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一人暮らしいくらかかる?費用・家賃のことなど徹底解説!

相場生活費一人暮らし引っ越し家電家具家賃

2021/10/01

毎年春が近くなると引っ越しシーズンになります。学生や新社会人など、新しい環境になるときに一人暮らしを始めますよね。そこで「一人暮らしっていくらかかるの?」という疑問があると思います。今回は一人暮らしにかかる費用など徹底解説していこうと思います。

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一人暮らしにかかる費用は入居・引っ越し・家電家具・生活費から

一人暮らしにかかる費用は大きく分けて4つに分かれます。1つ目はこれから住むための家にかかる初期(入居)費用です。2つ目は住む場所に荷物を持っていくための引っ越し費用です。3つ目は住むために必要な家電・家具があります。最後に4つ目の生活するために必要な生活費です。

この4つを詳しく分けて徹底解説していきます。

一人暮らしに必要な初期(入居)費用は○○万円!

soう初期費用は家賃相場に大きく左右されます。例えば人口が日本1多く1千万人以上いる東京都と人口が日本1少ない50万人程の鳥取県だけでも家賃は大きく変わります。

そこでまずは家賃の相場を見ていきましょう。

家賃相場はどれくらい?地方別にご紹介

家賃によって費用は変わるので一概に東京基準では意味がありません。なのでこの記事では地方に分けてご紹介いたします。流石に全国47都道府県だと差がない県など出てきますので、地方に分けることでその地方の相場がなんとなく分かるのではないでしょうか。

※以下の家賃相場はSUUMOから引用しており、一番高い家賃の場所(駅周辺も含む)と一番安い家賃の相場で記載しています。また、家賃はワンルーム料金で記載してます。

【北海道地方】北海道

一番高い家賃相場一番安い家賃相場
北海道大通:5.7万円3.2万円

【東北地方】宮城県

一番高い家賃相場一番安い家賃相場
宮城県広瀬通:6.7万円4.2万円

【関東地方】東京都

一番高い家賃相場一番安い家賃相場
東京都港区:12.9万円4.3万円

【甲信越・北陸地方】長野県

一番高い家賃相場一番安い家賃相場
長野県松本市:5.8万円3.4万円

【東海地方】愛知県

一番高い家賃相場一番安い家賃相場
愛知県名古屋市東区:7.2万円3.8万円

【関西地方】大阪府

一番高い家賃相場一番安い家賃相場
大阪府江坂:7.0万円3.2万円

【中国地方】広島県

一番高い家賃相場一番安い家賃相場
広島県広島駅:6.2万円3.6万円

【四国地方】徳島県

一番高い家賃相場一番安い家賃相場
徳島県吉野川市:4.6万円3.7万円

【九州地方】福岡県

一番高い家賃相場一番安い家賃相場
福岡県博多駅:5.8万円3.2万円

以上見ていく中で自分の住んでいる地方の都道府県の家賃相場を参考にしてみてください!

一人暮らしにかかる初期(入居)費用の内訳と詳細を解説

自分の住む地方の家賃相場がわかったところで本題の初期費用の内訳と詳細について解説していきます。

敷金

敷金とは簡単にいうと契約中に大家さんが入居者から預かるお金です。家を借りる際に家賃滞納や部屋を傷付けたときの修繕などに使われるお金です。しっかり家賃も払い綺麗に部屋を使えば退去したときお金が戻ってきます。

敷金の相場は、家賃の1ヶ月~2ヶ月が普通です。もちろん敷金無の賃貸も存在します。

礼金

礼金とは簡単にいうと「大家さん家貸してくれてありがとう」というただのお礼の支払です。礼金は敷金とは違い払うと自分の元に戻ってきません。ほぼ募金みたいなものです。

礼金の相場は敷金同様、家賃1ヶ月くらいが普通です。もちろん礼金無の賃貸も存在します。

仲介手数料

仲介手数料とはお部屋探しをしてくれた不動産会社さんへの対価として払う費用です。貸してくれる大家さんと直接やりとりすれば発生はしませんが、基本不動産会社を通すため仲介手数料は発生します。

家賃の1ヶ月分程度が目安です。

前家賃/前管理費

前家賃と前管理費というのは、賃貸契約の際にあらかじめ翌月分の家賃を支払うことです。敷金・礼金などの諸費用とともに、翌月分の家賃や管理費も支払うのが一般的です。

日割家賃/日割管理費

日割り家賃や日割り管理費が発生するのは入居時の日にちによって変わります。家賃は1日からの1ヶ月で支払いをしていますが、都合よく1日に入居できることはあまりありません。例えば月末の20日に入居したとして30日までの11日間を家賃から割った日割りで支払うことが多いです。

保証会社の利用料

ここでの保証というのは連帯保証のことです。家を借りるということは保証人が必要になる場合があるので、特に都内だと保証会社の加入が必須だったりすることもあります。

鍵の交換費用

鍵の交換費用とは鍵を付け替えるために払う費用です。鍵の付け替えを行わないと前の家に住んでいた人がいつでも出入りできる状態になってしまいます。そのため鍵の付け替えをして防犯に備えます。相場は1万程度です。

室内消毒料

室内消毒料は強制ではありませんが、契約の時にほとんど入れられています。室内消毒の目的は、害虫駆除、消毒殺菌や消臭除菌です。一般的には1~2万円かかるのですが、実際にかかった消毒費用は不動産のポケットに入るので自分でやれる人は契約から外せるか交渉してみましょう。

サポート料金

サポート料金とは、賃貸物件に対して行われています。24時間サポートで水回りや電気・ガスなどのサポートや、鍵をなくした場合解錠など多くのサポートをしてくれます。会社によって料金は様々ですが、こちらのサポートも強制ではなく任意です。

火災保険料

火災保険料とは火災や水漏れ、地震などで建物や部屋が被害を受けた場合に備える保険です。目安は1~2万円程度です。

一人暮らしにかかる初期(入居)費用はこれくらい!

初期費用の内訳がわかったところで全部含めた値段をみていきましょう。

料金の目安家賃5万円の相場家賃6万円の相場家賃7万円の相場
敷金家賃1.2ヶ月5万~10万円6万~12万円7万~14万円
礼金家賃1ヶ月5万円6万円7万円
仲介手数料家賃0.5ヶ月2.5万円3万円3.5万円
前家賃家賃1ヶ月分5万円6万円7万円
日割り家賃入居日による```` ``
管理費家賃の5%~10%2,500~5,000円3,000~6,000円3,500~7,000円
賃貸保証料家賃の50%~100%2.5万~5万円3万~6万円3.5万~7万円
鍵交換費用2~3万円
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火災保険料2万円
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消毒料1~2万円
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総額
25万~35万円30万円~40万円 35万円~45万円

全国的な家賃相場から家賃5万円~7万円台の総額を記載しました。大体家賃の5ヶ月分と覚えておくと初期費用がわかりますね!

初期費用だけで家賃5ヶ月分もかかってしまうのは、気軽に一人暮らしはできませんねwしっかり計画を立ててお金を用意しましょう。

一人暮らしに必要な家具家電・引っ越しは〇万円!

一人暮らしに必要な引っ越し・家具家電の値段をみていきましょう。これから一人暮らしをしたいと思っている方は、入居の際にに必ずと言っていいほど必要なものなので相場くらいは覚えておきましょう。

一人暮らしに必要な家具・家電の種類はコレ!

一般的な一人暮らしの家具の種類

・ベッド、寝具
・テーブル
・デスク&チェア
・ソファ
・収納家具
・カーテン
・カーペット・ラグ など

以上が一般的な一人暮らしの家具の種類です。人によっては必要なもの不必要なものは違いますので、自分が必要なものを揃えましょう。

一般的な一人暮らしの家電の種類

・冷蔵庫
・洗濯機
・テレビ
・炊飯器
・電子レンジ
・電子ケトル
・照明
・掃除機
・身だしなみの家電(ドライヤーなど)
・パソコン

以上が一般的な一人暮らしの家電の種類です。こちらも家具同様人によって異なるので自分が必要なものを揃えましょう。

一人暮らしに必要な家具・家電費用はこれくらい!

家具と家電の必要な種類がわかったところで相場をみていきましょう。

家具の相場

家具相場
ベッド2万~3万円
テーブル5,000円~1万円
ソファ・椅子5,000円~1万円
収納5,000円~1万円
カーテン4,000円~1万円
カーペット・ラグ3,000円~9,000円
総額4万2,000円~6万9,000円

家電の相場

家電相場
洗濯機2万~3万円
冷蔵庫2万~3万円
電子レンジ1万円
炊飯器1万~1万5,000円
テレビ2万~3万円
掃除機1万~2万円
ドライヤー3,000円~1万円
照明5,000円~1万円
総額9万8,000円~13万5,000円

以上が家具と家電の相場です。人によっては必要なもの不必要なものは変わるので総額から減るかもしれませんし、多くなるかもしれません。

単純計算だけでも合わせて15万円近くかかることは覚えておきましょう。

一人暮らしに必要な引っ越し費用はこれくらい!

元の家から新しい家にものを運ぶのに引っ越し業者を利用するのは必要不可欠ですね。自分の車で運ぶとか家族を引っ越しに手伝ってもらう場合は例外ですが、ほとんどの人は引っ越し業者を利用するでしょう。

引っ越し業者も距離や時期によって値段が変わってきます。引っ越し時期を忙しい3月~4月として以下のような値段となります。

距離値段
15km以内(市区町村内)平均54,000円
50km以内(都道府県内)平均59,000円
100km以内(同一地方内)平均69,000円
200km以内(近隣地方)平均102,000円
300km以内(遠距離地方)平均131,000円

引越し侍のシミュレーションより

新生活の学生や社会の人はどうしてもこの時期に引っ越しになってしまいます。もし繁忙期をずらせるのであればもう少し値段は安く済ませることが出来ます。

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一人暮らしに必要な生活費は○万円!

一人暮らしに必要な生活費は様々なものから影響されます。まずはかかる費用よりも生活費にかかるものは何かみていきましょう。

一人暮らし必要な生活費の内訳と詳細を解説

一人暮らしに必要な生活費の大まかな内訳は以下の通りです。

食費

食費は自炊だけでなく、外食やおかしなど食事に関わるもの全てが含まれます。これまで実家暮らしの人で家に帰ればご飯を作ってくれる親御さんがいた人からすると一人暮らしの環境に変わった外食やコンビニ弁当惣菜などが増え、毎日自炊する人と比べると支出額が大きくなります。このように月の食費は変動費が大きい部類とされるため節約はしやすいです。

家賃

家賃は毎月かかる賃貸のマンションや家の費用です。他にも駐車場代や管理費も含まれます。家賃は先程の食費とは違い毎月かかる固定費なので特に社会人の方は契約の際に、収入の3割が家賃代と考えて契約しましょう。

水道光熱費

水道光熱費は主に上下水道と電気ガスなどの光熱費の使用料のことをいいます。無駄に電気や水を使いすぎると請求額が増えるため痛手の出費となるときがあります。近年電力などの自由化が進んだため自分で安いところを比較して契約することもおすすめです。

日用品費用

日用品は、毎日生活する上で必要な紙類(ティッシュ・トイレットペーパー等)や洗剤、シャンプーなどの消耗品から、雑貨などが含まれています。生活する中で意外と必要なものが多くなるため出費が多くなったりします。一人暮らしをするのであれば自制して心掛けることも今以上に必要になってきます。

通信費

通信費は主に誰もが使用するスマートフォンの通信費用やWi-Fi(インターネット)の通信費用のことをいいます。近年格安SIMなどが増えたため自分で支払う人は乗り換えたりするなど固定費を抑えることができます。

その他

上記以外にも、主に「人との交際費」「医療費」「交通費」「娯楽費」などがあります。特に人との交際費は大学生にありがちな傾向で飲み会などです。意外と出費が多く一人暮らしの人にとっては痛手となるためしっかりと計算してみましょう。

一人暮らしにかかる生活の費用はこれくらい!

生活費の内訳を理解したところで生活費はどれくらいかかるのでしょうか。

厚生労働省の2021年の4月~6月の調査によると、一人暮らしの生活費の平均額は153,298円です。それぞれの内訳は以下の通りです。

※単身で平均年収は426万円です。

生活費153,298円の内訳
食費約37,644円
家賃※₁場所によって異なる
水道光熱費約10,911円
日用品費用約5,943円
通信費約7,196円
交通費約2,624円
医療費約7,462円
教養娯楽約17,401円
その他支出約27,154円

※₁上記の表が全国の平均です。つまり関東特に東京中心にみると家賃は跳ね上がるため一人暮らしの生活費額は更にプラス3~5万円と考えてください。

また、人によって家賃など変わったり年収は様々なので参考程度にしてみてください!

以上のことから出費を抑えるためにどこを抑えればいいのかなんとなくわかったと思います。一人暮らしはお金がかかり大変ですが、その分自立に一歩近づけるのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

わや

広島出身の「わや」です。 主に、ビジネス・デジタル・お金のジャンルを書いてます。 ガジェットとビジネス本を読むのが大好きです。 スタバ店員とプログラミングの先生の経験あり! 皆様が楽しめる記事をお届けします!

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