グローバル化が進み、日本の企業でも多くの海外の方が働いています。
また、日本人でも海外で仕事をするなど海外の方とやり取りすることが増えています。
ただ、「英会話に自信がない」という方も多いと思います。しかし、ビジネス英語には定番のフレーズがあり、単語自体は難しいものではありません。
この記事では、ビジネス英語の定番フレーズをシーン別に紹介していきます。
目次[ 表示 ]
- ビジネス英語と日常英語の違いは?
- ビジネス英語とは
- 日常英語との具体的な違いは?
- ビジネス英語のレベルってどのくらい?
- 「挨拶・自己紹介」で使用するビジネス英語の定番フレーズ
- 挨拶の定番フレーズ
- 自己紹介の定番フレーズ
- 「メールや電話」で使用するビジネス英語の定番フレーズ
- メールで使える定番フレーズ
- 電話で使える定番フレーズ
- 「会議」で使用するビジネス英語の定番フレーズ
- 意見に反対するときのフレーズ
- 自分の意見を述べるときのフレーズ
- 話し聞き取れず聞き返すときのフレーズ
- その他に会議で使えるフレーズ
- 「社員との会話」で使用するビジネス英語の定番フレーズ
- 何かを依頼するときのフレーズ
- 質問するときのフレーズ
- 提案するときのフレーズ
- 社員の人を敬う/褒めるときのフレーズ
- 急ぎの対応が必要になったときのフレーズ
- 「感謝・謝罪をする」時に使用するビジネス英語の定番フレーズ
- 感謝したいときの定番フレーズ
- 謝罪したいときの定番フレーズ
- ビジネス英語で知っておきたい単語表
ビジネス英語と日常英語の違いは?
ビジネス英語とは
日本語にも尊敬語や丁寧語などが存在するように、英語にも丁寧な言い回しやビジネス英語があります。ビジネス英語の場合、誤解を生まないように注意して会話することが必要です。簡潔に分かりやすく伝えられるように、定番フレーズが存在します。
日常英語との具体的な違いは?
前述した通り、ビジネス英語は定番のフレーズを使うことが多く、それぞれの場面の定番フレーズを覚えていくことで、会話やコミュニケーションが円滑になり、仕事がスムーズに回ります。日常会話では、カジュアルなフレーズがありますが、ビジネス英語では定番フレーズを覚えることが大切になります。
例えば、何か頼みごとをする時に
日常会話:Can you~?(〜してくれる?)
ビジネス英語:Do you think you could possibly~?(~していただけますか?)
このように日常会話とビジネス英語では言い回しが変わるので、定番フレーズを覚えておく必要があります。
ビジネス英語のレベルってどのくらい?
ビジネスで使用する英語は仕事の要件を的確かつ迅速に伝えられるレベルで、必ずしも完璧な文法が求められるというわけではありません。そのため、言葉(単語)選びや決まったフレーズを用いて説明する能力があれば、ビジネス英語レベルと言えるでしょう。
例えば、「会議の議事録の内容を理解できる」「仕事内容の説明ができる」などであればTOEIC700〜800点台、必要な語彙数は4,000〜5,000程度と言われています。
「挨拶・自己紹介」で使用するビジネス英語の定番フレーズ
ここからは実際に使用されるビジネス英語の定番フレーズを紹介していきます。
まずは、「挨拶」と「自己紹介」で使える定番フレーズです。
挨拶の定番フレーズ
挨拶は国内・国外関係なく大切な習慣です。しっかり覚えて挨拶をしましょう。
・Hello, How are you.
⇒お疲れ様です。(出勤時の最初の挨拶)
・You must be tired.
⇒お疲れになったでしょう。
・I appreciate your constant support.
⇒お世話になっております。
・I would appreciate your understanding.
⇒ご理解頂けると幸いです。(宜しくお願い致します。)
・Thank you for your time.
⇒お時間頂きありがとうございます。
・It was nice meeting you.
⇒お会いできて光栄です。
・How have you been?
⇒お久しぶりです。(どうされていましたか?)
自己紹介の定番フレーズ
社内向けの自己紹介の定番フレーズは、相手が知りたがっている情報を的確に伝えることが大切です。
社内向けの自己紹介フレーズ
・Hi, I am Ryosuke from the Marketing Department.
⇒こんにちは、私はマーケティング部のりょうすけです。
・Hi, I am Ryosuke who is in the Accounting Division.
⇒私は、会計担当のりょうすけです。
・I’m looking forward to having good discussion with you.
⇒あなたといい話し合い(議論)ができるのを楽しみにしています。
・I’m excited to work with all of you.
⇒皆さんと仕事ができるのを楽しみしています。
社外向け自己紹介フレーズ
社外向けの自己紹介は、日本と同様に会社名と名前を名乗ります。そして、相手と会えることに対しての気持ちを述べます。
・Hi, I am Ryosuke from Mola Corporation.
⇒こんにちは、モーラ社のりょうすけです。
・ I am Ryosuke in charge of the Search Engine Marketing.
⇒私は検索エンジンマーケティング担当のりょうすけです。
・ I’m pleased to meet you
⇒あなたにお会いできて光栄です。
・My name is Ryosuke. Please call me Ryo.
⇒私はりょうすけです。りょうと呼んでください。
「メールや電話」で使用するビジネス英語の定番フレーズ
このカテゴリーではメールや電話で使用するビジネス英語の定番フレーズを紹介していきます。
メールで使える定番フレーズ
まずは、メールで使える定番フレーズを紹介していきます。
・ Dear Mr.White
⇒ホワイト様
・ Dear Sir/Madam,(To whom it may concernでも可)
⇒ご担当者様
・ The reason I am writing this mail to you ~
⇒〜させて頂きたく、メール致しました。
・ I apologize for my frequent contacts.
⇒度々のご連絡失礼致します。
・ Please see the attached file.
⇒添付ファイルをご参照ください。
・ We always appreciate your business.
⇒いつもお世話になっております/いつも取引頂きありがとうございます。
・Thanks for your quick response.
⇒迅速に返信頂きありがとうございます。
・ Thank you for the other day.
⇒先日はありがとうございました。
・ Thank you for your cooperation.
⇒ご協力頂きありがとうございます。
・Thanks for your understanding.
⇒ご理解頂きありがとうございます。
・Sincerely,
⇒敬具
電話で使える定番フレーズ
次に、電話で使える定番フレーズを紹介していきます。
電話を受けるときの定番フレーズ
・Hi, This is Mola,Ryosuke speaking. How can I help you?
⇒こんにちは。モーラ社のりょうすけです。どのようなご用件でしょうか?
・May I have your name, please?
⇒どちら様ですか?
・ Please hold on.
⇒お待ちください。
・ Unfortunately, He/She is away from his seat.
⇒残念ながら、彼/彼女は席を外しております。
・ Should I have him call you back?
⇒折り返し電話させましょうか?
電話をかけるときの定番フレーズ
・Hello, this is Ryosuke from Mola.
⇒もしもし、モーラのりょうすけです。
・May I speak to Mr.White, please?
⇒ホワイトに繋げて頂けますか?
・I’m calling about ~.
⇒〜の件でお電話差し上げました。
・Can I leave a message for Mr.White?
⇒ホワイトさんに伝言をお願いしてもよろしいでしょうか?
「会議」で使用するビジネス英語の定番フレーズ
次に、会議で使えるビジネス英語の定番フレーズを「自分の意見を述べるとき」などの具体的なシーンに合わせて紹介していきます。
意見に賛成するときのフレーズ
・That sounds good.
⇒いいですね。
・I completely agree with〜
⇒〜に強く賛成します。
・I totally agree with〜
⇒〜に共感します。
意見に反対するときのフレーズ
・I can’t agree with that.
⇒賛成できません。
・I see your point, but ~
⇒あなたのおっしゃることはわかりますが~
・Excuse me, but I have a concern.
⇒失礼ですが、私には懸念があります。
自分の意見を述べるときのフレーズ
・In my opinion,〜
⇒私の意見は~
・To be honest,〜
⇒正直に言うと〜です。
話し聞き取れず聞き返すときのフレーズ
・I’m sorry, I couldn’t catch that
⇒すみません。聞き取れませんでした。
・Could you say that again for me?
⇒もう一度言っていただけませんか?
その他に会議で使えるフレーズ
・Why don’t we open the meeting?
⇒会議を始めましょうか。
・Shall we run through the agenda for today’s meeting?
⇒本日の会議の議題を確認していきましょう。
・Shall we run through the agenda for today’s meeting?
⇒本題に戻りましょうか。
・We had a productive meeting today.
⇒本日は素晴らしい/実りの多い会議でした。
・I would like to hear your opinion.
⇒あなたの意見をお聞かせください。
・What can we offer you?
⇒どのような条件をご希望ですか?
「社員との会話」で使用するビジネス英語の定番フレーズ
会社で働いていると社員同士とのコミュニケーションが必須になります。
そこで、社員との会話で使えるビジネス英語の定番フレーズを紹介していきます。
何かを依頼するときのフレーズ
・It would be great if ~
⇒〜して頂けたら、嬉しいです。
・Do you think you could possibly~?
⇒〜して頂くことは可能でしょうか?
・Could you give us some feedback?
⇒ご意見伺ってもよろしいでしょうか?
・Can you do me a favor?
⇒お願いがあるのですが…(社内向け)
質問するときのフレーズ
・Excuse me, but~
⇒恐れ入りますが~
・May I ask you about ~ ?
⇒〜についてお聞きしてもいいでしょうか?
・I would appreciate it if you could answer.
⇒質問にお答えいただけると幸いです。
・I have a little concern, but~
⇒私は少し懸念事項があるのですか~
提案するときのフレーズ
・I have a suggestion.
⇒私に提案があります。
・Couldn’t it be better if ~
⇒〜の方が良くありませんか?
・May I offer you a suggestion?
⇒ご提案させていただいてもよろしいでしょうか?
社員の人を敬う/褒めるときのフレーズ
・I’m glad you are on this team.
⇒あなたがこのチームにいてくれて私は嬉しいです。
・ I learned so much from your presentation.
⇒私はあなたのプレゼンから多くのことを学びました。
・I am impressed with how you proceeded with your business.
⇒私はあなたの業務の進め方に感心しました。
・Keep up the great work.
⇒この調子で頑張ってください。
急ぎの対応が必要になったときのフレーズ
・I’m sorry, but I’m in a hurry.
⇒すみません。今急いでいるので…
・There is an urgent(important) issue which need your attention.
⇒あなたに伝えたい急ぎ(重要)の問題/案件があります。
・Could you hurry? I don’t have much time.
⇒急いで頂けますか?あまり時間がないので…
「感謝・謝罪をする」時に使用するビジネス英語の定番フレーズ
日々、働く中で相手に感謝する場面や謝罪する場面があると思います。
そこで、感謝・謝罪する際の定番フレーズを紹介していきます。
感謝したいときの定番フレーズ
・Thank you for~
⇒〜してくれてありがとうございます。
・It is much appreciated.
⇒大変感謝しています。
・I cannot thank you enough.
⇒あなたには感謝してもしきれません。
謝罪したいときの定番フレーズ
・I am sorry about ~
⇒〜に関して申し訳ありませんでした。
・I shouldn’t have done it to you.
⇒あなたにそんなことをするべきではありませんでした。
・We regret to inform you that~
⇒申し訳ございませんが〜
ビジネス英語で知っておきたい単語表
ビジネス英語を使う上で知っておきたい英単語をまとめてみました。
英単語 | 意味 | 英単語 | 意味 |
---|---|---|---|
Sales Department | 営業部 | profit | 利益・利潤 |
Production Department | 商品開発部 | task | 仕事や任務 |
Customer Service Department | 顧客サービス部 | trade | 売買・貿易 |
Legal Department | 法務部 | estimate | 見積もり・推定 |
Public Relations Department | 広報部 | fee | 謝礼・手数料 |
accountant | 会計士 | fund | 資金 |
judicial scrivener | 司法書士 | interview | 面接・会見 |
public servant | 公務員 | deal | 契約・取引 |
General Manager | 本部長 | department | 会社などの部門・学部・省 |
Sales Manager | 営業部長 | campaign | 販売促進などの組織的な運動 |
Section Manager | 課長 | Backfill | 後継者 |
agency | 広告・保険などの代理店。政府などの機関(庁・局) | Blue-sky thinking | 非常に独創的で想像力のあるアイディア |
agent | 企業・商品などの代理店。代理人 | Heads up | 注意を促す |
announcement | 発表・告知 | Reach out | 他企業とコミュニケーション・連絡を取ること |
appointment | 訪問などの予約。任命。 | Punt | 計画を放棄、優先順位を下げる |
background | 経歴や学歴 | Over the wall | 顧客に重要な情報を送ること |
budget | 予算 | Bleeding edge | 革新的な商品やサービス |
commercial | 広告放送(テレビやラジオ) | Key takeaways | プレゼンや会議で重要なポイントを示す |
contract | 契約 | Silver bullet | 課題に対する効果的な解決策 |
post | 地位・役職 | Core competency | 個人のスキルや専門分野 |
定番フレーズを覚えて、ビジネス英語を使いこなそう!
ビジネス英語でよく使用される定番フレーズをシーン別に紹介してきましたが、いかがでしたか?
ビジネス英語は一見難しそうですが、ある程度定番フレーズがあるので、ポイントを押さえて使いこなしましょう!