がジャストサイズでも履いていくうちに馴染んでくれます。履き込んでいくうちに自分の足の形になってくれるので、試着で少し窮屈に感じても問題ありません。
◇アッパー素材が硬い人口皮革などの場合
足幅に多少余裕を持たせた方が良いでしょう。履き込んでも型崩れはしづらく、シューズに足が馴染まずフィット感が変わりません。試着の段階で窮屈だと感じたものを選んでしまうと、足に疲労を覚えた際に足幅が広がり、足幅とシューズがぶつかり炎症が起こる原因となってしまいます。
動きやすいサイズ|足幅(立幅)
フットサルシューズを履いた際、かかとに隙間をなくした状態でつま先とシューズの間に0.5mmほどの余裕をもたせましょう。ただし、ジャストサイズで履くのが好きな人など、好みによって調整してください。また足の指は5本動かせるかなども、窮屈かどうか測るためにやってみてください。フットサルのソックスは少し厚手にできているので、試着する時は厚手のソックスを履いていくかフットサルソックスを穿いてしましょう。
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【フットサルシューズ試着時の注意点】必ず紐を締めた状態でシューズと足幅を確認しよう。靴ひもを緩めた状態で試着すると、実際にプレーした時に足幅がタイトに感じてしまうよ。
メーカー
フットサルシューズを選ぶにあたって、最も重要なのがメーカーだと思います。
特にメーカーごとに異なるのは足幅です。足幅が合わなければ靴擦れの原因となり、せっかく買った靴が履けなくなっていしまいます。メーカー(またそのモデル)ごとで足幅は異なるので、自分の足に合ったメーカーを選ぶことをおすすめします。
上級者になると...
〈シューズの柔らかさ(屈曲性)〉
シューズ全体の柔らかさ(屈曲性)のある靴は足に沿うため、ボールがコントロールしやすくなります。力が入りやすくなり、より速く走れたり強く踏ん張りより強いシュートが打てたりします。
〈機能性のどこを重視するか(プレースタイル)〉
「軽さ重視」「屈曲性重視」「フィット感重視」「蹴りやすさ重視」など、メーカーやそのモデルによって力を注いでいる点が違います。自分のポジションやプレースタイルが決まっていれば、機能性を追及するのも良いでしょう。
人気のフットサルシューズメーカー7選
デザインや機能性など、メーカーごとにそれぞれ特徴があります。
ここからは、メーカーごとの特徴を踏まえ、7つのフットサルシューズメーカーの人気モデルを紹介いたします。
1. MIZUNO(ミズノ)
引用元:ミズノ公式サイト
ミズノは日本発祥のスポーツメーカーで、日本人の足にフィットしやすいのはもちろんのこと、屈曲性に優れているという特徴があります。
足幅は「標準~やや広の人向け」で、多様なサイズを販売しています。
【特徴①】履き心地抜群
ミズノのフットサルシューズは柔軟性や素足感覚に優れ、履き心地が良く、動きやすいのが特徴です。そのため、フットワークを軽くして、軽快にコートを走り回りたい方にはおすすめのメーカーです。
ミズノのシューズの皮はとても柔らかく、フィット感に優れているモデルが数多くあります。
また、日本人の足に合ったシューズを数多くラインナップしているので、初心者でも安心です。
履き心地を重視し、シンプルなデザインが好きな方はミズノのフットサルシューズをおすすめします。
【特徴②】 極上のフィット感
フィット性に優れていればシューズ本来の性能を発揮することができます。激しい運動をしてもズレてしまったり、脱げてしまうことを防ぐことが可能です。
また、足が疲れてしまうことも予防することができます。
【特徴3】シンプルかつお洒落なデザイン性
ミズノが販売しているフットサルシューズはデザイン性に優れている特徴もあり、お洒落に決めたい人におすすめのデザインです。シンプルなデザインからお洒落なデザインまで幅広いデザインを取り扱っていることもあり、好みのデザインのフットサルシューズを購入することが可能です。
フットサルシューズのデザインはモチベーションを上げる効果も期待できるため、好みのデザインを選びましょう。
2. ASICS(アシックス)
引用元:アシックス公式サイト
国内のスポーツメーカー「アシックス」は、日本人の体型に合ったスポーツ用品で知られています。アシックスのフットサルシューズは、足に馴染みやすく高い精度のプレイも可能にしてくれます。初心者からプロまで幅広く愛用されています。
【特徴①】日本人の足の形に合いやすい
アシックスDSライトシリーズは、日本人の足に多いワイドモデルが多く発表されています。足がジャストフィットすることにより、靴の中で足が滑りにくくなり、より高いパフォーマンスを披露することができます。
【特徴②】進化した素足感
靴底とかかと部周囲に搭載したヒールカウンター(樹脂製補強具)を一体成型にし、アッパー(甲被)に足沿いが良く保形性の高い素材を採用することでフィット感を高めています。
【特徴➂】より高いフィット感
靴底とミッドソール(甲被と靴底の間の中間クッション材)の素材を薄くすることで軽量化を図り、屈曲性も向上させました。これらにより、素足のような感覚でやわらかく繊細なボールタッチや、素早いドリブルや切り返し、ターンを可能とします。
3. adidas(アディダス)
引用元:アディダス公式サイト
アディダスは世界的に有名なドイツのスポーツメーカーです。海外スポーツメーカーですが、日本人の足にフィットするシューズを提供しています。軽量で履き心地が良く、デザイン性の良さでも人気があります。またコストパフォーマンスの高いシューズが多く、初めの一足としてもおすすめです。
【特徴①】ネオジャパニーズマイクロフィット
アディダスのフットサルシューズが他のメーカーと違う点は、アディダス独自開発のネオジャパニーズマイクロフィットを搭載している点にあります。
これは2000人にも及ぶ日本人サッカープレイヤーの足のデータに基づいて作った足型のことで、このネオジャパニーズマイクロフィットを靴に搭載することでブレないかかと、立体形状で土踏まずをサポート、つま先の自由な動き、足の成長をサポートなど、足裏の発達を妨げず足全体に圧力が分散し、疲れにくくしっかり踏ん張ることでパフォーマンスの向上にもつながります。
【特徴②】優れたデザイン性
アディダスのフットサルシューズはシャープでスタイリッシュな優れたデザイン性が特徴です。バルセロナで活躍するメッシをはじめとする数多くの世界的プレイヤーが愛用しています。
【特徴➂】有名シリーズ「プレデター」
フットサルシューズとしても人気のシリーズのプレデターについて説明します。
プレデターの主な特徴はそのフィット感にあります。キックやトラップ、ドリブルなどのボールコントロールにおいてシューズと足のフィット感は非常に大切で繊細さが要求されますが、プレデターはその要求を十分満たしてくれます。また、そんな性能だけでなく、一目でアディダスだとわかるスリーストライプがとてもお洒落でモチベーションも上げてくれます。長時間プレイしていると足に負担がかかりますが、サイズに余裕を持たせることで足への負担を軽減し、実力を持続して発揮できます。
4. NIKE(ナイキ)
引用元:NIKE公式サイト
海外のプロサッカー選手が使用していることでも知られる「ナイキ」は、デザイン性と機能性を兼ね備えた、フットサル用シューズが特徴です。なお、ナイキは欧米向けのシューズが多いため、足幅がフィットするかをチェックして購入しましょう。
【特徴①】お洒落なデザイン
ナイキのフットサルシューズ最大の特徴はおしゃれなデザインです。種類が豊富でまずはビジュアルから入る人にはおすすめです。
【特徴②】女性人気もある
ナイキのフットサルシューズはデザイン性が高いことから、フットサルシューズとしてではなく普段使いのシューズとしても活用できるのが魅力です。男性からだけでなく、女性からも根強い人気を集めているのが特徴です。
【特徴➂】機能性もハイレベル
ナイキのフットサルシューズはデザインだけでなく機能性も充実しています。トレーニングシューズにハイカットモデルが多く登場するのも特徴です。
5. ATHLETA(アスレタ)
引用元:ATHLETA公式サイト
アスレタのフットサルシューズの販売は2016年からと新しいですが、アスレタのデザインとカラーがシューズにもしっかり反映されています。
【特徴①】ブラジル発祥ブランド
アスレタはサッカーの本場であるブラジル発祥のブランドで、ブラジルらしいお洒落なデザインが特徴の人気メーカーです。シューズだけでなく、ウェアなどの用品も多く展開しています。
【特徴②】個性的なデザイン
アスレタといえば3つの星が印象的なロゴと、ブラジル特産のコーヒー豆を模したマーク(CAFE’ DO BRASIL)が特徴的です。様々な種類のフットサルシューズが展開している中で、他人とは被りたくないという個性的なデザインが好みの方におすすめです。
【特徴➂】プロフットサルチームのオフィシャルブランド
Fリーグ(プロフットサルリーグ)のペスカドーレ町田、デウソン神戸などの日本のプロチームのオフィシャルブランドとしても有名です。
6. PENALTY(ペナルティ)
引用元:PENALTY公式サイト
PENALTYは1970年ブラジル・サンパウロで誕生しました。 以来、1992年、1993年トヨタカップで二度の世界王者になったサンパウロF.C.や、1995年コパ・リベルタドーレスを制したグレミオなど数々の名門チームのオフィシャルサプライヤーとして南米No.1フットボールブランドに成長しました。
フットサルでも1979年から21年間、世界選手権で5度の優勝を誇るCBFSブラジル代表サプライヤーを歴任し、逸早く世界にフットサルギアを広めたパイオニアブランドです。
【特徴①】ブラジルでは超有名なブランド
ブラジルでは、サッカー・フットサルともに超有名なブランドの『ペナルティ』。足裏のソールが薄く、シューズの幅が細かいデザインで走りやすいのが特徴です。
【特徴②】スピード重視
ソールが薄いためボールを足裏で扱いやすくなります。ただ、逆にパワーやテクニック系には特化していません。スピードを重視したい人におすすめのブランドです。
【特徴➂】機能面の更なるこだわり
独自開発の新型アウトソールとシンクロしたアナトミカル3Dインソールが、足とのフィット感と足裏間を向上させ、機能面のこだわりもさすがです。
7. Desporte(デスポルチ)
デスポルチは、シューズの「足裏感」を重視した先駆け的ブランドでもあります。「リオ」「カンピーナス」「サンルイス」などシューズのモデル名に、ブラジルの都市名が付けられている点にもこだわり を感じます。クッション性よりも軽量性やグリップ性を追求したモデルが多い中で、初心者というよりも、ある程度経験を積んだトッププレイヤーやセミプロ選手におすすめのフットサルシューズを多数展開しています。
【特徴①】人気の国内ブランド
Desporte(デスポルチ)とは、2003年に誕生したサッカー・フットサルブランドです。元々ドリブルジャパンというブランドにより作られた日本ブランドで、日本人の足にあったシューズを開発し続けています。
【特徴②】素足のような感覚
他のブランドのフットサルシューズに比べて、デスポルチのフットサルシューズは軽いのが特徴です。「今裸足なの?」というくらい足が軽く、素足感があります。
【特徴➂】日本人の足にフィット
国内ブランドということもあり、日本人の足に合うように設計されているため、履き心地抜群のフィット感があります。どのモデルもフィット感に優れていて、蹴り心地も抜群です。
自分好みのフットサルシューズを見つけよう!
いかがでしたか?お気に入りのフットサルシューズは見つかりましたか?
まずはデザインが気に入ったものでいいと思います。でも、足が痛くなるとせっかくのデザインも台無しになってしまいます。天然の革なら足になじみますが、人工だと中々そうはいきません。デザインと履き心地をしっかり踏まえて選ぶようにしましょう。
いくつか気に入ったものがあり、その中で迷ってしまう人もいるかとは思います。最終的には、フィーリングで自分の相棒となるシューズを購入することをおすすめします。